2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第2回目のご報告です。

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AM7:30、気温:23℃、天気:晴れ

 山も本格的な夏に向けて、次第に緑が濃くなり活性化しているように見えます。

 

 

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今のこの時期の「クヌギ」の葉の様子。
このようにクヌギの葉も大きくなり、青々としてきましたが、まだ少し柔らかそうでみずみずしい印象を受けます。

 

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こちらは「ハルニレ」の葉。
今の時点のクヌギの葉よりはしっかりしていて、硬そうな印象を受けます。

この「クヌギ」「ハルニレ」は私のフィールドではクワガタ、カブトムシが集まるNo.1、2を争う木です。

 

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幾重にも枝分かれしたハルニレの木。

この木をパッと見て、ある箇所に注目しました!

どこだかお分かりになられますか?

 

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そうです、左上のこの枝別れしている所にウロ(穴)が開いています。
しかし遠すぎて肉眼では虫がいるかどうかを確認出来ません。

 

そんな時は、デジカメのズーム機能を利用します。

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上記画像より更にズームアップ。
ここまでズームアップして、初めてウロの中にクワガタらしき姿を捉える事が出来ました。

 

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更にズームアップ!

これくらいになると、中のクワガタの種類も分かりました。
ズバリ、「コクワガタの♂」ですね。

 

実はこのハルニレの木。向かって崖の方に伸びているので、近づくことが出来ない状況にあります。

デジカメのズーム機能で見て初めてクワガタの姿を確認出来ましたが、採集は不可能でした。

 

このように、ルッキング採集では、肉眼だけでは発見が難しい場合もあります。
そういった場合は「双眼鏡」「デジカメのズーム機能」を利用して、そこに虫がいるかどうかを確認出来る事が出来るので、利用すると便利です。

 

 少し場所を移動して、

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結構大き目のハルニレのウロ(穴)。

 

このウロ(穴)の中から

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今年最初のヒラタクワガタ♂個体をGET!

とてもキレイな大きな♂です。
サイズは♂64mm(後程計測)となかなかのサイズ!

 

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しかし本当にキレイな♂個体です。
傷もなくツヤもあり。間違いなく新成虫個体でしょう。
まるでブリードして羽化して固まったばかりの個体のようにキレイです。

 

別のハルニレの木の根部に近いウロ(穴)を覗いて見ると、

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奥で何かが動きました!

すかさず掻き出し棒で取り出してみると、

 

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これも立派なヒラタクワガタ♂個体でした。

サイズは♂62mm(後程計測)とまずまずのサイズです。

  たて続けに大型ヒラタクワガタをGETすることが出来ました!

 

続いてこちらのハルニレの木、

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ウロ(穴)や樹皮裏がないので蹴ってみると、

軽めのパラパラッと音がしました。

 

下の方を探して見てみると、

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コクワガタ♂が落ちていました。
サイズは♂38mm(後程計測)。

 

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もうひとつ、一緒にコクワガタ♀個体も落ちて来ました。
どうやらつがいでいたようです。

 

こちらのハルニレのウロ(穴)からでもなにか動きました。

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掻き出し棒で取り出してみると、

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スジクワガタ♂28mm(後程計測)でした。

 

 

その後も採集を2時間ほど続けました。

 

その結果、

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大きいヒラタクワガタを含めた個体達が採れました。

 

本日の採集結果は、

 

コクワガタ♂9頭
コクワガタ♀2頭
スジクワガタ♂1頭
ヒラタクワガタ♂3頭

 

合計15頭

 

という結果でした。

 

 

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この辺りにも野イチゴがなっていました。

 

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前回紹介した野イチゴ(赤)とは違って黄色の野イチゴ。
種類が違うのでしょうか?少し食してみましたが、なかなか甘酸っぱくて美味しかったです。

 

第2回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?
今回も黒虫ばかりでしたが、前回に見られなかったヒラタクワガタに出逢えたのは嬉しかったです。

しかもサイズもなかなか立派な♂60mmUPが2♂。
2♂共に美個体で素晴らしい個体でした!

 

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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