本土コクワガタの飼育:プリンカップ200cc(完熟マット)でお手軽羽化
前回の日記で、本土コクワガタのBasic200(菌糸カップ)羽化をご紹介しました。
今回はBasic200(菌糸カップ)での羽化ではなく、完熟マットを完全使用した場合の羽化報告の紹介をしてみたいと思います。
前回の冒頭説明と同文になりますが、こちらから見られている方々の為に、今一度説明させて頂きたく存じます。ご了承下さいませ。
日本に生息するクワガタムシの中でも、最も頻繁に見かける事の出のるクワガタの一つ、それがコクワガタです。
一般的には小さいクワガタというイメージがありますが、実際よく見てみると、とても格好よの良いクワガタなんです。
先日、飼育していた本土コクワガタが完熟マット(200ccプリンカップ使用)管理の元で羽化してきましたので、今回の飼育日記では、その時の羽化時の様子をご紹介してみたいと思います。
★★羽化時の様子★★
プリンカップ200ccで羽化したコクワガタ♂のカップ全体の画像
使用しているマットは完熟マット
【コクワガタ♂45mm】
次はこちらのカップ、
プリンカップ200ccで羽化したコクワガタ♂のカップ全体の画像
使用しているのは完熟マット
慎重に蛹室の上面を崩して、ようやく全体が見えました。
コクワガタ♀個体、身体も黒く固まっています。
【コクワガタ♀27mm】
【飼育種】
和名:コクワガタ
学名:Dorcus rectus rectus
【羽化体長】
♂45mm
♀27mm
【使用したエサ】
完熟マット
【使用した容器】
200ccプリンカップ
【設定管理温度】
25℃前後
【羽化までにかかった時間】
1~2令入して約8ヶ月程度
【その間のエサ交換回数】
交換1回、同じ完熟マットを使用
【飼育をしてみての感想】
今回、コクワガタの幼虫を25℃前後管理の元に、完熟マット200ccプリンカップで飼育してみました。
結果から申し上げると、飼育自体はとても容易な種だと言えます。
菌糸カップよりも栄養価が少し落ちるせいか、菌糸カップで羽化したサイズよりは少し下回ったものの、こちらもなかなかのサイズが羽化して来てくれました。
エサ交換もマット自体の劣化を考えての途中1回のみ。
また今回は常時温度設定をして管理しましたが、コクワガタは元来、日本に昔から生息している種。温度管理無しでも羽化してくれることと思います。
皆さんも機会がございましたら是非飼育してみて下さいませ。
※今回ご紹介した飼育のやり方や、虫に対する考え方等はあくまで私Shihoの個人的なやり方や考え方であってそれを強要するものでは御座いません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです。ご理解&ご了承の程、よろしくお願い申し上げます※
4 Comments »
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いつも拝見させていただいています。
8月に本土コクワガタのセットを割り出しましたが、
とれた頭数が多いことからこちらで紹介されている200ccプリンカップ飼育に挑戦してみようかと考えています。
200ccプリンカップだと特にマットの乾燥が心配ですが、湿度管理はどのようにされたんですか?
プリンカップへの投入やマット交換の時期、乾燥の判断材料などもあわせて紹介いただけたらと思います。
Comment by 初心者 — 2020年8月8日 @ 4:54 AM
初心者さん
レスありがとうございます。
マット飼育での幼虫投入時期は菌糸と違い初令で菌に巻かれる心配はないので、どのタイミングでも問題ないと考えています。
ただ加齢直後の頭部が柔らかい内は上からマットをかぶせると、頭部がへこんだり変形したりするので、マットの状に窪みを作ってそこに置き、幼虫の意思で潜らせるのが良いと思います。
乾燥については、管理環境により乾燥していく進行度はそれぞれ違うと思いますので、どれ位の時期という時間的な目安で表すには難しいと思います。
乾燥して来たら加水するわけですが、その目安としては、
・マットの色合いが乾燥して来たような色合い、白っぽい色合いになって来た。
・マットを少し指でつかんで水分量が明らかに減って来た。
このような症状がみられたら、一度全部幼虫ごとマットを出して、マットを加水してからまた幼虫を戻すというようなやり方をすれば良いと思います。
私の場合、湿度管理は、飼育部屋に湿度計と加湿器を置いています。
湿度計で管理し、空気が乾燥した場合は、加湿器を稼働して対応しています。
あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2020年8月8日 @ 7:09 AM
僕は学校で謎のクワガタの幼虫を捕まえました。ヒメオオクワガタに似ています
プリンカップで飼育してみます。
Comment by Eito — 2022年9月15日 @ 8:51 PM
Eito様
レスありがとうございます。
良かったですね、飼育頑張って下さいね。
コメントありがとうございます(⌒∇⌒)
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2022年9月16日 @ 7:41 AM