そろそろクワカブもシーズンイン間近、今年もワイルド個体が入り始めたアトラスオオカブト(ミンダナオ産)のブリード個体がこちらでも羽化してきました。

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このミンダナオ産アトラスは以下のような飼育方法で羽化までさせました。

飼育種 :ミンダナオ産アトラス
羽化サイズ:85mm
使用したエサ:きのこマット(無添加)
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
水分量:適量(手で握って団子が出来、かつ水が染み出ない程度)
設定温度:25℃前後
投入令数:2令
投入~羽化までの期間:1年
その間交換したエサ回数:3~4回ほど

この種は産卵も幼虫飼育も比較的容易な種です。エサはきのこマットのみ(無添加)を使用。小プラケースで問題なく羽化してきました。

一般にホームセンターやデパート等でよく見かけられるアトラスはスマトラアトラスが多いものですが、このミンダナオ産アトラスはまるでコーカサスの様に胸角が大きく湾曲していて断然迫力があります。

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アトラスやコーカサスといえば要注意飼育においての最終段階での胸角の湾曲が課題となっているみたいです。コーカサスにおいてはなかなか大型の湾曲をもった個体を羽化させるのが難しいとされていますが、アトラスに関してはコーカサスよりは比較的立派な角を持った個体が出やすいようです。

角を立派に羽化させる方法として、3令後期、特に蛹化間近になったら、ケース底面に黒土や赤土を入れてやるという方法があるようです。

今回のこの個体に関しては、その方法はとっておらず、きのこマットそのままで羽化させました。ただ最終段階でのマットの水分量については乾燥しないように適量を保つように加水調整しました。これにより蛹室が作りやすくなったのではないかと個人的に思っております。

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それにしても、う~ん、格好良いですね。次回は90mmUP、100mmUPを目指したいと思います。(^^)

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