皆さん、週末はどうお過ごしでしたか?今週も元気でいきましょう。(^^)

さて、今日はクワガタ飼育をされるならば基本ともいえる国産オオクワガタの羽化報告です。今回羽化した個体は・・・・

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なかなかキレイな個体オオクワ♂74.6mmです。

この種は以下の方法で飼育しました。

飼育種:国産オオクワガタ(山梨県産)
体長:74.6mm
飼育したエサ:菌糸ビンBasic900を2本
投入時期:2令投入
投入から羽化までかかった時間:9ヶ月
エサ交換回数:途中1回
設定温度:23~25℃前後

この種は菌糸ビンBasic900を2本での羽化でした。サイズは74mmUPとまずまずの結果ですが、75mm出したかったですね~。

では手順をおって見てみましょう。

①産卵木より割り出し~初令

②初令幼虫を一時保管としてプリンカップ90cc(きのこマット入り)に入れる

③菌糸ビン:Basic900に投入:この時、2令初期に加令していた。

④1本目に投入後、約4ヶ月で交換~2本目に投入(このときのグラム数:24.5g)

⑤それから約4ヶ月後位に蛹化始める。

⑥合計約9ヶ月程度で羽化。

このような感じです。
では、羽化した個体の割り出しを画像に収めましたので見てみましょう。

 取り出し前の菌糸ビン
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すでに白い部分はなく、真っ黒にマット化しています。

くるっと回してみると・・・
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下の部分に蛹室らしきものが見えます。

ズームアップします。
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間違いなく蛹室です。
・・・・が、この状態は良くありません。
下の部分が変色しています。おそらくガス臭も発生しているでしょう。
成虫は大丈夫かと思ってしまう状況です。

ふたを開けてみます。
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外側からの想像通り、中側も劣化しております。

掘り出していくと・・・・
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見えました。♂成虫です。

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キレイに完品♂74mmが羽化しました。

今回はキレイに完品でした。

ですが、この菌糸ビンの状態は悪い見本です。こうなる前に3本目の菌糸ビンへの交換か、あるいは成長が見込めない幼虫であればマットへの投入がベストの選択だったのではないかと思われます。

最後の交換のタイミングは意外と難しく、少しでも遅れてしまうと蛹化への蛹室つくりが始まったりします。かと言っておそくまで放置し続けると今回の菌糸ビンの画像のように劣化した状態になってしまう可能性があります。

判断(交換するタイミング)は個体それぞれ違いますので、飼育者がそのタイミングを見計らって交換するのがポイントだと思います。私もまだまだですので、もっと頑張りたいと思います。(^^)

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