今日は幼虫の「暴れ」についてちょっと私なりのお話をしたいと思います。

※この考えはあくまで私Shihoの考えですので、参考程度に聞いて下さいませ。

一派に幼虫の「暴れ」というのは、

「幼虫がその環境に落ち着かず容器内を縦横無尽に動いてしまうこと」

と私は認識しております。
では何故このような暴れが起きるのでしょうか?いくつかパターンがあります。

★『菌糸ビンに投入した後の暴れ』★
このパターンの場合、最初は暴れますがしばらくすると幼虫は落ち着き居食いを始めます。
この場合は正常な動作です。そのままで問題ありません。
ただ3令後期で蛹化間近の幼虫においては落ち着かず暴れが激しくなるものもあります。
(特にニジイロクワガタなどによく見られる現象です)

【対策】
菌糸ビンまるまる1本をオガ化してしまうようならば、思い切ってマットに変えてしまうのも手です。
または設定温度を少し低めにしてやると以外に落ち着く事もあります。

他には稀にですが、今まで使用していた菌糸ビンとエサの種類が違った場合、拒食の反応から暴れることもあります。しかし最近の菌糸ビンはどのメーカーもきちんとしていますので、他メーカーからの移し変えでもめったに拒食は起こらないと思います。(絶対とは言い切れませんが)

★『酸欠や再発酵による暴れ』★
その名の通り、菌糸ビン内、もしくはマット内が酸欠や再発酵状態になった時の暴れです。
この場合の原因としては、

【酸欠の場合】
・菌糸ビン、もしくはマット内を固く詰めた事によって下まで酸素が行き渡らず幼虫が上に上がってくる。
・ケース内に沸いた線虫などによってケースの通気が遮断されケース内が酸欠になった場合。

【対策】
ケース内を斜めや逆さにしてやったり、ケース上面を取り除き酸素の供給を促す

【再発酵の場合】
・管理している温度が25℃以上の場合再発酵が起きやすくなる。
・十分なガス抜きをせずに使用した場合

【対策】
直ちにマットから出し、ガス抜き十分なマットに入れ適温で管理する。


今回上記に示した暴れをご紹介しましたが、他にも暴れが起きる原因はあると思います。
どの場合においてもあまり暴れが起きるのは良い事ではありません。(入れた直後の正常な暴れ、蛹化間近の正常な暴れを除いて)
いかに暴れを起こさずに管理するか・・・これも飼育の難しさと言えるでしょう。(^^)

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