今日はサタンオオカブトの羽化報告です。

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【サタンオオカブト♂95mm】

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【サタンオオカブト♀66mm】

【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名  Dynastes satanus

産地:ボリビア産
累代:F2

【羽化体長】♂95mm♀66mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 ♂クリーンケースS、 ♀1800ccブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回7回程度、♀6回程度
【設定管理温度】18~20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して約22ヶ月(合計24ヶ月程度)
♀2令投入して約21ヶ月(合計23ヶ月程度)

誰もが知るカブトのキング、サタンオオカブト。
約2年の歳月をかけてやっと羽化してくれました。
幼虫飼育自体はとても簡単で、マットも問題なくすくすくと育ってくれます。ですが、ひとつだけ注意が必要です。それは皆さんも既にご存知の通り管理温度です。サタン飼育には低温管理は欠かせません。これはネプチューンにも言えることだと思います。

以前25℃前後の温度管理下でネプ、サタンを飼育した所、幼虫は育つのですが、蛹化もしくは羽化前に大部分が不全個体となってしまいました。特に多かったのは蛹化不全でした。きちんとした蛹の形を形成出来ずに奇形の蛹になってしまったり、そのまま蛹の段階で死亡するケースでした。
幼虫の段階では何も問題が無いように見えたのですが、実際はダメージを受けていたのでしょう。そのせいで蛹化不全という形が出てしまったのだと思います。

今回の個体達はその教訓の元、最初から18~20℃と徹底した低温飼育の元で管理し見事キレイに羽化してくれました。サタン、ネプには低温飼育・・・これは王道みたいですね。

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【♂の別角度からのショット】

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【♀の別角度からのショット】

♂♀共にとても元気のいい個体です。まだ休眠期間中ですので産卵はもうしばらく先になりそうです。今度は産卵でよい結果を残したいと思います。(^^)

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