スマトラオオヒラタの飼育(羽化)
久しぶりの登場、スマトラオオヒラタです。
【飼育種】
和名:スマトラオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:スマトラ島 アチェ産
累代:WF1
【羽化体長】♂92mm
【使用したエサ】♂Element1100
~Element1400
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して合計8ヶ月半程度
オオヒラタの中、スマトラ産のオオヒラタの中でも人気の高いアチェ産♂の羽化です。今回使用したのはElement1100
~Element1400
の2本。1本目のElement1100
をギリギリ(白い菌糸がほぼなくなるまで)まで食べさせてElement1400
に移行しました。2本目Element1400
自体は2/3ほど食した時点で暴れが始まりその後蛹化。管理温度が25℃と比較的高温立ったため、成長のスピードが速かったです。
2本めに移した時点で少し温度の低い所におけばもう少し引っ張れたかもしれません。
内歯下がりの肉厚個体、オオヒラタは産地によって形状が若干異なりますが、私個人的に総合的にはスマヒラが一番格好よいと思っています。
挟まれたら痛そうですね~。(^^)
10 Comments »
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1コメGetです^^ きれいでいいフォルムのアチェが生まれましたね^^ 確かにもう少し引っ張れたとは思いますが 90mm超えたのならそれでいいし、すごいと思います。 でも8ヵ月半は早いですね。 羽化ズレがあるのでは? では
Comment by Betrer — 2010年1月14日 @ 11:06 PM
大きな個体が羽化しましたね! うちもヒラタが好きでスマトラはアチェ産の他にベンクール産、その他にパラワン、ダイオウ、テイオウを飼育してます。 ヒラタはなぜか菌糸ビンを交換すると蛹化のスイッチが入ってしまうことがあります。
Comment by まーぼー — 2010年1月15日 @ 12:52 AM
外国産のクワガタとカブトムシで常温(14度~30度程度)で平気な種はいますか? いつも丁寧なご回答ありがとうございます。
Comment by レイン — 2010年1月15日 @ 11:00 PM
Betrerさん レスありがとうございます。 そうですね、もう少しひっぱりたかったです。♀は7ヶ月程度で羽化して来ています。羽化ズレは1ヵ月半程度ですので、今回はそこまでひどくなかったです。(^^) まーぼーさん レスありがとうございます。 おっしゃるとおり、菌糸を交換するとスイッチが入って即蛹化する事よくありますよね。それでわたしの場合は大型を作成したい場合、2回目の菌糸交換はなるだけ大きな容量の菌糸を使用するようにしています。後は交換の際に低温で管理するとか・・・。でもそれでもスイッチが入ってしまうことありますけどね・・・。(^^) レインさん レスありがとうございます。 14~30℃で平気な種ですか?う~ん・・難しい質問ですね。14℃に耐えれる種は結構いるとは思います。30℃の域の方は結構ギリギリですね。暑さだけならば耐えれるかもしれませんが、これに蒸れ等が加わるとかなり虫には負担がかかると思います。 この温度帯で比較的耐えれそうな種は私が考えるに、ホペイ、グラン、台湾オオクワ、シェンクリングオオクワ等の国産オオクワに近い種のドルクス系、後カブトムシではギリギリでヘラクレスといったところでしょうか・・・。 でもヘラクレスでも14℃と30℃の両端の温度帯が続くのはあまり望ましくないとは思います。たとえ生きていても、目に見えなくても寒さや暑さに耐えて生きていると思うので、虫には大きな負担がかかっていると思います。外国産の虫を飼う上で、温度管理は一番重要な点でもありますが、一番工夫が難しい点でもありますよね、確かに・・・。
Comment by shiho — 2010年1月16日 @ 7:40 AM
shihoさん お返事ありがとうございます^^ 1ヶ月程度なら大丈夫ですね。 どちらにしても寿命が長い種ですから平気だとは思いますが^^; レインさん 先にshihoさんが答えてくれましたが なかなか厳しいです。 少し前のレスで 「ヘラヘラの生息するグアドループ島は最低気温が14度くらいだ」 という内容のレスがありましたよね。 でも実際、われわれ日本人は気温が1桁ほどのとても寒いとき必死で絶えていますよね。 それと同じで向こうの虫たちも必死で耐えているのです。 なので飼えても体力をかなり消費しやすいのです。 飼える種はクワガタはオオヒラタ、オオクワなどのドルクス属、 カブトはなかなか厳しく、幼虫なら何とかなりますが成虫は厳しいです 。 飼える種(成虫)だと確定は出来ませんが比較的丈夫な ディナステス属(1部除く)です。 温度管理は難しいですが、少し何かを変えるとよくなることがありますので、いろいろ工夫してみてください(^^)
Comment by Betrer — 2010年1月16日 @ 8:40 AM
ぼくのお世話になってます昆虫専門店のお客さんにヘラクレスを常温で飼育されている方がいるそうですが冬は15℃ギリギリで当然餌の食いは止まるそうです。なんと、ヘラクレスで3年以上の月日をかけてコンスタントに150ミリクラスを羽化させているらしいですがリスクがありますよね… レインさん グラントやヒルスなら常温飼育で行けるというはなしを聞いた事がありますが、やはり18℃はキープされることをお勧めします。
Comment by hera26 — 2010年1月16日 @ 11:24 AM
皆様、ご丁寧なご回答ありがとうございます。 やはり温度は大切ですね。 参考にさせていただきます。 これからもよろしくお願い致します♪
Comment by レイン — 2010年1月16日 @ 6:40 PM
低温飼育でヘラクレスを3年かけて羽化させて150ミリ台ではちょっと厳しいですよね。最低でも160オーバーといきたいところですね。 けど、3年かけて飼育する根気には頭が下がります。
Comment by カブト二番 — 2010年1月16日 @ 7:11 PM
早く羽化させても、ゆっくり時間をかけて羽化させてもなかなか思い通りのサイズは出来ないものですね!昨年の事ですがほぼ常温でオオクワを幼虫期間二年掛かり羽化したんですが、最大でも74ミリまでしか出ませんでした。暴れもなくエレメントをガツガツ食べ続けていたんですが、、。 ただやっぱり時間食ってるだけあって体の幅はかなりのものがありました。あとは温度管理次第ですかね?ャ。難しいですね。
Comment by シゲル — 2010年1月17日 @ 11:18 PM
シゲルさん そうですね~。 温度はもちろんその種にあった環境を作ってあげる ことですね。もちろんベストな状態を保つのは難しいですが 自分なりに費用もかかり過ぎないように環境を作ってあげてください。
Comment by Betrer — 2010年1月18日 @ 7:17 AM