国産カブトムシの飼育(羽化)
国産シリーズ、先日よりクワガタ種ばかりでしたが、今日は国産カブトムシの登場です。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
産地:日本国群馬県産
累代:F2
【羽化体長】♂73mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】 1100PPボトル(単独飼育)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約8ヶ月
国産の雄、ご存知ムシキングの国産カブトムシです。皆さんもご存知でしょうが、国産カブトは幼虫飼育、産卵共に非常に容易な種です。
この個体は昨年羽化したWF1同士の累代ものになります。
幼虫飼育ですが、今回は上記に書いているようにエサはきのこMat
、25℃管理、単独飼育で管理しました所、野外天然ものよりも断然早いこの時期に羽化していました。この個体、
まだ後食は無いのですが撮影の為に蛹室より来て頂きました。(^^)
国産カブト虫と国産クワガタムシ、どっちが好き?と子供さんに聞く事があります。
大抵の方はクワガタの方が好きと答える子供さんが多いのですが、幼稚園児や保育園児等の年齢が低い子供は「カブト虫の方が好き」
と答える事も少なくありません。挟まない、大きい、力が強いといった意味でも人気が高いです。それに冒頭でも書きましたが、
数年前ブームになったムシキングの主役でもありますしね。
今回の個体は単独飼育でしたが、多頭飼育でも幼虫飼育は可能です。ただ可能とはいえ、
あまり入れすぎると大きな個体には育ちにくくなりますので、密度には気をつけましょう。それと勿論常温飼育も可能です。
じっくりゆっくり育てたい方、温度管理が出来ない方等はこちらの方もオススメです。羽化時期はまだまだ遅くなりますが、
より自然に近い状態で観察する事が出来るでしょう。
皆さんも今年は国産の雄、カブトムシを是非飼育してみませんか?(^^)
15 Comments »
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shihoさん、こんばんは。 国産のカブトムシも飼育個体ですと寒い時期にも羽化してくるんですね!! 自分も10年も昔は国産カブトムシが大好きでした。 個体によって赤みが強かったり黒かったりして、自分は赤みが強い個体や小さく可愛らしいミニサイズのカブトムシがお気に入りだった気がします。 お話しが大分変わってしまい、また質問になってしまいますがお願いいたします。 最近スマトラヒラタとマナドヒラタの産卵セットを組みまして産卵させていたのですが、産卵された卵がすぐに腐りすぐにダメになってしまうのです。 卵は割り出したものでなく、ケース側面に産卵されたものを観察しています。 産卵されてから2日ほどで全ての卵がダメになってしまうので、とりあえず1個取り出して見たのですが卵の形自体もいびつな形をしていました。 ペアリングはしっかり行いました。 温度は20度前後で、同管理しているWDダイオウからは正常な卵が採卵されています。 理由もわからず今は、プリンカップでゼリーを与え体力回復中です。 こうなってしまいますと、今後の産卵は難しくなってしまいますか? また長文になってしまいました。 お忙しい中すみません、ご回答お願いいたします。
Comment by プルート — 2010年2月25日 @ 8:43 PM
shihoさん 我が家でも北海道産カブトが蛹室を作ったものがチラホラいます。外国産と一緒に飼育すると、どうしても早く羽化しますよね。 ところで、雑誌やインターネットで見るところ国産カブトの幼虫が40gに成長するとありますが、我が家では30gがアベレージで75あたりで羽化してきます。どうしたらそんな大きな幼虫を育てれるのでしょうか? どなたかコツを教えて下さいマセ
Comment by hera26 — 2010年2月26日 @ 7:43 PM
プルートさん レスありがとうございます。 少し聞いても宜しいでしょうか?そのセットしたスマトラとマナドは養殖(累代)ものでしょうか?もし累代ものならば、卵が腐ってしまう原因の一番としては無性卵の可能性が高いと思います。♂♀の熟成具合は如何でしょう?♂♀共にしっかりと熟成がなっていないと無性卵の可能性が高くなり産卵しても卵が膨らまず腐ってしまう傾向が強くなります。オオヒラタ系ならば私ならば羽化して後食開始してから最低でも2~3ヶ月程度はしっかりと食べさせてペアリングに入ります。勿論♂の方が羽化が遅いので、♀の方は後食開始後4~5ヶ月程度経っていることもあります。あくまで私のやり方ですのでご参考程度に聞いて下さいね。
Comment by shiho — 2010年2月27日 @ 4:29 PM
hera26 さん レスありがとうございます。 40g、いいですね。私も聞きたいです。是非どなたかご教授して頂ければ幸いです。勉強させて頂きます。m(_ _)m
Comment by shiho — 2010年2月27日 @ 4:31 PM
shihoさん、ご回答ありがとうございます。 個体は累代品のでございます。 個人的には成熟させていたと思っていたのですが、shihoさんの言う通りペアリングが早く成熟が甘かったのかもしれません。 ありがとうございます、ご参考にさせていただきます。 またインターネットに掲載されている飼育方法で羽化後、1年以上経ってからのペアリングは逆に良くないと言う事が書いてあるのを目撃し、少し焦り過ぎだのかもしれません。 そこでまた質問になってしまうのですが、羽化後何ヶ月位まではペアリングまたは繁殖が可能なのでしょうか? 立て続けのご質問すみません。 よろしくお願いいたします。
Comment by プルート — 2010年2月27日 @ 5:54 PM
shihoさんほどの方でも難しいのですか?!35g辺りが80ミリの境らしいです 埼玉県産が大きくなるとも書いてましたがはたして? 北海道産ですが独自の進化をしてるのかもしれませんね… あまり大きくなりません。自己ギネス75ミリです。お恥ずかしい 目指すは国産カブトギネス
Comment by hera26 — 2010年2月27日 @ 7:19 PM
昨日貴社で購入のきのこマットにてティティウスシロカブト(アメリカ、ノースカロライト産)の固体3ペアで繁殖に挑戦してみましたが、結果は全く産んでくれませんでした。 羽化して半年くらい経っており、後食も確認済みで交尾もハンドペアリングを二回程させてから繁殖ケースに移しました。 これから昨日購入したDHヘラクレスも同じようにしようと考えており、ある意味予行練習感覚だったのがいけなかったのでしょうか? ケースにはきのこマットをコバエシャッター小と中と大の3種類を固詰めにして、飼育環境の温室内の温度は25度前後です。また繁殖ケースには2週間程入れました。 どうしたらよいのでしょうか?(^_^;)よろしくお願い致します。 あと昨日はありがとうございましたm(__)m ヘラクレスの♀が無事に蛹になりました♪ shihoさんbuttreさんご丁寧なご回答本当に感謝しております♪これからもよろしくお願い致します。
Comment by レイン — 2010年2月28日 @ 1:03 AM
久し振りにレスさせていただきます。 国産カブトは、10年前に栃木県の茂木で採集した20頭ほどの子孫が、今年も30頭ほどいます。今までの最大個体は88ミリオーバー、幼虫の最終確認体重が42グラムでした。今年も先月の時点で41グラムの幼虫がいます。 参考になるかわかりませんが、飼育は30頭ほどを50リッターの衣装ケースでまとめて飼っています。マットはきのこマットに小麦粉添加の発酵マットをブレンドしたものです。 ついでに、88ミリオーバーの個体は、頭角が37ミリ、先端幅が21ミリでした。
Comment by カブト二番 — 2010年2月28日 @ 12:18 PM
カブト2番さん 88ミリですか!?カブトギネス更新してますね! 190ミリ級 のヘラ蛹といい 脱帽です。我が家では08 9月孵化のセプテントリオナリスが1月の時点で100gありましたがまだ真っ白です。ショップの兄弟達は蛹になっているらしいです。期待の幼虫ですがセプテンの100gって小さいですかね?
Comment by hera26 — 2010年2月28日 @ 3:05 PM
プルートさん レスありがとうございます。 そうですね、あくまで私の考えですが、オオヒラタはオオクワ系と違って確かに1年以上の経過からのペアリングは長すぎるかもしれません。オオクワやグラン、ホペイならば羽化後1年を経過した位の方が産んでくれる傾向が強いと思いますが、オオヒラタ系ならば後食して約3ヶ月も経過すれば十分に産んでくれると考えています。ただ♂♀どちらも3ヶ月程度です。片方だけが3ヶ月というのはNGです。同じ時期に後食開始すれば一番ベストなのですけどね・・・。ご参考までに・・・。 レインさん レスありがとうございます。 ティティウス、そうなのですか・・・。ティティウスの場合、休眠期間は長いですが、後食を開始すれば産卵には問題ないと認識していたのですが・・・。3ペアともいけなかったとなると、熟成以外に何か問題があるのかも・・・。累代はどうでしょうか?あまり累代が進みすぎていると血が濃くなりすぎて産卵にも影響が出る場合もあります。 カブト二番さん レスありがとうございます。 凄いですね!凄腕です!私も頑張らなければ・・・。 hera26 レスありがとうございます。 セプテンの100gならば小さくは無いと思います。元々細身のヘラですので・・。ただヘラ系の場合、体重=体長に結びつかない場合が多いので予測が難しい面がありますよね。
Comment by shiho — 2010年2月28日 @ 6:05 PM
レイン様、きのこマットは産卵には適していません。国産カブトムシも、きのこマットが新鮮な内はなかなか産卵しません。更に熟成してこないと産みづらいです。管理温度など条件次第では産むのかもしれませんが、、。完熟マットの方が良いと思いますよ。
Comment by 虫シゲ — 2010年2月28日 @ 7:22 PM
shihoさん、恐れ入ります。私は凄腕ではないです。自分でも運があったなと思います。 hera26さん、細かくて申し訳ないのですが、ヘラヘラの蛹は190ミリに迫るだけで、190ミリ級ではないです。蛹になってから2ヶ月半が過ぎましたが未だ羽化する気配なし。更新は微妙なところです。 国産カブトはギネス申請しようか迷いましたが、悩んでいるうちに面倒になってやめました(笑) 頭角の先端の形が見事で最高の個体でした。国産カブトに関しては頭角の形状にこだわっています。
Comment by カブト二番 — 2010年2月28日 @ 8:27 PM
shihoさん、虫シゲさんご丁寧なアドバイス本当にありがとうございますm(__)m ティティウスは♂はF6で、♀は全く別の親のF2の掛け合わせなので繁殖成功いたしますと子はCBF1になると思います。 虫シゲさん、完熟マットは今の段階では購入する予定がなく、二ヶ月後くらいにヘラクレスやアクティオンの産卵用に購入する予定です。これからカブトマットでリベンジしてみてダメだった場合は完熟マットや黒土マットを購入して三度目のリベンジにしたいと思います(^O^) いつもご回答して下さる方々本当にありがとうございます(;_;) これからもよろしくお願い致します。
Comment by レイン — 2010年2月28日 @ 11:25 PM
shihoさん、アドバイスありがとうございます!! まだ別血統のスマトラヒラタのペアがいますので、shihoさんから頂いたアドバイスをご参考にさせていただき産卵させてみたいと思います。 またマナドヒラタはとりあえず産卵セットに入れてみましたが、今後産卵が望めないようでしたら、またしっかりゼリーを食べさせてから再度ペアリングしてみたいと思います。 産んでくれるかわかりませんが…(;_;) 頑張ってみたいと思います!!
Comment by プルート — 2010年3月3日 @ 9:07 AM
shihoさん 初めてレスいたします。国産カブト意外と面白いですね。うちでも大型の衣装ケースに70匹ほど飼育しております。先日気になって掘り返してみますと最大44グラムを筆頭に40グラムオーバーが6匹ほどおりました。エサは菌糸カスと多種の産卵用に使用したマットや朽ち木をどんどんほりこんでおります。カブトの糞はいい肥料になります。いわゆるリサイクルの最終工場の役割です。なかなかいいですよ。広葉樹100%でゆっくり長く効きますよ。まぁ夢の90ミリ目指してみます。
Comment by tatsuya080706260729 — 2010年3月5日 @ 8:23 AM