メタリフェルホソアカクワガタの飼育(羽化)
生体棚の整理整頓をしていたら、何気に奥の方で動羽化している個体がいました。今日はメタリフェルホソアカの羽化報告です。
【飼育種】
和名:メタリフェルホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus metallifer
産地:スラウェシ産
累代:WF1
【羽化体長】♂85mm 80mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】600広口ビン~PP1100ccの空ボトルを使用
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入して約9ヶ月
皆様ご存知メタリフェルホソアカクワガタです。
大顎が伸びるこの種、なかなか人気が高い種でもあります。
飼育自体は非常に容易です。
今回は割り出した初令幼虫をまず広口600ビンに入れて約5ヶ月ほど管理。
その後羽化の事も考えて♂はPP1100ccの空ボトルに投入しました。今回使用したマットは完熟Matのみ。
管理温度は大型を狙って低温で管理しました。サイズ的にはギネスには及びませんが、このサイズになると結構迫力があります。
2本目のPP1100で管理した際は、最後の蛹化時にボトルを横に倒しました。その際、ボトルの上面(ふたぎりぎり)
までマットを追加投入し、隙間をなくしました。こちらの推測どおり横長に蛹室を作ってくれてそのまま蛹化~羽化。
長い体長でも問題なく羽化出来ました。
顎の長さとボディがアンバランスなメタリフェル、他のクワガタとはまた違った味がありなかなか格好よい種です。
皆さんも機会がありましたら是非一度ブリードしてみて下さい。格好よいですよ。(^^)
9 Comments »
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メタリフェルはなかなか大きなサイズが出にくいですよね! 質問なのですが、メタリフェルの産卵セットはどのように組むよいのでしょうか?
Comment by まーぼー — 2010年4月22日 @ 5:43 PM
まーぼーさん レスありがとうございます。 メタリの産卵ですが、わたしの場合は基本的にはマットのみで産卵セットを組みます。マットは完熟マットかくわマットがオススメです。水分量は普通、管理温度は大体25℃(虫の種によっては20℃程度がよい場合もあり)。マットをケースに硬くガチ詰めしてマットで産卵させるやり方です。ご参考までに・・・。(^^)
Comment by shiho — 2010年4月23日 @ 11:10 AM
Kiさん、こんばんは!! 前回の日記のコメントの僕自身の考えなんですけど、ツヤクワは、菌糸ビンだと×ですよ。死んじゃいます。相性がいいのは、よく発酵したマットが良いです(^O^)/熟度で例えれば完熟マットなんかがグーです(^O^)/発酵が進んだのがミソです 産卵には基本材要りませんよ(・ω・) でも、ツヤクワは種類にもよりますが難易度が基本高いんで、それこそ自分のしたい種類と、その種の難易度をてらしあわして、調べて選んでみるのはいかがでしょうか? 頑張ってブリードして下さいo(^▽^)o
Comment by クリスまる — 2010年4月23日 @ 10:47 PM
kiさんもしかしてツヤクワガタの事ではなくタランドゥスやレギウスオオツヤの事じゃないですか?
Comment by 青木村 — 2010年4月24日 @ 12:22 AM
kiさん レスありがとうございます。 kiさん、初心者的質問は全然OKです。最初はだれでも分からないのが当然なので、分からない事があれば何でも御質問下さいませ。ただ私も私が今まで飼育した経験上のことでしか回答が出来ない事だけは御理解下さい。またひとそれぞれやり方は色々ありますのであくまで私のやり方にそった返答になる事は御了承下さいませ。それにたまにド忘れしてしまっていることもありますし・・・。 そのド忘れなのですが、申し訳御座いません・・・早速ありました。先日「マットで飼育できない虫はいますか?」の御質問を頂いた際に私は「全ての種マットで飼育できると思いますよ」と回答してしまいましたが、昨夜、「青木村」さんから頂いたレスでハッとしました。そうです、レギウス、タタンドゥス系の事を忘れていました。それにオウゴンオニ系もです。これらの種は基本的にはカワラ菌糸飼育でマット飼育では限度があります。タランドゥス、レギウス、オウゴンオニこれらの系統は菌床(カワラ系)飼育が基本となります。 その他の種に至ってはマットでも大丈夫だと思うのですが、これも全ての種をやったわけではないので確実な返答とは言えないかもしれません。ただ御質問のツヤクワガタはマット飼育が一番です。熟度の効いた完熟マット、黒土マットなどが向いております。あくまでご参考程度に聞いて頂けますと幸いです。 また他の皆様方、沢山のレスありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
Comment by shiho — 2010年4月24日 @ 10:38 AM
kiさん、初めまして。 私も昨年からクワカブ累代飼育を始めたばっかで色々戸惑いやショックを受けながら飼育しています。ツヤクワは難しそうですね。 直接質問等できる知り合いやショップも無く、ネットや図鑑で調べながらですが、楽しくやってます。 飼育に関して、やはり死なせるとショックです。プロの方や熱心なブリーダーの方々が、何年もかけて試行錯誤された方法を何のリスクも無くただ教えてくれと言うのもムシが良い話しかも知れませんが、ゼロから始めるには教えていただかないと分かりませんよね。 それなりの飼育方法やってても色々な原因でうまく行かない場合もある事もこちらで勉強しました。 kiさんも意見交換できればと思います。 これからも変な質問やアドバイスを求める時があるかも知れませんが、shihoさん始め皆様、宜しくお願い致します。
Comment by りょー — 2010年4月24日 @ 11:32 AM
shihoさん、皆さん、質問を書くのを忘れました。 人工蛹室での蛹化はご経験ありますでしょうか? うちのタランドゥスですが、今思えば蛹化まで待てば良かったのですが、菌糸ビンのカビと劣化がひどくて、前蛹をそっとバケラッタに移し、様子を見てましたが、姿勢が良くなり、お尻がシワシワして来て「やったー!」と思った矢先、今朝真っ黒になってました。三頭も(泣) YouTubeで人工蛹室での蛹化の様子の動画があったりしたのですが、人工蛹室での蛹化はやはり難しいのでしょうか? 人工蛹室はあまり使いたくないけど、カワラ菌糸は傷みやすいのでまた二の舞になりそうです。 ご意見伺えたらと思います
Comment by りょー — 2010年4月24日 @ 11:48 AM
りょーさん レスありがとうございます。 そうですね、私は長年クワカブを飼育しておりますが、思い出せば最初の頃は貪欲に情報を集めていました。私が飼育を始めた当時は情報がかなり少ない時代だったので、この世界の先駆者様達に色々と質問したり、掲示板に入っていったりしたのを覚えています。あれから月日は経ちましたが、今でも分からない事だらけです。私も皆さんと一緒に勉強させて頂きたいと思っております。こちらこそよろしくお願い致します。 さて質問の件ですが、蛹で落ちましたか・・・。タランは結構つよい虫なのであまり蛹化不全や羽化不全は起こしにくいのですが、何かがあったのでしょうね・・。人工蛹室を使用することに至っては特に問題ないと思います。私でも自然の蛹室の状態が悪ければ人工蛹室に移し変えると思いますので・・・。考えられるのはやはり蛹になった虫の状態がかんばしくなかったか・・・。あくまで推測の域ですが・・・ありきたりの回答でお役に立てずにすみません。
Comment by shiho — 2010年4月24日 @ 8:06 PM
shihoさん、ご回答いただき有難うございます。 人工蛹室の件は安心しました。それのせいかと思ったので。様子によりまた使おうと思います。 他の種は順調ですが、タランドゥスは色々あり、何頭も★にさせてしまいました。累代飼育が初めてで残念な事も多々ありますが、その分羽化をした時は、メチャクチャ嬉しかったですね!ハマります!(でも妻の目が…) あの独特の容姿・光沢、そしてバイブ。とても魅力的なので、来シーズンも絶対飼育しようと思います。
Comment by りょー — 2010年4月24日 @ 9:58 PM