ジャワ産ギラファノコギリクワガタ(ssp.borobudur)の飼育(羽化)
久しぶりにジャワ産ギラファの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa borobudur
産地:ジャワ産
累代:F2
【羽化体長】♂96mm ♀48mm
【使用したエサ】♂♀共にきのこMat
【使用した飼育容器】PP1100の空ボトルを使用
【えさ交換回数】 途中2回の合計2回
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入して約11ヶ月(合計約12ヶ月)
おなじみジャワ産ギラファです。ケイスケイ亜種を見慣れていると、ちょっとずんぐりしているような印象を受けます。
全体のバランスにおける顎の太さ、内歯の太さはジャワ産が一番なような気がします。ただ顎の長さは短く感じますけどね・・・。
今回はきのこMat
で飼育。管理温度もぐっと下げて20℃前後で管理。そのせいもあってか羽化までの期間が約12ヶ月と結構長くかかってしまいました。
それでも体長は何とか90後半でしたので、まぁ満足しております。飼育容器もジャワ産ならば1100cc程度で十分OK。
ギラファは蛹室を斜めに作りますのでこの容器でも十分100mmクラスが見込めます。
ジャワ産ギラファはワイルド(野外品)でも結構頻繁に流通しておりますので、今の時期ならば持ち腹での産卵も可能です。
是非機会がありましたら一度飼育してみてくださいませ。(^^)
5 Comments »
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ジャワ産のギラファは顎と体幅が太いんですね!ギラファと言うとケイスケやダイスケなどのポピュラーな方へ目がいってしまいますが、この画像を見てジャワ産のギラファもいいなぁ~と思いました。
Comment by まーぼー — 2010年5月17日 @ 10:33 PM
まーぼーさん レスありがとうございます。(^^) そうですね、ジャワギラファ自体100㎜いけば大きい方で、顎の太さと内歯の太さはギラファ亜種の中では目立っていますよね。私もなかなか味があると思います。^^
Comment by shiho — 2010年5月18日 @ 8:57 AM
こんにちは。
昨年、ジャワギラファノコギリの幼虫2頭が手に入り、ド初令虫を恐る恐る900ボトルの菌糸瓶に。5か月目の今、食痕見えない。キノコが生えて来る。ということで掘り起こし。1円玉の大きさがあるかどうかの幼虫が出てきました。
頭の大きさからするとメスぽいですが、余りに小さいのは加温してないためでしょうか?
また埋め戻しましたがキノコが生えている菌糸だから、新しいものに変えた方がいいでしょうか?
それとも殆ど食べてない菌糸なので春まで放置でしょうか?
あと、メスなら4月で7ヶ月目。小さいまま羽化準備なる可能性ありますか?
Comment by やまたか — 2021年1月28日 @ 7:47 PM
やまたかさん
レスありがとうございます。
あくまで私個人の考えですが、あまりに小さい&成長していないのはおそらく管理温度に原因があると思います。
ジャワギラファの幼虫を飼育するならば、最低15℃位は必要だと考えています。
現時点で、生きていることも凄いと思いますが、何とか日本の冬の温度に耐えながら生きているのはないのかなと思います。
菌糸ビンは劣化しているならば交換した方が良いとは思いますが、管理温度が今のまま(15℃以下の環境)にだと幼虫の成長は止まったままになってしまう可能性があると思います。
元々、日本の越冬するクワガタ達のように越冬能力(耐寒能力)はほぼ備わっていないと思いますので、幼虫にとってはかなりダメージを受けている可能性もあります。
一番良い対策方法としては、新しい菌糸ビンに交換し、管理温度をきちんと調整することだと思います。
そうすれば、また再び成長を始めるかもしれませんが、羽化まではまだしばらくかかるでしょう。
冬の成長が止まった分の日数は考えない方が良いと考えます。
あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2021年1月31日 @ 10:25 AM
アドバイスありがとうございます。
冬の管理不足が原因なのかもしれないんですね。
外国産の黒虫は屋内常温で飼育してました。
埋め戻した途端、食痕が見え出してきました。現在10度なのでシホさんの仰る通りストレスなのかもしれません。加温して頑張ってもらいます。
Comment by やまたか — 2021年2月1日 @ 10:51 PM