パラワンオオヒラタの飼育(羽化)
早いものでもう5月も終盤ですね~。野外でも天然クワガタ達が活動を始めだしている頃だと思います。今の時期だと、オオクワ、コクワ、
ヒラタなどが動き始めているでしょう。その国産ヒラタと同種である、外国産ヒラタが今日の主役です。パラワンオオヒラタの飼育報告です。
【飼育種】
和名:パラワンオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus palawanicus
産地:フィリピン産
【羽化体長】♂103mm、♀50mm
【使用したエサ】
♂:Basic900~Basic1500~Basic1500
♀:Basic900~Basic900
【設定温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約11ヶ月
♀:初令投入して~合計約9ヶ月
もう説明するまでもないかとは思いますが、皆様ご存知パラワンオオヒラタです。
飼育は他のオオヒラタ同様にとても容易です。今回はBasicシリーズを使用しました。添加剤は加えていません。無添加です。
♂は何とか100mmは越えましたが、まだまだ小さいサイズ。せめて105mmは行きたかったです。
とはいえ103mmともあれば迫力は十分。国産ヒラタを見慣れている方にとってはバケモノ位別物に見えるでしょう。
♀も大きく50mmありました。さすがに♂より早く羽化し、羽化ズレは2ヶ月弱。
羽化ズレが大きいのも次世代を産卵させる場合には少々ネックになりそうです。後♂との大きさの差もですが・・・。
ちょっと違うアングルで撮影。この角度での雄姿もなかなか格好よいです。ダントツの著名度を持つパラワンオオヒラタ、是非一度お試しあれ!
(^^)/
25 Comments »
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1500のビンでパラワンヒラタは蛹室無事に作れるのですか?
Comment by 青木村 — 2010年5月28日 @ 7:26 PM
shihoさん、お久し振りです。 サタサタサタンです! 最近、友人からエラフスホソアカを貰ってしまいました! ホソアカ系はどうもニガテで(☆○☆) いつも★に…。 うまく育てる方法を教えて下さい! お願いします。
Comment by サタサタサタン — 2010年5月28日 @ 11:54 PM
青木村さん レスありがとうございます。 ええ、その容量でも立派に作ってくれますよ。ただ110クラスを狙うならば梅ビンみたいな容器にいれる方もいらっしゃるようです。 サタサタサタンさん レスありがとうございます。 エラフスですが、幼虫飼育はなかなか手強く大型が羽化してくれないのが正直な所です。私はマットで低温でじっくりそだてていますが、中には材飼育が良いと言われた方もいらっしゃいました。ご参考までに・・・。
Comment by shiho — 2010年5月29日 @ 7:19 PM
shihoさん、こんばんは やっぱり、パラワンはすごい迫力ですね~^^ 僕もスマトラオオヒラタを2ペア飼っているのですが、初めてなもので分からないことばかりです。なので、質問させて下さい。 すべてワイルド個体で1ペアはハンドペアリングで交尾を確認したのですが、もう1ペアはハンドペアリングで交尾を確認できませんでした。 この場合、同居させた方が良いのか持ち腹で行った方が良いのか教えていただけませんが。 アドバイスお願いします。
Comment by ホケチ — 2010年5月29日 @ 8:57 PM
初めましてshihoさん、初投稿です。 全然関係ない事で申し訳ないのですが、先日、知人からエノキ材をもらいマンディブラリスに使おうとしたのですが加水時間や樹皮をむいたりするのか?が分かりません。 それとオオクワの菌床産卵ケースからミミズが4,5匹出てきたのですが(クワマット)そこにいたという事はもとの袋にもはいっているのでしょうか?もう栄養分はなくなってますよね? 長々となりましたが、よろしくお願いいたします。
Comment by そう — 2010年5月29日 @ 9:53 PM
やっぱりパラワンはかっこよか。『オレに近づくヤツはケガするぜ!』的なところがほんとにかっこいいっす。 私はパラワンの幼虫を学校のロッカーの中で育ててますw 90?_くらいいきたいなと思っています。
Comment by アレックス — 2010年5月29日 @ 11:27 PM
ありがとうございます、来年パラワンヒラタ飼育するつもりなので参考になりました。
Comment by 青木村 — 2010年5月30日 @ 12:32 PM
こんばんは。マットへの加水の量で少々悩んでいます。 当方は屋内での常温飼育なのですが、気温が20℃を超えた辺りでいつもセンチュウが発生し、幼虫が上に出てきてしまいます。そのうちに腐敗臭を放つようになり困っています。 水分量が原因かなと思っていますが、よく言う「ギュッと握って転がして崩れなく、水がしみでない程度」でやっているつもりなのですが…うまくいきません。 最近、その「ギュッと…」の状態にも結構幅があるな…と思い、他にわかりやすい加水の目安などあるでしょうか?御教授頂けたら助かります。マットの種類や飼育環境によって異なると思いますが、よろしくお願い致します。 当方では、よくきのこマットを使用しています。
Comment by ウッズ — 2010年5月30日 @ 9:41 PM
初めましてウッズ様。いきなり失礼いたします。 そのセンチュウって、もしかしてキノコバエの幼虫ではないですか? 当方ではキノコマットのガス抜きの際に少なからずキノコバエに侵入されビンによってはウジだらけになってしまいます。あまり大量に発生するとやはりクワ幼虫も気に入らない様です。 まだ死んだ事はありませんけど。 shiho様、私からも質問ですけれど、よく言われる『センチュウ』とはいかなる種類ですか? 肉眼で見れる線虫など居るのですか? キノコバエのウジは一見して『センチュウlook』ですから、それを線虫と言っているのですかね?広義に於いて、それも センチュウかもしれませんが、、。
Comment by シゲル — 2010年5月30日 @ 10:05 PM
こんばんは! パラワンは2齢で購入し、今10頭30gほどになりました。でも待ち切れず成虫ペアを買ってしまった始末…ヤツはすごいです!威嚇いかくイカク!累代成功させたいです。 質問すみません。新成虫をボトル(カワラ菌糸使用後)に針葉樹マットで飼育してるのですが、後食し出してるのでゼリーを置くのですが、わずか一日ほどで白い毛の様なものがもっさり生えてます。カビとは思うのですが、予防できますでしょうか?普通のケージは一切大丈夫でビンのみに生えます。 ビンは洗剤でしっかり洗い、日向でしっかり乾かしてからマットを入れ、フタはせずティッシュを輪ゴムで止めてます。 ケージで飼育できれば良いですが、経済的にもスペース的にも暫くはボトルを使いたいので、お教えいただきたいです
Comment by りょー — 2010年5月30日 @ 10:44 PM
こんばんは。我が家のパラワンは現在58g。初めてのパラワンですので、目安がどのくらいなのか今一つよくわからないのですが、とにかく今後に期待です。 関係ない質問で大変恐縮ですが、ペアリング中のレギウスがなかなか交尾してくれません。♂♀とも羽化から半年弱、エサの食いもよく、♂は常に交尾姿勢でもあります。ただ、♀のほうがじっとエサにかぶりついたまま受け入れの様子が全く見られません。同居と別居を繰り返しながらすでに相当の期間が過ぎますが、一向に進歩がありません。勝手な判断ながら、お互い成熟は十分だと思うのですが…今まではスムーズに成立していたり、交尾確認できていなくても産卵セットすればすんなりと産んでくれたりということばかりだったので対策がわかりません。何か促す方法でもあるのでしょうか?それとも待つだけなのでしょうか?長々とすみません。アドバイスをお願いします。
Comment by トシ — 2010年5月31日 @ 12:37 AM
シゲル様 センチュウとコバエのウジとは明らかに違いますよ。うちでよく発生するのはセンチュウは髪の毛より細い位の長さ10ミリ位の白いやつです。コバエはセンチュウより太く少し透明感のあるミミズの小さい奴という感じです。どちらも厄介な奴らですが、センチュウの方はクワガタなどの卵を食べたりしているところも見ていますので発生したら即やり直ししております。コバエの方はあまり悪さをしたのを確認しておりませんし、クワガタなどもそのまま普通に産卵しているようですのでそのままにしております。長くなりましたがそんな感じで見ております。皆さまはいかがですか。
Comment by たつや — 2010年5月31日 @ 7:44 AM
ホケチさん レスありがとうございます。 ペアリングの件ですが、ワイルドならば私の場合まずは♀のみで産卵させます。オオヒラタの場合、マット産卵でなおかつ交尾が完了しているのであれば約2~3週間で答えが出ます。必ずっていっていいほどケース側面などに卵を産み付けるからです。それが確認されない場合はペアリングを行うようにしています。オオヒラタは気があらいので出来れば同居はさけたいのいうのが私の本音です。ご参考までに・・・。 そうさん レスありがとうごいます。 エノキ材ですか・・・すみません、私その手の材は使用した事がないので何とも返答しかねてしまいます。申し訳御座いません。材の加水ですが、私の場合は皮を剥き、最初に含まれている水分量を確かめて、全体のほぼ7割位しみこませたら完了とします。時間はそれぞれの材によって違いますので一概にどれ位とは言えませんが、早いもので3分、長くて10分くらいでしょうか・・・。 それとミミズの件ですが、クワマットの製造過程にて高温になりますのでその際にほとんどの雑虫は死滅すると考えておりますが、中には生き残る可能性がある場合もあります。ミミズに関しましては大変すみませんが、私もマットがどうなるとかの情報は持ち合わせていないので明確な答えは言えませんが、マットを劣化させることはないのではないかと考えるのですが・・・・。参考程度に聞いて頂ければ幸いです。 アレックスさん レスありがとうございます。 ロッカーの中ですか?凄いですね。頑張って大型出して下さいね。朗報待っています。 ウッズさん レスありがとうございます。 マットの加水量・・・そうですね、ぎゅっと片手である程度強く握った時に指の間から水が染み出ない程度が適量というような感じでいつも申し上げていますが、確かに文章では分かりにくいですよね・・。 もしこの加水量で、しかも20℃程度の温度で線虫が発生するのならば、もしかすると水分量というより管理ケースに問題があるのかもしれません。管理するケースがあまり水分が飛ばないような気密性のものならば線虫が発生する可能性は大です。ケース内が結露してしまい水滴がある状況は線虫にとって天国なので・・・。 シゲルさん レスありがとうございます。 線虫はほんとに細長くかなり小さい糸みたいなものです。ただ実際の正体は私も分からないです。コバエの幼虫は一見プリプリしていては白濁の透明感があり、活発に動くようです。 りょーさん レスありがとうございます。 すみません、針葉樹マットというのを使用したことがないので正直な所どのようになるかが分からないんです。ただおそらくカビの一種ではないかと思うのですが・・・。 トシさん レスありがとうございます。 レギウスのペアリングの件ですが、私の場合、レギウスはハンドペアリングはほとんどしたことがありません。数日間同居させ、その間に目視で交尾を確認出来ていなければ♂♀一緒に産卵セットに入れています。交尾を確認出来ていなく不安に思うようでしたら同居産卵セットを組むのが一番よいのではないかと思いますが・・・。 たつやさん レスありがとうございます。 コバエの幼虫と線虫についての見解は私もたつやさんと同意見です。線虫は卵を潰したり、酸欠の原因になったりとやっかいです。コバエの幼虫は卵や幼虫には影響はありませんが、マットの劣化を早めてしまいますよね、まぁどちらともやっかいなものには変わりないのですが・・・。
Comment by shiho — 2010年5月31日 @ 11:14 AM
アドバイスありがとうございました。 カッコイイ個体を目指します!
Comment by ホケチ — 2010年5月31日 @ 8:11 PM
たつや様、shiho様、ありがとうございます。 そうですか、我が家ではキノコバエのウジ以外ではその様なものを見た事がないもんですから、、申し訳ありません!
Comment by シゲル — 2010年5月31日 @ 8:18 PM
shiho様 レギウスの件、アドバイスありがとうございました。同居セット組んでみようと思います。 ちなみにさっき覗いたところ、交尾意欲満々の♂は、♀の頭めがけて必死で交尾を仕掛けてました(笑)先が思いやられます…
Comment by トシ — 2010年5月31日 @ 10:16 PM
お忙しい中ご回答下さり、ありがとうございました!早めにケージを買える様、仕事頑張ります!
Comment by りょー — 2010年5月31日 @ 11:15 PM
シゲル様、レスありがとう御座います。 センチュウとコバエのウジについては、たつや様と同感です。センチュウの方が実害も大きいですし、臭いし、厄介な感じです。 shiho様のおっしゃるように湿度(通気性)の問題のような気がします。確かに結露が常時発生している感じですので。 その辺に配慮しながら、やってみます。
Comment by ウッズ — 2010年6月2日 @ 10:44 PM
なるほど、線虫に悩まされてる方、結構いそうですね!高温高湿度で増えて、卵まで喰う、、と。そういった悪条件で死んだ卵を食っているようにもとれなくはないですが? 発酵マット+気密性の高い最近の飼育ケース。 雑虫が繁殖するのも考えてみたら当然ですかね、、、。
Comment by シゲル — 2010年6月3日 @ 9:11 AM
パラワンオオヒラタクワガタは羽化してどれくらいで後食するのでしょうか?オス10月下旬羽化、メス8月下旬羽化とのことです。そのブリーダーさん曰く、少し食べ始めているとのことですが、全く食べようとしません。
Comment by GUCCI — 2020年1月12日 @ 5:52 AM
GUCCIさん
レスありがとうございます。
あくまで私の経験上での考えですが、パラワンオオヒラタの場合、常時25℃キープ下で管理した場合、羽化後2~3か月程度で後食は開始すると考えております。
ただし個体差もありますし、また管理温度は低ければもっと時間がかかる場合があると思います。
ご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2020年1月12日 @ 9:32 AM
羽化後2カ月半後食開始の個体が突然でしたがハンドペアリングをしたところ、見事に成功し何日かメスを休養させてから産卵セットを組もうと思っています。果たして上手く産卵してくれるのでしょうか?
Comment by シューイン — 2020年1月13日 @ 9:20 PM
シューインさん
レスありがとうございます。
これから述べるのはあくまで私:Shiho個人の考え方&やり方です。
寿命が長い種は熟成も長くなる場合が多いので、そういった種はじっくりと熟成させ産卵を組んだ方が上手く行くことが多いと考えています。
あくまで私の場合、パラワンだと後食開始して最低でも3~4か月以上は熟成期間を設けております。
なので羽化した時から計算すると、羽化後、5~6ヵ月程度は経過していることになります。
羽化後2か月半でペアリング~産卵だと少し早い気もしますが、絶対に無理だとは言い切れないとも思います。
私個人がその方法をやっていないので、出来ないと思っているだけで、やってみると意外に可能な場合もあると思います。
そうなると私個人にとっても新しい発見で素晴らしいと思います。
産卵が上手くいくことをお祈り申し上げます。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2020年1月14日 @ 11:09 AM
先日の続きですが、2ヶ月半のパラワンオオヒラタクワガタ産卵していました。外観からマットに2つでした。恐らく材にも産卵してる可能性もあるかもしれません。ヒラタ系の交尾、産卵、幼虫飼育は思ったより簡単でした。ヒラタ系は材の方に沢山産むみたいですので、産卵木は入れた方がわたしは良いと思いました。以上データとしてご報告いたします。
Comment by シューイン — 2020年1月19日 @ 4:12 PM
シューインさん
レスありがとうございます。
データのご報告ありがとうございます。
データとしてご報告頂けるのであれば、是非「産卵レポートDatabse」の方にご投稿の協力をお願い出来ればと思います。
「飼育レポートDatabese」や「産卵レポートDatabase」では、月夜野きのこ園の商品(用品)を使用して取れたデータの投稿集計を行っております。
弊社ホームページのトップページにアイコンがありますので、そちらからご協力頂けますとありがたいです。
お手数をおかけいたしますが、もしよろしければ、お願い申し上げます。
ありがとうございます。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2020年1月21日 @ 8:26 AM