ゴホンヅノカブトの飼育(羽化)
先日のビルマゴホンヅノカブトに続き、本家のゴホンヅノカブトの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ゴホンヅノカブト
学名 Eupatorus gracilicornis
産地:タイ産
累代:CB
【羽化体長】♂72mm ♀55mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1800CCブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂♀共に3~4回程度
【設定管理温度】20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約15ヶ月(合計17ヶ月程度)
本家本元のゴホンヅノカブト。胸側と腹側で真っ二つに分かれた体色が見事な種です。
幼虫飼育は比較的容易な方ですが、結構時間がかかります。今回少し低温気味だったので1年半ほどかかってしまいました。
それでもじっくり育ってくれて胸角もまずまず発達しているので満足です。♀の方は♂が羽化すること約1~2ヶ月前から羽化しています。
やはり♂♀のズレはあるようです。
このゴホンヅノカブト、幼虫飼育は容易な方ですが、産卵はあまり産んでくれません。
これはビルマゴホンヅノやシャムゴホンヅノにも言える事なのですが、産まない事はないのですが、産卵数が多くないんです。
現地では竹林などに生息しているらしいので、繊維質のあるマットが向いているのかもしれませんね・・・。今後の挑戦(課題)
としたいと思います。(^^)
11 Comments »
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こんばんは。 今回日記とは関係無い事になってしまうのですが一つご提案があって書き込みしました。 飼育レポートデータベースについてです。 思うのですがカワラ菌糸が発売してしばらく経つのにカワラを一番使う種類のタラ・レギ、オウゴンオニのカテゴリがありませんよね? カワラを発売してからしばらく経ってますしタラ・レギ、オウゴンオニを羽化させてる方々も数多くいるのではないでしょうか? ですので飼育レポートデータベースにタラ・レギ、オウゴンオニのカテゴリを追加してみてはいかがでしょう? 長文失礼しました。
Comment by コナー — 2010年7月28日 @ 12:33 AM
shiho様 度々失礼いたします。 質問なんですがトカラノコが先日羽化しました。本土ノコと同様に繁殖は翌年と決め込んでいたんですが、、少し早く羽化していた別宅の兄弟は後食を開始していました!という事は、年内に繁殖出来るという事でしょうか? 後食した後、越冬させて翌年繁殖は無理なのでしょうかね? 温度管理などしていませんのでどうしたらいいのか、、。
Comment by 虫シゲ — 2010年7月28日 @ 12:16 PM
コナーさん レスありがとうございます。 カテゴリの件、おっしゃる通りだと思いますので、現在追加作業中です。もうしばらく御待ち下さいませ。(^^) 虫シゲさん レスありがとうございます。 トカラの件ですが、う~ん、どうなんでしょう?後食開始したということは活動が始まったと考えても良いとは思います。トカラノコの生息しているところはは本土ノコが生息している場所とは気温も違うし、冬でもそこまで寒くないと思うので、もしかしたら温度管理があえばブリードが出来るのかもしれないですね・・・。
Comment by shiho — 2010年7月29日 @ 10:53 AM
自分もカテゴリができたらレポート投稿したいと思います。よろしくお願いします。
Comment by コナー — 2010年7月29日 @ 4:47 PM
shiho様 解釈が難しいのですが、、。トカラノコは、本土ノコと同じように年内には後食しないで、翌年に後食産卵するのですか? 通常は未後食のまま越年するものなのですか?
Comment by 虫シゲ — 2010年7月29日 @ 5:22 PM
虫シゲ様 トカラノコは家の個体は羽化後、休眠で冬を越し今年の夏に活動はじめました。トカラはその年に活動開始する個体が殆どらしいのでしっかりエサを与えればブリード可能だと思います。対して本土ノコは羽化後一冬越し翌年に活動するらしいですが家の個体はその年に活動開始してしまいました。
Comment by hera26 — 2010年7月29日 @ 11:28 PM
虫シゲさん レスありがとうございます。 う~ん、私の所で羽化した個体は冬場は強制的に寒い所において春ブリードしていたので、ちょっと何とも言えないです。 hera26さん レスありがとうございます。 おお、そうなんですね!トカラはその年に活動するんですか~。じゃぁ無理に寝かせなくても良かったというわけですね。勉強になりました。ありがとうございます。(^^)
Comment by shiho — 2010年7月30日 @ 12:53 AM
hera26様、ありがとうございます。 わたくしの知りたかった所は、そこなんです。 もう後食を開始してるという事は越年しないで繁殖させるしかないのかな、、と。それでどおすればいいのかな、というのがワタクシの質問でした。本土ノコは後食したら年内に死んでしまいますからトカラも多分そうだと思うんですよ。ブリードを急ぐのは、あまり好みじゃないから出来れば一年寝かせたいけど、どうやら本土ノコとは違うんですね。 常温管理なんで、どうなるかはトカラ次第ですか(笑)!様子を見ながら判断してみます。
Comment by 虫シゲ — 2010年7月30日 @ 12:07 PM
ノコブリーダーの方は羽化したら、冷蔵庫で10℃管理して熟成し来春にブリードするようです。参考までに
Comment by hera26 — 2010年7月30日 @ 12:48 PM
hera26様 そうやって休眠させれば翌年にブリード出来る訳ですね! 国産ノコ類も奥が深いですね。 本土ノコもいきなり羽化年に活動する個体も居るのではないか、、と怪しい個体を野外で見る事があります。というのは9月中旬~下旬に樹液に群がるピカピカの明らかに新成虫と思われるオスノコをここ数年見るからです。♀は全くいないので繁殖出来ないのでしょうが、多数のオスが群がる様子は異様な光景ですよ。セミも秋に羽化する個体が増えている気がします。本当のところは良くわかりませんが、温暖化の影響か(?)高温が長く続くとこういう現象が起こるのかもしれませんね。虫シゲの生息地(笑)は、神奈川の平地です。 30年前にはミヤマクワガタが生息していました。現在は絶滅して、専門誌など見ると普通に 『山地性の種』と書かれています。確かに神奈川の山地には居ますね、まだ。元々山地性なんじゃなくて気候がドンドン変わってきてるんですよ。エアコンを使わないと飼えない虫がこれから益々増えるんですかね、、。
Comment by 虫シゲ — 2010年7月30日 @ 9:41 PM
虫シゲ様 そうなんですか!? ミヤマが少ないんですか!だからネットでミヤマが4万円と跳ねてたのか…実は私は北海道在住でミヤマは灯火採集でも大きいサイズが採れます。北海道産ミヤマがなぜそんなに価値があるのかわかった気がします。
Comment by hera26 — 2010年8月1日 @ 7:37 PM