一段と寒くなってきましたね。最近冬場の生体管理についてよく質問が来ますので、今日はその事に関して少し書いてみたいと思います。

※管理の仕方には色々な方法があると思います。今回述べるのはあくまでも私Shihoの管理方法についてのやり方&見解です。 ご参考程度に聞いて頂けますと幸いです。

国内産の場合、一般的には冬場でも常温飼育で飼育が可能です。ただ南西諸島産(沖縄や離島もの)についてはここではちょっと外したいと思います。代表的な例として国産オオクワガタ(成虫)の越冬のやり方について私なりのやり方で紹介します。※この方法は過去の日記でも紹介しております。 内容が重複しますことを御了承下さいませ。

【国産オオクワガタ成虫の越冬方法(shiho流)】
国産オオクワガタの越冬の方法について画像で説明したいと思います。今回越冬をさせるのは国産オオクワガタ♂1頭です。

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・手順です。まず用意したのはクリーンケースSSです。オオクワガタ1頭程度ならこの大きさでも十分だとは思いますが、もっと大きくても全然構いません・・・ というよりスペースは広い方がより良いです。

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・越冬させるマット、今回はほだマットを使用。少し加水し、水分調整をします。この際、マットが固まる位の水分量では多すぎます。水分は少なめにします。あまり水分が多いと特に寒い場所ではその水分によりマットがかなり冷たくなってしまいますので注意が必要です。

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・今回の越冬の主役:国産オオクワガタくん
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・さぁセット開始です。まずはケースにマットを軽く敷き詰めます。マットは押詰めません、軽くです。

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・主役の国産オオクワガタくんを入れます。

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・わたしの場合ですが、生体が隠れれるように木片を1~2本入れます。

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・その上からまたほだマットを軽くかぶせます。この時も押詰めずに軽く空気を含ませるような感じでかぶせます。マットはケース高さの約8割程度までかぶせます。
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・上部には転倒防止の木片とゼリー。 完全に潜って上部に出てこなくなったらゼリーは撤去しても良いですが、 セット初めの時は越冬のスイッチがまだ入り初めかどうかの時期ですので、一応ゼリーは入れておきます。

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・フタをして完了。
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・上の段階のままでもOKですが、コバエ等から守る為に新聞紙とディフェンスシートを用意する手もアリです。

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・ディフェンスシートを容器の大きさに切って乗せます。

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・次に新聞紙を乗せます。私はいつも2~3重に折り曲げます。
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・最後にフタをして完成です。

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如何でしたでしょうか。私は越冬するクワガタは上記のような方法でセットします。

国産オオクワガタの場合、北は北海道にも生息していますので、寒さにはとても強いと思います。勿論、 温度管理をしっかりしていても冬は越せますが、20℃以上で管理した場合、エサを食することもあります。 来年しっかりと産卵をさせたいと考える場合には、 しっかりと越冬をさせ体をつくっておくとより産卵効果が上がると言われています。

【国産オオクワガタ幼虫の場合】
今度は幼虫の場合ですが、冬場に温度管理をすれば、冬の間もエサを食しますので成長を続けます。 常温管理の下におけばある程度の寒さに達した時点で越冬し始めます。この間はエサを食さないので成長は止まります。 やり方は飼育される方のお好みで選んで頂ければと思います。より自然に近い方法がお好みならば常温飼育、冬場も成長させたいのであれば温度管理飼育・・・という具合です。

これから更に寒い冬が来ますが、皆さん一緒に頑張っていきましょう。(^^)/

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