カナブン・ハナムグリの飼育方法について
先日、あるお客様より、国産のアオカナブンの飼育方法について質問が来ました。今日はカナブンの飼育について書いてみたいと思います。
昼間の樹液にたかるカナブン、今も昔も変わらず結構な数がいますよね。 クワガタやカブトムシばかりが主役になりがちですが、カナブンも良く見るととてもキレイな昆虫です。とはいえ、私も国産のカナブンはまともに飼育した事はありません。今回は外国産のカナブン[ポリフェムスオオツノカナブン]ですが、こちらを例にとってご紹介したいと思います。飼育方法はほぼ同じような感じで大丈夫だと思います。
<幼虫飼育>
【お勧めマット】完熟マット>くわマット>黒土マット
【水分量】少し少なめ
【設定温度】25℃前後
【使用容器】860ccプリンカップ
【エサ交換回数】3回位
【羽化までの期間】約7ヶ月
大型なカナブン種の一つ、ポリフェムスオオツノカナブンです。幼虫飼育はとても容易で、飼育する容器も860cc程度のプリンカップで十分です。
今回質問があった国産のアオカナブンならば300ccプリンカップ程度だと思います。水分量は少し少なめで、ほんのり湿り気がある程度で管理しました。羽化までの回転も早いです。
また産卵についても結構容易な方で以下の様なセット方法で十分産卵してくれました。産卵でもお勧めマットは、完熟マット>くわマット>黒土マットです。そのままでも良いですが、微粒子の方が更に結果が良かった記憶があります。
上記の図でマットを固く詰めるとありますが、ブンブンの場合、ばら撒き産卵が多いのでそこまで固く詰める必要は無かったと思います。
外国には色んな種のカナブン・ハナムグリがいます。数年前はブンブンブームが来て、色んな種のハナムグリやカナブンが沢山流通していました。懐かしいですね。
以下の画像はインカツノコガネです。
これもキレイな昆虫ですよね。今現在は外国産ブンブン系は輸入規制がありますので、なかなか入手出来ない状況です。私も今度国産のブンブン系をブリードしてみたいと思います。その時はまたご紹介しますね。(^^)
5 Comments »
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ポリフェムスやウガンデンシスとは全く違いますよ、、アオカナブンは。正直難しいと思います。 かなり温度を低く保たないとダメですし。 一番の最普通種のカナブンも大変累代飼育が難しい種類です。爆産した後、次々と減ります。
Comment by シゲル — 2012年7月12日 @ 8:58 PM
シゲルさん レスありがとうございます。 大変申し訳御座いませんでした。アオカナブンはそうなのですね、改めて知りました。こちらの浅はかな知識で語りましてシゲルさん他、この日記を御覧の皆様にご迷惑をおかけ致しました事を深くお詫び申し上げます。私も一飼育者なので、今後も誤まった見解や意見を申し上げる事が多々あると思います。その時はご指摘&ご指導下さいますようお願い申し上げます。この度は本当に申し訳御座いませんでした。
Comment by shiho — 2012年7月13日 @ 10:19 AM
shiho様 とんでもございません。ぜひ飼育していただいて役に立ちそうな記事よろしくお願いします。しかし本当、国産ブンブンは難しいのが多いです。シロテンハナムグリなどは例外的に大変楽に育ちますが、、。
Comment by シゲル — 2012年7月13日 @ 11:38 AM
アオカナブンの飼育方法を質問させて頂いた者です。 わざわざこのような場で回答してくださりありがとうございます! 今回の記事を生かして飼育を頑張ろうと思います♪ いつの日か外国産のカナブンが入荷した時もどうかお知らせください! 今回の記事で挑戦してみたくなりました(笑) これからもカナブン関係の記事を首を長くして待ってます♪ それでは失礼します。
Comment by ryohei — 2012年7月14日 @ 10:04 PM
カナブンにも、こんなにきれいなやつがいたんですね[!] カブトムシにすこしにててきれいなので、カブトムシより好きになりました[!]
Comment by Black cat — 2012年7月17日 @ 8:14 PM