先日、あるお客様より、国産のアオカナブンの飼育方法について質問が来ました。今日はカナブンの飼育について書いてみたいと思います。

昼間の樹液にたかるカナブン、今も昔も変わらず結構な数がいますよね。 クワガタやカブトムシばかりが主役になりがちですが、カナブンも良く見るととてもキレイな昆虫です。とはいえ、私も国産のカナブンはまともに飼育した事はありません。今回は外国産のカナブン[ポリフェムスオオツノカナブン]ですが、こちらを例にとってご紹介したいと思います。飼育方法はほぼ同じような感じで大丈夫だと思います。

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img_20100901T113947046【飼育種】ポリフェムスオオツノカナブン参考画像

<幼虫飼育>
【お勧めマット】完熟マット>くわマット>黒土マット
【水分量】少し少なめ
【設定温度】25℃前後
【使用容器】860ccプリンカップ
【エサ交換回数】3回位
【羽化までの期間】約7ヶ月

大型なカナブン種の一つ、ポリフェムスオオツノカナブンです。幼虫飼育はとても容易で、飼育する容器も860cc程度のプリンカップで十分です。

今回質問があった国産のアオカナブンならば300ccプリンカップ程度だと思います。水分量は少し少なめで、ほんのり湿り気がある程度で管理しました。羽化までの回転も早いです。

また産卵についても結構容易な方で以下の様なセット方法で十分産卵してくれました。産卵でもお勧めマットは、完熟マット>くわマット>黒土マットです。そのままでも良いですが、微粒子の方が更に結果が良かった記憶があります。

zu-sanran-mat-200-6

上記の図でマットを固く詰めるとありますが、ブンブンの場合、ばら撒き産卵が多いのでそこまで固く詰める必要は無かったと思います。

外国には色んな種のカナブン・ハナムグリがいます。数年前はブンブンブームが来て、色んな種のハナムグリやカナブンが沢山流通していました。懐かしいですね。

以下の画像はインカツノコガネです。

img_20100911T181150375インカツノコガネ♂

img_20100911T181152093インカツノコガネ♀

これもキレイな昆虫ですよね。今現在は外国産ブンブン系は輸入規制がありますので、なかなか入手出来ない状況です。私も今度国産のブンブン系をブリードしてみたいと思います。その時はまたご紹介しますね。(^^)

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