先日、お客様から「タランドゥス」の飼育(産卵)について質問が来ました。今日は私(shiho)のやり方にはなりますが、日記内にてご紹介したいと思います。

img_20100411T153614296【参考画像♂75mm】

img_20100411T153616328【参考画像♀個体】

【飼育種】
和名:タランドゥスオオツヤクワガタ
学名:Mesotopus tarandus

アフリカを代表するクワガタムシ、タランドゥスオオツヤクワガタです。昔は産まない、育たたないという飼育者泣かせの種でしたが、今では飼育方法も確立されており、比較的難易度も下がりました。

今回質問が来ているのが産卵についてですが、あくまで私(shiho)のやり方ですが、私は以下の様な方法で産卵させます。

【産卵に使用するマット】
完熟マット

【産卵に使用する材】
カワラ材、レイシ材、もしくは菌糸産卵

【産卵に使用するケース】
クリーンケースL

【産卵管理温度】
25℃位

【水分量(湿度)】
多からず少なからず

【セット方法】
マットには産卵しませんので、マットは固く詰めなくても大丈夫です。材を半分~2/3位見えるような感じでセットします。菌糸ビン産卵の場合には(ちょっと図がありませんが)、菌糸ビンを横倒しにして菌糸ビンを半分位見えるような感じで埋め込みます。

セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。ただし、この図では材の埋め込みで見える部分が1/4程度になっていますが、タランドゥスの場合は1/2~2/3は見えるようにセットして下さい。菌糸ビン&菌床に産卵させる場合も同様です。

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上記画像では材は2本入っていますが、個人的な感想では大きい直径の材1本が好ましいです。♀は材に穿孔して身体ごと潜り込んでいき、長時間にわたって産卵をします。そのため、材の直径は出来るだけ大きなものが好ましいです。理想は14~20センチ程度。小さなものだと産む場所がなくなり、 産卵を休止して出てきてしまったり、♀が動いている間で材が割れて粉々になってしまう可能性があります。

♀が材に潜り込んでしばらく姿が見えなくなったらほぼ成功です。後は次回♀が出てきた時や、ケース底に幼虫がこぼれて見えてきたときなどに割り出します。大体ですが産卵開始~1ヶ月半でしょうか・・・。

上記が私、shihoが行っているタランドゥスの産卵方法です。あくまで私個人のやり方ですので、飼育者の皆さんそれぞれ独自のやり方もあると思います。一つの方法として良かったらご参考までに御覧頂けますと幸いです。m(_ _)m

飼育担当Shiho

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