先日、お客様からの質問でクワガタのペアリングの方法について質問が来ました。
今日はちょっと初心にかえってペアリングのやり方をご紹介したいと思います。

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ペアリングにおいて重要なのは以下の事だと私は考えます。
 
※この考えはあくまで私:Shihoの考えです。
 ご参考程度に聞いて頂けますと幸いです。
 
 
 
【親になる個体♂♀の熟成】
産卵をする際に一番重要だと考えているのが、この親個体の熟成です。熟成が甘いと、ペアリング自体も上手くいきませんし、 仮にうまくいっても無精卵を産卵させる場合あります。片側だけの熟成ではなく、両親個体ともしっかりと熟成させる事が大事だと思います。
 
 
【親♂と親♀の体格差】
ペアリングをする場合、体格差がかなりあるとペアリングそのものが上手くいきません。カブトの話になりますが、 小型の♂と大型の♀を掛け合わせようとした場合、♀のパワーに♂が負けて身体を引きずられてペアリングが不発する場合がよくあります。 これはクワガタにも言えると思います。それ相応の体格差で行うのが望ましいです・・・。ちなみにあくまで参考例ですが、 国産オオクワガタの場合、♂70mmならば♀40mm程度が理想とよく聞きます。。。ご参考までに・・・。
 
 
【親♂と親♀の相性】
親♂と親♀の相性・・・これも結構大事です。相性が悪いと喧嘩がはじまり、最悪の場合にはどちらかが殺されたりする場合もあります。 特に気性の荒いオオヒラタ系などは注意が必要です。♂がバチバチ♀を攻撃する場合は、一旦♀を離して再度チャレンジするか、 もしくは相手そのものを替えてチャレンジするのが望ましいです。
 
 
【ペアリングを行う方法(ハンドペアリングか同居か】
あくまで私の場合ですが、わたしの場合、カブト系はハンドペアリング、クワガタ系は♂♀同居でセットします。ただカブトの場合、 超小型種やコロコロと丸いサイカブトなどの様な種は同居でペアリングを行います。クワガタの場合は基本同居ですが、ペアリングをしやすい種、 ニジイロやメンガタなどはハンドペアリングをさせる場合もあります。

 
【同居ペアリングだった場合の容器のセット方法】
同居ペアリングの場合、容器の大きさなどには気を使います。小さすぎず、大きすぎない程度で・・・。 小さいとペアリングが上手くいかなかった場合、♀の逃げ場がないですし、逆に大きすぎると、♂と♀の距離がありすぎて、 ペアリングに至らない可能性も出てきます。マットは薄く敷き、転倒防止の材も適度に入れた方がよいでしょう・・・。
 
 
【ペアリング中の管理温度】
クワカブの場合、幼虫飼育の温度と違い産卵モードに入る時にはある程度の温度が必要な場合があります。今の時期、日本は寒いですので、 常温の環境でハンドペアリングや同居ペアリングを行おうとしても、親個体の動きは活発化せず、不発に終わる事が多いです。 ペアリングをする時は、20~28℃程度で、後は種類によって調整しましょう。
 
以上が私がペアリングをするときに注意することです。ただあくまでやり方はひとぞれぞれなので、ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。 (^^)

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