先日、お客様より、ニジイロクワガタの産卵について質問が来ましたので、今日はちょっとふれてみたいと思います。

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【参考画像♂】

【飼育種】
和名:ニジイロクワガタ
学名  Phalacrognatus muelleri

産地:オーストラリア産
累代:CB

皆さん、既にご存知、七色に輝くクワガタ、ニジイロクワガタです。
この虫はとても丈夫で、暑さ、寒さにもとても強い虫です。とは言っても毎日30℃を越すような日本の夏の暑さはちょっと厳しいですが・・・。

寿命も長く、とても飼いやすい種だと言えます。
質問があった産卵セットですが、私の場合、しっかりと熟成した♂♀を用意し、1週間ほど同居させます。オオヒラタの様に♀殺しが起きやすい種ではないので、同居で安心です。

それから、♀のみを産卵セットに投入します。産卵セットはマットのみでも、材を入れてもどちらでもOKです。私はマットのみの産卵派なので、図示すると以下の様な感じになります。マットのお勧めは、くわマット、完熟マットです。

このようなかんじで約1ヶ月半~2ヶ月ほどセットを組みます。設定温度は私は25℃程度で調整しています。
途中ケース側面や底面に幼虫が沢山見えてきたら、一度回収しても良いでしょう。あまり長時間放っておくと、♀が子喰いする可能性もあるのでご注意を・・・。

ニジイロの産卵は結構極端な場合があります。セットを組んだとたん、爆発的に産んだり、またその逆で長期間に渡ってダラダラと産んだりするものもあります。色虫ですが、パプキンなどと違い、寿命も比較的長いほうなので、産まない場合は、一旦セットを解除し、再交尾させて、再セットを組むなど色々試してみるのも良いでしょう。

七色に輝くニジイロ、是非皆さんも一度トライしてみては如何でしょうか?(^^)

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