今日はキクロマトス、その中でも人気の高いメタリフェルホソアカの飼育方法をご紹介します。
 

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【スラウェシ島産:メタリックタイプ:♂85mm】

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【スラウェシ島産:レッドタイプ:♂80mm】

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【ペレン島産:グリーンタイプ♂78mm】

【飼育種】
和名:メタリフェルホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus metallifer

【使用するエサ】くわマット、完熟マットきのこマット、菌糸
【使用する容器】600広口ビン~PP1400ccの空ボトルを使用
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】20~23℃前後
【羽化までにかかる時間】初令投入して約6~12ヶ月

 

メタリフェルホソアカ、細身なボディですが、大型になると細身のボディには似合わないような大顎をもつようになりま す。ボディカラーも多彩で、産地、個体差によって様々です。人気のペレン島産、スラウェシ島、セレベス島、ハルマヘラ島、サンギール島などなど・・・・。 大顎が伸びるこの種、なかなか人気が高い種でもあります。

飼育自体は非常に容易です。あくまで私の飼育方法ですが、私は菌糸ではなく、マットで育てています。初令幼虫をまず広口600ビンに入れて約5ヶ月ほど管理。その後羽化の事も考えて私の場合は♂はPP1100ccの空ボトルに投入します。管理温度は大型を狙って少しですが低温で管理しました。サイズ的には全然ギネスには及びませんが、それでもこのサイズになると結構迫力があります。

ここで皆さん疑問に思われると思いますが、使用した容器、1100ccのスペースでは、大型が羽化する際、とても狭 いように思われます。もちろんより大きな1400cc程度の容器で管理した方が一番良いのですが、場所とスペースの事を考えて、あえて1100ccの容器 で管理しました。

ただ2本目のPP1100で管理した際は、大型の個体の場合は、最後の蛹化時にボトルを横に倒しました。その際、ボトルの上面(ふたぎりぎり)までマットを追加投入し、隙間をなくしました。こちらの推測どおり横長に蛹室を作ってくれてそのまま蛹化~羽化。長い体長でも 問題なく羽化出来ました。

顎の長さとボディがアンバランスなメタリフェル、他のクワガタとはまた違った味がありなかなか格好よい種です。
皆さんも機会がありましたら是非一度ブリードしてみて下さい。格好よいですよ。(^^)

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