今日はシェンクリングオオクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。

※この記事は過去にもご紹介しております。公開してから2年近く経過しておりますので、新たにこのHPを御覧になられる方もいらっしゃると思い、再掲載しました。御了承下さいませ。

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【シェンクリングオオクワガタ♂参考画像】

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【シェンクリングオオクワガタ♀参考画像】

【飼育種】
和名:シェンクリングオオクワガタ
学名:Dorcus schenkingi
産地:台湾産
【使用したエサ】
♂:Element1100 2本使用
♀:Element1100 2本使用
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して約8ヶ月(合計10ヶ月程度)
♀2令投入して約6ヶ月(合計8ヶ月程度)

台湾のドルクスの一種、シェンクリングオオクワガタです。幼虫飼育はとても容易、菌糸、マットどれでも育ってくれます。

今回紹介しました個体はElement1100を使用しました。♂は1本目をまるまる喰いきり、菌糸の白い部分が約9割り程なくなった時点で2本目に移行。2本目も7~8割は白い部分がなくなりました。 ♀の方は1本目を約7割ほど食いきった状態で交換。2本目に交換すると2~3割食べた状態で暴れが始まり、そのまま蛹室を形成。 その後蛹化~羽化となりました。

♀は♂よりもサイクルが早く、約2ヶ月ほど早く羽化して来ています。寿命もかなり長い種ですので、羽化ズレはあまり気になりませんが、 同血統同士の血の濃さには注意したいですね。

次に産卵方法ですが、私は以下のような方法でセット組んでいます。

【産卵にお勧めのマット】くわMat、完熟Mat材2本
【産卵にお勧めのケース】クリーンケースMクリーンケースL
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。

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このような感じです。
下の画像は他の種をセットした際の実際画像です。シェンクも同じセット方法なので参考に御覧下さいませ。

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【斜めから見たセット完成図】
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【真上から見たセット完成図】
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【フタをして完了!】
私が飼育した際には産卵形態はほぼ材産みのように思えました。産卵数はあまり多くは無いようです。私も過去に何度かセットしましたが、 多くて30程度だった記憶があります。ただその時も材をこまめに入れ替えてです。材を4~5本使用した記憶があります。

ペアリング方法ですが、私の場合は基本的には産卵セット前に10日程度♂♀を小さめのケースに入れて同居させています。 産卵セットに♂♀直接入れても構わないと思いますが、逃げ場が結構あるので♂♀の交尾が成立しない場合を考慮して、あらかじめ♂♀のみでしっかり交尾が成立させるようにしています。10日程度同居させたら、後は♀のみを産卵セットに投入します。

私はこのような方法でセットを組んでいますが、これはあくまで私の方法ですのでご参考程度に聞いて頂けると幸いです。(^^)

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