ヒルスシロカブトの飼育(幼虫飼育&産卵)
今日もシロカブト種、先日のグラントシロカブトに続き、同じシロカブト種と言われている、ヒルスシロカブトについてご紹介してみたいと思います。
和名:ヒルスシロカブト
学名:Dynastes hyllus
産地:メキシコ
累代:CB
【使用するお勧めのエサ】 きのこマット、完熟マット、くわマット
【使用した容器】 1800CCブロー容器
【えさ交換回数】途中4回程度
【設定管理温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】約12ヶ月程度
シロカブト種にはグラント、ティティウス、ヒルスなどがいます。
そ れぞれに何かしら特徴があります。グラントは卵~孵化までがとても長い。ティティウスは羽化~成熟までが半年位と長い。。。しかしこのヒルスシロカブトは 卵も普通に1ヶ月程度で孵化し、熟成も約2ヶ月ほど、しかも体長はシロカブトの中では最大と、まさに飼育しやすい種だと思います。
<幼虫飼育>
飼育はとても容易、きのこマット、完熟マット、黒土マット、くわマット、どれでも問題なく育ちます。 ただ個人的なお勧めはきのこマットです。設定温度は幅が広く16~28℃位までは大丈夫です。 私の場合は23~25℃の範囲で飼育しています。飼育ケースも1800cc程度のブロー容器でも十分に大型も出ます。より余裕を持って飼育したい方はクリーンケースSあたりあれば十分でしょう。
<産卵方法>
つぎに産卵方法についてご紹介したいと思います。
以下で紹介するのは、過去に行った産卵結果の様子です。
この産卵でのセット方法&結果は以下の通りでした。
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】約2週間ごとに採卵~2ヶ月程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
【産卵の数&孵化数等の結果まとめ】
【産卵結果:1回目】卵 41卵+幼虫1頭 内孵化31頭
【産卵結果:2回目】卵 33卵、内孵化30頭
【産卵結果:3回目】卵 10卵、内孵化4頭
この時のヒルスシロカブトの産卵をまとめると、合計3回の割り出し(採卵)で、
採卵 84卵 内孵化65頭
孵化率:77%
という結果でした。孵化率は何とか7割を超えましたので、まずまずの受精率ではなかったかと思います。1回目&3回目の卵よりも2回目の卵の方が孵化率も高く、安定した結果が出ました。産み始めと産み終わりの卵は受精率が低くなるのでしょうかね・・・。
そして採卵した卵は私は以下の様な感じで管理しております。
ケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。あとは孵化を待つのみです。管理温度は25℃前後にして管理しています。
如何でしたでしょうか?シロカブトの種の中では一番やりやすいと思います。是非機会がありましたらチャレンジしてみて下さいませ。(^^)
1件のコメント »
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
Leave a comment
2014年1月27日
カテゴリー
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
ヒルス飼いたい!
Comment by クワ蔵 — 2014年2月21日 @ 6:10 PM