ドウイロクワガタの飼育(羽化&産卵)
今日はちょっと変わったマニアックな種、ドウイロクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【♂参考画像29mm】
【飼育種】
名称:ドウイロクワガタ
産地:アルゼンチン
累代:CB
南米の色虫、ドウイロクワガタです。今現在ワイルドものの入荷があるかどうか は分かりませんが、昔は大体冬場11月~3月辺りにワイルドものが入って来ていました。南米産のニジイロクワガタといったような風貌をしております。ただ ニジイロと違いとても小型です。飼育は以外と容易な種です。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】完熟Mat、くわマット
【使用した容器】 800ccPPボトルの空容器使用
【えさ交換回数】途中1回の計2回
【設定管理温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計10月程度)
私の場合は低温で、マット飼育で管理しました。特に難しい面はなく、普通に羽化してくれました。低温気味にもかかわらず羽化まで1年はかかりませんでした。
<産卵方法>
<産卵用法>
次に産卵方法ですが、マットのみで産ませるやり方と、材を入れてセットを組むやり方があります。別々にご紹介してみたいと思います。
★マットのみで産卵セットを行った場合★
【累代】WD♀
【使用したマット】くわマット、完熟マットがお勧め
【使用した容器】クリーンケースM~L程度
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】20℃前後
セット方法を図示するとこのような感じです。
★材を使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本
【使用する材】コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット完了後の画像を紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
上記のようなかんじで約1ヶ月半~2ヶ月もすれば、ケース側面に幼虫が見えてくるはずです。もしその位経過しても卵も幼虫も見られない場合は、交配が成功していない可能性がありますので、♀を取り出し、♂と交尾させると良いと思います。
ドウイロクワガタ、私も過去に数度しか飼育した事がありませんが、特に難しいといった印象は ありませんでした。ただ当時は希少だっただので、慎重に低温で管理したという思い出があります。もしかするともう少し高温(25℃位)でも大丈夫なのかも しれませんが、私の場合は20℃程度の管理だったので、あえてこの方法でご紹介させていただきました。変わった体色、風貌、とても魅力的な虫ですよ。 (^^)
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