先日のカネギエーテルノコギリに次いで、今回も小型ノコギリの飼育方法を紹介します。
今回はオキピタリスノコギリです。

オキピタリスa
【個体参考画像:♂43mm】

 

【飼育種】
和名:オキピタリスノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus occipitalis

オキピタリスノコギリクワガタ、前回紹介したカネギエーテルノコギリ同様、昔はよく飼育していました。こちらも体長は4cmほど、色合いもクリーム 色で、頭部は赤みを帯びるようなかんじでしょうか。。。飼育方法もとても容易な種です。幼虫飼育と産卵方法をご紹介してみたいと思います。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット完熟マット、菌糸でもOK
【飼育容器】プリンカップ120cc~200cc
【えさ交換回数】 ほとんど交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

ま ず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。菌糸飼育でも大丈夫でした。マットを入れ る容器も120cc~200cc程度もあれば十分。マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は 23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSSS
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-6
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
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マット を大きなケースに出します。
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ケース底面を固めていきます。
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固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止の木片とエサを入れます。
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間に新聞紙を挟んでセット完了
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産卵は私の場合マットのみで行っていました。マットで十分産卵してくれていましたので、材は入れませんでしたが、勿論材を入れても良いと思います。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。カネギエーテ ルのセット方法と全く同じです。

オキピタリスノコギリは前回紹介したカネギエーテルと違って今でもよくワイルド個体が入ってきていると思います。価格も手頃で、かつワイルドならば持ち腹ですぐに産卵が出来るのでいいですよね。皆さんも機会がありましたら是非挑戦してみて下さいませ。(^^)

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