今日は外国産の小型ノコギリクワガタ、スペンスノコギリクワの飼育方法をご紹介したいと思います。
スペンス36a
【スペンスノコギリ♂36mm短歯型】

スペンス47
【スペンスノコギリ♂47mm長歯型】

【飼育種】
和名:スペンスノコギリクワガタ

<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、完熟マットきのこマット菌糸E-800
【お勧めの容器】マットならば500cc程度のブロー容器、菌糸ならばE-800
【えさ交換回数】途中1~2回でOK
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位

スペンスノコギリの幼虫飼育ですが、とても容易な種です。マット、菌糸、どちらでもよく育ちます。上記画像では短歯型と長歯型をご紹介しました。同じようなサイズでも短歯型と長歯型が出てきます。面白いですよね。

<産卵方法>

次に産卵方法ですが、これもとても容易な種です。
マットのみでも産卵しますし、材を入れてセットしてもどちらでもOKです。私の場合は主にマットのみで産卵させていました。

<マット産みで産卵を行った場合>

【使用したマット】くわマット、完熟マットがお勧め
【使用した容器】クリーンケースSM
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25℃前後

まずは組んだ産卵セットからご紹介します。
「くわマット」にてセットを組んだケースです。

まずはクリーンケースを準備
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くわマットを大きなケースに出します。
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ケース底面を固めていきます。
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固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止の木片とエサを入れます。
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間に新聞紙を挟んでセット完了
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セット方法を図示するとこのような感じです。

zu-sanran-mat-200-61

<材も使用して産卵セットを組んだ場合>

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット1~2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

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【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-62

上記のような感じで1~2ヶ月もすればケース側面に幼虫が見えてくるはずです。但し産卵木を使用したセットの場合は、産卵木の方に潜ってしまいケース側面で発見するのが分からない場合もあります事をご注意下さいませ。

いかがでしたでしょうか?スペンスノコギリクワガタ。一時期はとても人気があった種です。短歯たいぷと長歯タイプが出て面白いですよ。今ではなかな か市場では、あまり見かけないように思われます。もし入手する機会がございましたら、是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)                     

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