今日はパリーオオクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。

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【飼育種】
和名:パリーオオクワガタ
学名:Dorcus parryi
産地:ジャワ東部

パリーオオクワガタです。この時期になるとワイルドでの入荷が見られ、産地によっては比較的入手がしやすい種です。沢山の産地があり、各産地ごとに特徴が異なります。今回画像でご紹介したのはジャワ東部産のパリーです。ここの産地は比較的顎が太くごつく見えてなかなか迫力があります。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】菌糸ビンきのこマット、くわマット
【設定管理温度】20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間】
<菌糸の場合>
♂10~12ヶ月程度
♀6~8ヶ月程度

<マットの場合>
♂12~14ヶ月程度
♀10~12ヶ月程度

※ただし、個体差、管理温度の差などにより幼虫期間は変わります。あくまで私が飼育した際の参考期間ですので、御了承下さいませ。

飼育はとても容易で、菌糸、マットどちらでも育ってくれます。私のお勧めは菌糸ですね。こちらの方がより大型になり良い結果が出ております。マットは菌糸系でもあるきのこマットがお勧めです。菌糸飼育より時間はかかります。メリットは菌糸飼育個体よりも腹部の肥大が少ないスマートな個体で羽化することが多いです。このことは材飼育でも言えると思います。

<産卵方法>
産卵は国産オオクワガタと同様のセットでOKです。
マットのみでは産卵しずらいので材を入れます。

参考までに、材でのセット方法は・・・・・

【産卵に使用するマット】マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。
産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
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画像で見ると・・・・
img_20110831T133207921
真上からの画像は・・・
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こんな感じでセットします。このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。

大型になり、顎もなかなか太いクワガタです。格好よいです。皆様も機会がありましたら、是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)

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