今日は。先日のグラントシロカブトに続き、同じシロカブト種と言われている、ヒルスシロカブトについてご紹介してみたいと思います。

ヒルス83a
【参考画像:ヒルスシロカブト♂83mm】

ヒルス83b
【参考画像:ヒルスシロカブト♀63mm】

和名:ヒルスシロカブト
学名:Dynastes hyllus

産地:メキシコ
累代:CB

シロカブト種にはグラント、ティティウス、ヒルスなどがいます。
それぞれに何かしら特徴があります。グラントは卵~孵化までがとても長い。ティティウスは羽化~成熟までが半年位と長い。。。しかしこのヒルスシロカブトは卵も普通に1ヶ月程度で孵化し、熟成も約2ヶ月ほど、しかも体長はシロカブトの中では最大と、まさに飼育しやすい種だと思います。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】きのこMat完熟マット
【使用した容器】1400cc~1800ccボトルの空容器
【えさ交換回数】途中2~3回程度程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約11~12ヶ月

幼虫飼育は容易な種です。1400~1800cc程度の容器にマットを入れて育てます。体が大きくなってくると糞が目立ってくるのでその際はエサ交換をします。蛹室も横に作り、1400~1800cc容器程度の大きさならば問題なく無事羽化出来るでしょう。より余裕を持って飼育したい方はクリーンケースSあたりあれば十分でしょう。

<交配(交尾)の様子>

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【ヒルスシロカブトの♂♀交配時の画像】

ヒルスシロカブトは熟成期間の長いティティウスシロカブトと違い、熟成も比較的早いほうです。後食してから、約1ヶ月半程度もすればほぼOKだと思います。交配は私はほとんどハンドペアリングで行います。上の画像の様に人為的に交配させる方法です・

<産卵セット方法>

【産卵セット内容】
【お勧めのマット】黒土マット完熟マット
【セット期間】
・採卵の場合:2~3週間ごとに採卵
・自然放置の場合:開始~約2ヶ月半日間
【使用するケース】クリーンケースL程度
【設定温度】25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)

図示すると以下の様な感じになります。

zu-sanran-mat-200-63

産卵の方法には、採卵する方法と。自然放置の方法があります。私は主に採卵する方法を行っています。産卵セット開始してから2~3週間ごとに割り出して卵を回収する方法です。

【採卵した卵の管理方法】

img_20090113T173729468
上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。あとは孵化を待つのみです。管理温度は25℃前後にして管理しています。有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。

如何でしたでしょうか?私的にはヒルスシロカブトはシロカブトの種の中では一番やりやすいと感じています。是非機会がありましたらチャレンジしてみて下さいませ。(^^)

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