ヒペリオンの飼育(幼虫飼育&産卵方法)
ヒペリオン、かつては大珍品と言われていたクワガタの一つです。
ヒペリオンにはミャンマー産とインド産のものがいるそうですが、今回ご紹介するのはミャンマー産の方です。
飼育は幼虫飼育、産卵は私の結果からはあまり多産ではありませんが、比較的容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸ビンE-1100
【飼育容器】PPボトル1100cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1~2回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】約10~12ヶ月程度
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種です。菌糸で大型が出てくれます。私は弊社のマットでは、くわマット、きのこマットが合います。マットを入れる容器も私の場合はE-1100cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
次に産卵方法ですが、私は材を入れたセットで組んでおります。そのやり方をご紹介したいと思います。
<産卵方法>
【産卵にお勧めのマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】20~23℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ヒペリオン。市場でもちらほら見かけます。とても素晴らしく美しいクワガタです。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
4 Comments »
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
Leave a comment
2014年8月1日
カテゴリー
使用したアイテム
Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
昨日、ヒラタクワガタ採りました! サイズは67mmでした 勿論本土ヒラタクワガタです 突然ですが 大きいですか?
Comment by クワガタバカ — 2014年8月2日 @ 2:04 PM
コメントありがとうございます。 そのサイズでしたら、本土ヒラタとしては大きいと思われます。
Comment by tsukiyono — 2014年8月2日 @ 2:48 PM
最後の締めの言葉が「とても素晴らしく美しいノコギリクワガタです。」
ノコギリになってますよ^^
Comment by 名無しさん — 2019年10月3日 @ 11:44 AM
名無しさん
※大変申し訳ございません。
HPの不具合でコメントの表示&返信が出来ない現象が起こっておりました。
本日(10/16)完全ではないですが、一部復旧しましたので、大変遅くなりましたがコメント返信をさせて頂きました。
本当に申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。。
レスありがとうございます。
ご指摘ありがとうございました。
ありがたく訂正させて頂きました。
紛らわしい表記で申し訳ございませんでした。
お返事が遅れましたことをお詫び申し上げます。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2019年10月16日 @ 7:26 PM