今日は先日より続く国産クワカブの飼育方法シリーズ、今日は本土産ミヤマクワガタの飼育方法について紹介したいと思います。

※飼育方法につきましては、一部過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。

ミヤマクワガタ参考画像

【本土産ミヤマクワガタ参考画像♂72mm】

飼育種】
和名:本土産ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus

ではまず幼虫の飼育方法についてご紹介したいと思います。

<幼虫飼育方法>

【使用にお勧めのエサ】完熟マット黒土マット完熟マットきのこマット
【マット飼育の場合に使用した容器】1100cc1400cc程度のPPボトル
【えさ交換回数】途中2~3回程度
【設定管理温度】18~20℃前後(※重要)
【羽化までにかかる時間】
♂:1令投入して合計12~24ヶ月程度
♀:1令投入して合計12~16ヶ月程度

幼虫飼育に関してはまず一番大事なのは設定温度、18~20℃に近づけるように飼育する事です。あまり温度が高いと幼虫時の死亡、蛹化不全、羽化不全などが目立って現れるような傾向があります。飼育のエサは熟成したマット、私の場合は基本ベースは完熟マットで、成長に合わせてきのこマットやくわマットを少しブレンドしてあげています。

低温設定をしているため、幼虫期間も長くかかります。ミヤマはあせらずじっくりとゆっくり成長させることでより大型な個体が羽化する傾向が強くなると思います。

<産卵用法>
次に産卵方法ですが、本土産ミヤマクワガタの場合、基本的にはマットのみでセッティングしています。

【お勧めのマット】黒土マット完熟マット
【使用した容器】クリーンケースM程度
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】18~20℃前後(※重要)

産卵セットを組む手順をご紹介します。

まずはクリーンケースを準備
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くわマットを大きなケースに出します。
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ケース底面を固めていきます。
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固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止の木片とエサを入れます。
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間に新聞紙を挟んでセット完了
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セット方法を図示するとこのような感じです。

zu-sanran-mat-200-621
本土産ミヤマクワガタの産卵のポイントは何といっても設定温度です。18~20℃にキープするのは普通のご家庭では難しいでしょうが、この設定具合によって全て決まるといってもおかしくないと思います。温度設定さえクリアすれば普通に産んでくれます。産卵数も私が飼育した感触では結構多産だと感じました。

いかがでしたでしょうか?上記が私の本土産ミヤマクワガタの飼育方法です。低温設定は難しいですが、もし可能ならば機会がありましたら是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)

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