今日は過去に飼育していた虫で、ヨーロッパサイカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 

ヨーロッパサイ参考画像A
ヨーロッパサイ参考画像C

 

ヨーロッパサイ参考画像B

 

ヨーロッパサイカブト、懐かしいですね。この個体達は2005年頃に飼育していた個体です。約9年前ですね。現在は植物防疫法で野外のものは輸入禁止になっているかもしれませんが、当時はサイカブト種は人気で、このヨーロッパサイカブトをはじめ、様々なサイカブトが入って来ていたものです。累代飼育が途切れていなれば、まだ飼育してらっしゃる方もいるかと思います。

 

では幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】800ccのPPボトル
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】2令投入して約6~9ヶ月(合計8~10ヶ月程度)

幼虫飼育は非常に容易な種。羽化までかかる期間も割と早く、管理温度で変化しますがおおよそ 8~10ヶ月ほどで羽化してくるのも嬉しいところです。小型な種ですので、管理容器も小さくてすむのも魅力です。試したことはありませんが、日本の冬の寒さは厳しいと思いますので、常温飼育はお勧めしません。

 

 

<産卵セット方法>

【お勧めのマット】完熟マット、黒土マット
【使用するケース】クリーンケースM程度
【設定温度】25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)

図示すると以下の様な感じになります。

zu-sanran-mat-200-63

 

ヨーロッパサイカブトはとても多産な種です。1♀から100頭以上の幼虫が取れることもよくあります。管理温度さえ間違わなければ、ほぼ成功は間違いなしと言って過言ではないと思います。

如何でしたでしょうか?ヨーロッパカブト、その名のようにサイのような頭角が立派なとても可愛いカブトムシです。皆様も機会がございましたら、是非一度飼育されてみてはいかがでしょうか?(^^)

 

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