本土産カブトムシの飼育(産卵結果)
先日本土産カブトムシの産卵割り出しを行いました。
今日はその時の様子をご紹介してみたいと思います。
まずは本土産カブトムシの♂画像と産卵セット時のセッティング方法のご紹介から。。。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
<産卵セット時の方法>
弊社のマット内でのお勧めは「完熟マットもしくは黒土マット」です。
国産のカブトムシはばら撒き産卵しますので、ヘラクレスのセット等のようにマットをそれほど固く敷き詰めなくても大丈夫です。 管理温度は25~28℃位がベストです。
【産卵にお勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースL~LL
【産卵管理温度】25~28℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの2/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
<割り出し時の産卵結果の様子>
上ふたを開けた様子です。
画像右下の方に、すでに死亡している親♀の亡骸が見えます。
幼虫をズームアップしてみます。結構大きくなっています。これらはほとんど3令です。
手のひらに乗せてみます。この幼虫は3令初期位ですね。まだ皮膚が薄いです。
左が3令幼虫で、右が2令幼虫。
大きさにこんなに差があります。どちらの幼虫も同じ親からの子供ですが、産卵は一度に全部の卵を産み落とすのではなく、一日に数個ずつ、何日にも渡って行われるので、このように大きさにも個体差が出てきてしまいます。
では気になる産卵結果ですが、このセットからは
<産卵結果>
幼虫51頭
51頭という結果でした。
本土産カブトにしてはまだまだ少ない方だと思いますが、親♀はとても頑張ってくれました。感謝感謝です。(^^)
<全体の感想>
今回、本土産カブトムシの産卵セットを割り出しました。全部で51頭という結果でしたが、まずまずといったところでしょうか。産卵セットを組んだ日は9/14なので、2ヶ月少し経過している訳ですが、それぞれの幼虫で大きさにかなりの差があり、じっくりと日数をかけて産卵していることが分かりました。産卵は比較的容易な種です。元々日本に生息している種ですので、日本での環境では産卵させやすいというかんじでしょうか。。。産んでくれてよかったです。(^^)
まだ他にも産卵セットを組んでいる本土産カブトムシのケースがありますので、またこれらの結果は後日改めてご紹介したいと思います。
コメントはまだありません »
No comments yet.
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
最近のコメント