飼育しやすい&お勧めの生体:外国産クワガタ編Ⅱ
前回の日記では初心者の皆様方の参考になればと、飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタの紹介をしました。今日はその第2弾をご紹介したいと思います。
※ここで紹介するお勧め生体はあくまでも私個人がそう感じる生体です。感じ方は人それぞれだと思いますので、人によっては違うと思われる方も多々いらっしゃると思います。あくまで参考程度に見て頂ければ幸いです。
<Shiho的主観:飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタ種>
★★パラワンオオヒラタ★★
<長所>
生体購入金額:比較的手頃
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:20~50程度
幼虫飼育:マットでも菌糸でも可能、容易に大きく育つ
その他:超大型になるので迫力満点
<短所>
管理温度:寒さには比較的弱い
ペアリング時:交配時の♀殺しが多い
幼虫飼育:大きくなる為、大きい容器、エサが必要
パラワンオオヒラタ、オオヒラタ種は亜種的に他にも沢山いますが、このパラワンオオヒラタはその中でも最大になる亜種です。実はこの種、マイナス要素も少々あるのですが、それを差し引いてでもその迫力は凄いものがあり、一見の価値があると思います。
産卵も幼虫飼育も比較的容易な方で育てやすいでしょう。ただ上記にも書いたようにオオヒラタ種は比較的寒さには少し弱い面があるので、冬場の温度管理は必要になってきます。また性格も共謀なので、♂♀のペアリング時には注意が必要です。上記の点さえクリア出来ればお勧め中のお勧めです。
★★アンタウスオオクワガタ★★
<長所>
生体寿命:結構長く2年ほど生きた例あり
性格:比較的大人しいので、ペアリングも容易
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:30~50程度
幼虫飼育:マットでも菌糸でも可能、容易に大きく育つ
その他:産地に個体差があり、面白い。
<短所>
生体購入金額:血統、産地によっては少々高価
アンタエウスオオクワガタ。とても格好良い大型のドルクス種です。産地によって艶、顎形状などに個体差がありますが、重量感のある横幅広のボディ、フォルムはとても素晴らしいものがあります。
幼虫飼育、交尾、産卵など比較的容易な種です。寿命も比較的長く、かつて私の管理下で2年半生きた♂個体もありました。
マイナス面としては産地や血統などにより購入価格がまだ少し高い傾向があります。とは言っても、全盛期を誇っていた時はインドアンタエウスなどのヒマラヤ系のアンタエウスは1ペア何十万円、幼虫でも1頭数万円といった時期がありましたので、それに比べれればお安くなってきたと感じています。とはいえ、まだ少し高級志向のクワガタといったところでしょうか。
如何でしたでしょうか?今日は2種の黒虫系をご紹介しました。どちらもとても素晴らしく格好良い種ですので、皆様も機会がございましたら、是非飼育してみませんでしょうか?(^^)
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2015年1月16日
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