本土産コクワガタの飼育(産卵結果)

今日は本土産コクワガタの割り出しの結果をご紹介したいと思います。今回は2セット割り出しました。すべて本土産コクワガタです。

まずは本土産コクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。

本土産コクワガタ
【個体参考例:本土産コクワガタ♂48mm】

【飼育種】
和名:本土産コクワガタ
学名:Dorcus rectus
産地:本土産

<産卵セット時の方法>

【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】完熟マット+クヌギ材2本
【使用した容器】クリーンケースL
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、 なおかつ水が染み出ない程度
【設定温度】25~28℃前後
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

産卵方法3

 

<割り出し時の産卵結果の様子>
 
まずは割り出し前のケースの様子です。ケースフタは外してあります。
IMGP3624

 
右上部分を見てみると、材を削った痕跡がありますね。
IMGP3626
 
 
材を埋もれているマットより掘り起してみます。
IMGP3627
 
 
完全に材のみを掘り出しました。
IMGP3628
 
 
次に残ったマットをひっくり返してみます。
マットにも幼虫がいるのが確認出来ます。
IMGP3629
 
 
マットの中から親虫♀が登場。さすがコクワガタ、まだまだとても元気です。
IMGP3630
 
 
んっ?幼虫が半分ちぎれています。親虫が食してしまったようです。産卵セット期間が長くなると、比較的寿命の長い黒虫系にはこのような子食いが発生してしまいます。親♀も次の卵を産卵するためにタンパク質を補給しようとして、自らの我が子を食してしまうようです。
IMGP3631
 
 
では、取り出した2本の材の割り出しにかかりたいと思います。
IMGP3634
 
 
まず1本目。結構ボロボロになっています。削った跡もあり、期待大です。
IMGP3635
 
 
こまかく材を削っていくと・・・・・
IMGP3636
いました!幼虫発見です。

 
続々見つかります。
IMGP3638
 
 
ここにも・・・
IMGP3641
頭が少し大きいですね、2令っぽいようです。
 
 
無事2セットを割り出し完了しました。
では2セットの産卵結果ですが、

 

<産卵結果>
1セット目:幼虫35頭、卵7個

2セット目:幼虫29頭、卵10個

 

今回の2セットからは上記のような結果でした。コクワガタにしては結構頑張って産んでくれたと思います。親♀はすべてのセットでまだまだ元気で生存していました。卵も多かったので、まだ産卵継続中なのでしょう。もう一度産卵セットを組めばまだまだ産んでくれそうですね。

 

<全体の感想>

今回は本土産コクワガタ2セットを割り出しました。結果的には良かった方だと感じています。親♀も一生懸命頑張ってくれました。毎回言いますが、本当に感謝、感謝です。

今回の産卵セットはマット+材を使用した産卵で行いました。材にもマットにも幼虫が確認出来ましたが、どちらかとうと材の方に多く入っていました。卵は全て材より発見したので、材の表面近くで孵化した幼虫が食していく内にマットの方に移行したのではないかと推測しております。

産卵設定温度は少し高めに設定しました。 25~28℃程度、ほとんど27℃帯でキープするように頑張りました。この時期は寒いので、エアコンは自動でつけっぱなしでした。

まだ他にも産卵セットしている本土産コクワガタもあります。また他の ケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)

 
 
 
 
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2015年1月23日

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