本土産コクワガタの飼育(産卵結果) Ⅱ

今日も前回に続き、本土産コクワガタの割り出しの結果をご紹介したいと思います。今回は3セット割り出しました。すべて本土産コクワガタです。

まずは本土産コクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。

本土産コクワガタ
【個体参考例:本土産コクワガタ♂48mm】

【飼育種】
和名:本土産コクワガタ
学名:Dorcus rectus
産地:本土産

<産卵セット時の方法>

【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】完熟マット+クヌギ材2本
【使用した容器】クリーンケースL
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、 なおかつ水が染み出ない程度
【設定温度】25~28℃前後
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

産卵方法3

 

<割り出し時の産卵結果の様子>
 
まずは割り出し前のケースの様子です。
IMGP3643
 
真上からの画像です。
IMGP3646
 
材を掘り起してみます。
IMGP3647
 
崩れたところから幼虫が見えました!
IMGP3648
 
マットもひっくり返します。
IMGP3655
幼虫が数頭見えています。
 
拡大画像です。
IMGP3657
 
さらに拡大!
IMGP3658
これは2令幼虫のようですね。
 
 
親虫も出てきました。コクワガタは寿命も長いので、まだまだ元気です。
IMGP3652
 
では材の方を本格的に割り出してみましょう。
親♀にかじられてボロボロですね。期待が出来ます!
IMGP3653
 
出てきました。
IMGP3654
 
こちらにも・・・続々出てきます。
IMGP3661
 
無事3セットを割り出し完了しました。
では3セットの産卵結果ですが、

 

<産卵結果>
1セット目:幼虫5頭、卵3個

2セット目:幼虫33頭、卵11個
3セット目:幼虫10頭、卵21個

 

今回の3セットからは上記のような結果でした。1セット目はかなり少なかったです。あまりに少なかったのは気がかりですね、もしかすると親♀が幼虫を食してしまったのかもしれません。

2セット目は幼虫が多く、大きいものは3令もいました。割と早々に産んでいたのだと思います。3セット目は卵の状態がかなり多かったです。親♀に産卵継続中のスイッチが入っているのかもしれません。

 

<全体の感想>

今回は本土産コクワガタ3セットを割り出しました。数的にはバラつきがありましたが、結果的には良かった方だと感じています。親♀も一生懸命頑張ってくれました。毎回言いますが、本当に感謝、感謝です。

今回の産卵セットもマット+材を使用した産卵で行いました。材にもマットにも幼虫が確認出来ましたが、どちらかとうと材の方に多く入っていました。 卵は全て材より発見したので、材の表面近くで孵化した幼虫が食していく内にマットの方に移行したのではないかと推測しております。

それにしても今回は卵が多かったです。温度管理はしているとはいえ、この時期ですらまだ産み続けているということなのでしょうか?越冬している様子もなく、まだまだ活動していましたので・・・。

産卵設定温度は少し高めに設定しました。 25~28℃程度、ほとんど27℃帯でキープするように頑張りました。この時期は寒いので、エアコンは自動でつけっぱなしでした。

今回もまずまずの結果で満足しています。コクワガタに関してはまだ産卵0の空振りがないのでとりあえず一安心です。まだ他にも産卵セットしている本土産コクワガタもあります。また他の ケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)

[`yahoo` not found]
GREE にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

2015年1月28日

カテゴリー

使用したアイテム

, ,

関連タグ

コメント[0]

ブックマーク・共有

月夜野きのこ園
〒379-1305 群馬県利根郡みなかみ町後閑1170/0278-20-2060
TSUKIYONO KINOKOEN All Rights Reserved.