本土産ミヤマクワガタの飼育(産卵結果)Ⅱ

今回も前回に引き続き、本土産ミヤマクワガタの割り出しの結果パートⅡをご紹介したいと思います。今回も2セット割り出しました。

まずはおなじみ本土産ミヤマクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。

ミヤマクワガタ参考画像

【本土産ミヤマクワガタ参考画像♂72mm】

飼育種】
和名:本土産ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus

 

<産卵セット時の方法>

【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】黒土マット
【使用した容器】クリーンケースL
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、 なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】18~20℃前後

セット方法を図示するとこのような感じです。
img_20120928T150620265
 
 
<割り出し時の産卵結果の様子>
 
まずは割り出し前のケースの全体の様子です。
IMGP3701
 
 
真上から見た様子です。
IMGP3702
 
 
親♀です。無残にバラバラに・・・。合掌
IMGP3703
 
 
転倒防止の材をずらしてみると・・・・
IMGP3704
幼虫発見!!

 
ズームアップの様子です。
IMGP3705
 
では本格的に割り出ししましょう。
産卵セットをひっくり返します。幼虫がこぼれてきました!
IMGP3706
 
 
崩していきます。
IMGP3707
幼虫発見!

 
ここにも発見
IMGP3708
 
 
ここでも発見。こぼれ落ちたようですね。
IMGP3709
 
 
一時保管用のルアーケースにどんどん入れます。
IMGP3710
 
 
1令が多いですが、元気いっぱいです。
IMGP3711
 
 
このセットの他にもう1セット、合計無事2セットを割り出し完了しました。
では2セットの産卵結果ですが、

 

<産卵結果>
1セット目:幼虫31頭

2セット目:幼虫0頭

 

今回の2セットからは上記のような結果でした。1セット目は31頭と今季最大数、満足できる結果です。ただ2セット目は0頭、こちらも今季初完敗という残念な結果でした。幼虫はどれも小さく1~2令程度、大部分が1令でした。

 

<全体の感想>

今回は本土産ミヤマクワガタ2セットを割り出しました。1セット目に比べて、2セット目は0頭と完敗。野外で交尾がうまくいっていなかったのでしょうか?それとも産卵セッティングが合っていなかったのか?・・・しかしブリードをしていると産卵数0というのは珍しくはありません。全ての親♀が産卵してくれるとは限らないですからね。。それでも親♀は一生懸命頑張ってくれました。毎回言いますが、本当に感謝、感謝です。

今回の産卵セットはもマットのみ(黒土マット)した産卵で行いました。産卵設定温度は本土産ミヤマに合わせて少し低めに設定しました。 18~20℃程度の温度帯でキープするように頑張りました。本土産ミヤマを産卵させるかどうかは、この低温管理がカギとお言っても過言ではありません。特 に重要です!

幼虫の状態はまだどれも小さく1令幼虫のものがほとんどでした。しかしどの幼虫も元気でこれからもどんどん大きくなっていってくれるで しょう。

まだこの他にもミヤマの産卵セットは後少しですがありますので、また他の ケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)

 
 
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2015年2月3日

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