クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2015年【No.9】50頭採集!(九州宮崎編)
2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズ 9回目です。さぁ、今回はどんな虫達に出逢えるでしょうか?
AM 8:55、ちょっと遅いスタートになってしまいましたが、林道を進んでいきます。
最初のポイント樹の樹液が出ている箇所を見てみると、クロコノマチョウ、スズメガ、その他不明蛾が樹液をお食事中でした。樹液は蝶達にもご馳走のようです。
その蝶達のお食事中の樹液が出ている樹皮裏の隙間を覗いて見てみると、
そしてお嫁さんでしょうか?♀のコクワガタを発見。体長18mm。
このコクワガタ♀、とってもキレイです。もしかしたら発生したばかりかもしれませんね。
隣の樹で目線の高さに交尾中のミヤマクワガタの♂♀ペアを発見。これはさすがにそっとしておきました。
別の樹を見ると、何やら大きい黒いものが見えます。発見か!と思いきや・・・・・
この姿は、マイマイカブリ。暗かったのでライトを照らして撮影。
全体図を見たかったので、お食事中悪かったのですが、取り出して撮影しようとしたところ、動きが早い早い!
全然じっとしてくれず、撮影不可能だったので、仕方なく、持ち歩いていたマット入りプリンカップに入れて撮影。とても大きく、60mm位はあると思います。
顔のズームアップ。すごい顔立ちをしています。クワカブに慣れている私にはちょっと苦手意識があります。
【マイマイカブリ】
オサムシ科に属する甲虫。
北海道~九州まで幅広く生息しており、各地ごとで色彩変化があり、とても人気がある。
後ろ羽は退化して飛ぶことは出来ない。
その名の通り、カタツムリなどを襲って食べるが、樹液にもよく集まる。よって成虫は昆虫ゼリーでも飼育可能。
こちらではヒラタクワガタ♂が潜んでいました。おもいっきりピンボケ画像でスミマセン。
2時間ほど動き回って疲れてきました。
水面が揺れていない所はまるで水が無いかのように透き通っています。そのままでも飲めそうなくらいキレイです。
ふと横を見ると、野イチゴの姿が。前回見つけたのとは色がちょっと違いオレンジ色しています。数個いただきました。やはり甘酸っぱくて美味しいですね。
【コガネムシ】
コガネムシ科。
体長17~24mm程度
北海道~九州に幅広く生息
成虫は花の葉を食べ、幼虫は植物の根を食べる
風貌は似ているが、カナブンとは別もの
【ドウガネブイブイ】
コガネムシ科
体長17~24mm程度
北海道~九州まで幅広く生息
成虫は広葉樹の葉、ブドウの葉を食べる
幼虫は植物の根を食べる
さて、採集再開です。
ノコギリクワガタ♂大歯型が落ちて来ました。結構良い型です。体長 69mmでした。惜しい、70mmにはあとちょっと及ばず。。。
同時にミヤマクワガタのチビ♂。体長35mm。小型ですが、体毛はキレイです。
超小型のヒラタクワガタ♂も一緒に落ちて来ました。
極小個体のヒラタクワガタです。体長わずか20mm。
いつものように3時間位採集をして、結果
・ノコギリクワガタ15頭
・ヒラタクワガタ9頭
・コクワガタ19頭
・ミヤマクワガタ5頭
・ネブトクワガタ2頭
合計 50頭 という結果でした。
前回より数的には少なかったですが、今回もとても楽しめました。ミヤマクワガタにノコギリクワガタも出てきましたね。そろそろ発生もピークが近いでしょうか?
それにしても山での野外採集(昆虫採集)はとても気持ちが良いです。大自然のマイナスイオンをビンビン感じてしまいます。身体も心もリセットされるようです。
今回も山の神様、ありがとうございました。また次回はどんな虫達との出逢いがあるでしょうか?今から楽しみです。(^^)/
※この方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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