クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2015年【No.11】72頭採集!(九州宮崎編)
2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)、今回で11回目になります。今回はどんな虫達に出逢えるでしょうか、とても楽しみです。(^^)
PM 4:10、今日は朝方の天気が悪かったため、採集の時間帯を夕方に変更。 ポイントに向かいます。
たまにこのように樹の樹皮下のオガが吹き出しているのを見ることがあります。
最初はボクトウガの幼虫の仕業かと思っていました。でも、このようなパターンの樹を何度か見ましたがボクトウガの幼虫は見当たらず、代わりに小さな白いウジムシみたいな幼虫をよく見かけます。
私も詳しくは知らないので、あくまで憶測ですが、ボクトウガの他にもこのように樹に穿孔する何かの幼虫がいるのかもしれません。
しかしこのような所には、小型のコクワガタやスジクワガタが好んで入っている事が多いです。
じっくりと探してみると、
やはりいました。スジクワガタの♂です。体長17mm。とても小さい♂ですが、スジクワ特有の斧型の内歯の特徴がしっかりと出ています。
もっとよく探してみると、
とても小さいヒラタクワガタ♂も入っていました。体長19mm。こんな小さなヒラタクワガタも逆に珍しいです。
最後に樹を蹴ってみると、
中型のミヤマクワガタの♂が落ちて来ました。体長57mm。体毛もキレイに残っており、美しいです。
ここにも良さそうな樹が並んでいます。これらはニレの樹ですね。
複数の樹を順に蹴ってみました。
かなり遅い出逢いですが、野外でのカブトムシ初ゲットです。
今年は今までカブトムシとはご縁がありませんでした。
でも考えられる理由はあります。今年はミヤマクワガタを中心に狙って少し標高がある場所ばかり行っていました。これらのポイントではカブトムシが活発に生息するには少し標高が高かったのかもしれません。
このように、上記画像の他、合わせて合計17頭。
ここのニレの樹の並びだけで、結構な数が採れました。バラバラと雨のように落ちてくるクワガタシャワーはとても気持ちが良いです。(^^)
その他では、
とても小さなカミキリムシです。後で調べたところ、
【セミスジコブヒゲカミキリ】
カミキリムシ科
体長9~19mm程度
北海道~九州まで生息
♂は触覚の部分にコブがあるらしい
広葉樹の葉などに集まる
ということらしいですが、確定ではありません。
カミキリムシの仲間はとても多く、日本だけでも800種程度の種類が存在するらしいです。私ごとき素人の知識で恐縮ですが、私が調べてみた中ではこの「セミスジコブヒゲカミキリ」が一番近かったのでご紹介させて頂きました。間違っていましたら申し訳ございません。
このセミスジコブヒゲカミキリは♂だと触覚の部分にコブみたいな膨らみがあるらしいです。この個体はそのようなものは見えないので、♀かもしれません。もしくは全然違う種類だったりして。。。
さて、気が付けば、採集始めてから既に2時間半程度経過。
周りも次第に薄暗くなって来て、本日は終了としました。
今回もルアーケースは順調に埋まりました。
今回の採集結果は
・ミヤマクワガタ5頭
・ノコギリクワガタ28頭
・コクワガタ18頭
・ヒラタクワガタ12頭
・スジクワガタ4頭
・ネブトクワガタ2頭
・カブトムシ3頭
合計 72頭 という結果でした。
ところで気になったのが、
葉っぱの間をよーく見てみると・・・
森ではもう既に秋の気配が漂い始めているようです。夏って思ったよりも短いものだと実感しました。
今シーズンの野外採集(昆虫採集)もあと何回出来るでしょうか?今後は一回一回をじっくりと味わいながらかみしめて採集をしたいと改めて思いました。今回も山の神様、ありがとうございました。(^^)
※この方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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