2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズ。今回で18回目になります。

今回はどんな虫達に出逢えるのでしょうか?

 

IMGP6526

AM 8:10、遅めの出発。目的地に向かいます。

 

IMGP6668

採集地に到着。ここにはハルニレの群生があります。

 

IMGP6633

クワガタの♀が樹皮に頭を突っ込んでお食事中です。

 

IMGP6634

拡大図:ちょっと見ずらいですが、おそらくヒラタクワガタの♀ですね。

 

 

IMGP6564

こちらもハルニレの木。
人間が何のためか分かりませんが、大きな針金を木に巻き付けています。

巻き付けられた木はそのまま成長し、その接合部分から樹液が染み出ているようです。そこにクワガタ達が集まって来ていました。

ヒラタクワガタ♂58mm(後程計測)とカブトムシ♀が付いていました。

 

 

IMGP6566

こちらは上記画像のちょうど裏側にあたる部分。
こちら側にはグリーン系色のカナブンと多数のアリ達の姿が。

 

IMGP6567

同じ木の上部分を見上げると、カナブンが枝から染み出ている樹液を舐めていました。

 

IMGP6584

今度はこの2つに枝分かれしたハルニレの木。

 

ルッキングでは見付けられなかったので蹴ってみると、

IMGP5887

ノコギリクワガタ♂大歯型66mm(後程計測)

 

IMGP6843

ノコギリクワガタ♂ギリギリ大歯なりかけ個体

 

IMGP6872

ノコギリクワガタ♂小歯型個体

 

上記ノコギリ♂3頭が落ちて来ました。
やはり♂ばかりで、♀はもうほとんど見かけません。

 

 

IMGP6628

こっちのハルニレの木には、猛烈な勢いで下ってくるカブトムシ♂がいました。

 

隣りのハルニレの木にもカブトムシが付いています。

IMGP6649

少し赤みがある個体。結構大きなカブトムシの♂です。

 

IMGP6651

こっちにもすぐ近くの細いハルニレの枝で樹液を舐めているかなり大きめの♂がいました。

この辺はカブトムシが集まっていますね。あちこちの木にカブトムシが付いています。

 

IMGP6907

この個体は結構な大きさです。
今年採集した中では2番目位の大きさでしょうか。

 

国産カブト♂87mm1

帰宅後、サイズを計測すると、

えっ??♂86mm後半??

 

デジタルノギスできっちり計測すると、

86.8mm

 

大きいと思ってはいましたが、86mmUPとは少し驚きました。
となると、前に採ったもう一頭の特大個体の♂は何ミリだったんだろう?という疑問が浮上。あの個体の方が確実に大きかったはずだと思っています。この個体を最初見た時から即座に感じましたので。

その時はカブトのサイズにはあまり興味が無かったので計測もせず、欲しがっていた小学一年生の子供にあげてしまいました。1ヶ月近く経過しているので、もう生きていないだろうなぁ・・・。

知り合いの親御さんの子供なので、ダメもとで一度連絡してみようかと思います。生きていたら是非サイズを計測させてもらいたいと考えています。

 

しかしギネスはあの有名な哀川翔さんが出した88mmらしいですので、まだまだそれには到底及びませんが、それでも個人的にはこの個体もなかなか立派だと思います。大満足です。

 

 

IMGP6642

今度は少し大きいハルニレの木を蹴ってみると、

 

IMGP6845

ミヤマクワガタ♂71mm(後程計測)

 

IMGP6839

コクワガタ♂48mm(後程計測)

 

IMGP6865

カブトムシ♂大型サイズ(75mm:後程計測)

 

IMGP6868

カブトムシ♂小型サイズ

 

IMGP6242
IMGP6243

シロテンハナムグリ

 

IMGP6249
IMGP6245

これはグリーン系色のシロテンハナムグリでしょうか?

 

上記6頭がまとめて落ちて来ました。クワガタシャワーです。

ここもやはりカブトムシが多い。画像の2頭以外にもあと1頭落ちて来たのですが、落ちてくる途中で見事にホバリングして体勢を立て直し、飛んで行ってしまいました。

ミヤマクワガタ♂のサイズは71mm
先日採集した特大サイズには及ばないもののこのサイズでも立派です。

あとシロテンハナムグリと思われる2個体のハナムグリが採集出来ました。通常の黒に似た色合いと、少しグリーン系色がかった個体。

おそらくシロテンハナムグリだとは思いますが、正直まだ見分けるのに自信がありません。こちらも運よく飛ばずにそのまま落ちて来てくれました。後程特徴などをじっくりと見比べてみたいと思います。

 

こちらのクヌギの木では、

 IMGP7511

樹皮に頭を突っ込んでいる、おそらくヒラタクワガタと多数のカナブンが集まっています。

こうやって虫達が沢山集まっている光景は見ていてとても嬉しくなります。

 

 

IMGP7514

ヒラタクワガタのお顔を拝見。掻き出し棒で引き出します。

出してみると、思っていたより大型個体でした。

後程の計測で♂64mm程ありました。立派な個体です!

 

途中、何気に目に入ったイヌビワの木。

IMGP6578

実が沢山付いています。

 

イヌビワ5

黒く熟したイヌビワの実。

熟れると甘く、鳥達は勿論、沢山の昆虫達も集まります。

過去の話ですが、この実にカブトムシ、カナブン、ハナムグリなどが集まって来たのを見たことがあります。

 

イヌビワ実2

実を割ってみると、こんな感じ。

種が多く、ほのかな甘みがあります。
まさに小さいイチジクの実といった感じです。

 

「沢山なっているなぁ~」と、全体を見渡してみると、

イヌビワに付くコクワ4

何とコクワガタの♂がイヌビワの実に付いていました。

 

イヌビワの実は中から甘い果汁が流れ、したたり落ちるほど完全に熟していました。

 

イヌビワの木の樹液ではなく、熟した実にこうやって集まることがあるので、見かけた時は熟した果実を探し、その周りをチェックしてみるのも良いかと思います。

 

 

今回もこのような感じで3時間ほど採集しました。
採集頭数は40頭程でしょうか。例によって大型♂のみお持ち帰りとさせて頂きました。

 

やはりシーズン最盛期と比べると数は格段に減っていますが、

IMGP6699

 このように、まだまだそれになりには採れれています。

 

今回の特大は意外にもカブトムシでした。
今までカブトムシの体長は全然計っていなかったのですが、今回帰宅後に「たまたま大きなぁ~」と思い何気に計測すると♂86mm後半というサイズで逆にビックリしました。

 

残暑はまだまだありますが、時折山を吹きぬける風が段々と秋の風に変わってきているような感じがします。

そうそう、採集の途中でこんなものを見かけました。

 

IMGP6750

立派に丸々と大きくなった栗の実です。
既に落ちているものもありますが、この木の栗はまだたわわに実っていました。

 

涼しくなってきたとはいえ、まだまだです。
まだクワガタ、カブトムシを見かけられる内は次回もまた採集に行ってみたいと思います。

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

[`yahoo` not found]
GREE にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加