以前、この飼育日記上の過去記事で、「日本のクワガタムシ♂、♀の見分け方」の記事をご紹介させて頂きました。

その時は、

【国産オオクワガタ】
【本土ヒラタクワガタ】
【スジクワガタ】
【本土コクワガタ】
【本土ノコギリクワガタ】
【本土ネブトクワガタ】
【アカアシクワガタ】
【ミヤマクワガタ】
【ヒメオオクワガタ】

上記9種類のクワガタについてご紹介させて頂きました。

 

今回、新しく

【マダラクワガタ】の個体を入手し、画像が出来ましたので、改めてご紹介と共にアップさせて頂きたいと思います。

 

 

【マダラクワガタ】

マダラクワガタ♂表裏1

【体長】
4~6mm

【体の特徴】
全体的に卵型で、体高がある。
♂は小さいながらも大アゴがある。
体色は黄土色~黒褐色系。
背中には金色の毛が生えている。

【採れる場所】
500~1500mクラスの標高の高いブナ帯に見られる。
成虫&幼虫共に赤枯れした朽木の中、もしくは周辺で生活している。
コナラ、ミズナラ、ブナ、アセビ、カツラなどの赤枯れした朽木より斧などによる材採集により採集出来る。
朽木の上を成虫が徘徊することもあるらしいが、とても小さく、保護色などにより見えにくいのでルッキングで成虫採集することは難しい。

【有効な採集方法】
コナラ、ミズナラ、ブナ、アセビ、カツラなどの赤枯れした朽木からの材採集がメインとなる。

【活動期間】
幼虫で1~2年を過ごし羽化した後、そのまま蛹室内で越冬する。春から活動を開始する。朽木の外にはあまり出ず、朽木内で繁殖~羽化を繰り返すことも多い。

【採れる時間帯】
基本的に材採集なので、時間帯は問わないが、昼間が普通。

 

 

【マダラクワガタ】

マダラクワガタ♀1

【体長】
4~6mm

【体の特徴】
全体的に卵型で、体高がある。
♀は♂のようにアゴが目立たない。
体色は黄土色~黒褐色系。
背中には金色の毛が生えている。

【採れる場所】
500~1500mクラスの標高の高いブナ帯に見られる。
成虫&幼虫共に赤枯れした朽木の中、もしくは周辺で生活している。
コナラ、ミズナラ、ブナ、アセビ、カツラなどの赤枯れした朽木より斧などによる材採集により採集出来る。
朽木の上を成虫が徘徊することもあるらしいが、とても小さく、保護色などにより見えにくいのでルッキングで成虫採集することは難しい。

【有効な採集方法】
コナラ、ミズナラ、ブナ、アセビ、カツラなどの赤枯れした朽木からの材採集がメインとなる。

【活動期間】
幼虫で1~2年を過ごし羽化した後、そのまま蛹室内で越冬する。
4月位から活動を開始する。朽木の外にはあまり出ず、朽木内で繁殖~羽化を繰り返すことも多い。

【採れる時間帯】
基本的に材採集なので、時間帯は問わないが、昼間が普通。

 

 

マダラクワガタ、とても小さくクワガタとは到底呼べないような感じのするクワガタムシ。

上記でもご紹介したように500~1000m以上のブナ帯に生息。成虫も幼虫も赤枯れした朽木内で生活しており、通常ではまずお目にかかることはほとんどない。

よって採集方法もルッキング採集ではなく、材割り採集での採集がメインとなるなど、なかなか初心者の方にはハードルが高い部分があります。

 

私も野外採集(昆虫採集)でマダラクワガタは採集した事があります。その時は標高800m位のブナ帯で、赤枯れした材より成虫、幼虫共に多数見つけました。肉眼でも見にくいクワガタですが、発見した時の喜びは今でも覚えています。

IMGP4705
マダラクワガタ♂

 

IMGP4714
マダラクワガタ♂と一円玉との大きさ比較

 

※今回ご紹介したマダラクワガタ♂、♀の特徴は、前の日記の「日本のクワガタムシ♂の見分け方」「日本のクワガタムシ♀の見分け方」の記事にも追加でアップしております。また再度合わせてご覧頂ければ幸いです。m(_ _)m ※

 

 

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