少し前になりますが、国産ミヤマクワガタの産卵セットの割り出しを行いました。

今回はその時の結果と様子をご紹介してみたいと思います。

 

ミヤマクワガタ参考画像

【ミヤマクワガタ参考画像♂72mm】

 

【飼育種】
和名:ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus

 

 

<産卵セット時の方法>

※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※

 

【累代】
天然ものWD♀を使用

 

【使用したマット】
黒土マット

 

【お勧めの容器】
クリーンケースL

 

【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、かつ水が染み出ない程度

 

【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。

 

【設定温度】
18~20℃前後(※重要)

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

次に実際に割り出しの時の様子をご紹介したいと思います。

 

<割り出し時の産卵結果の様子>

 

産卵セットのケースのフタを外した様子です。

IMGP8407

この時点で産卵セット開始より約4ヶ月経過しております。すでに♀はご臨終になり、ゼリーケースもボロボロです。

 

頑張ってくれたミヤマ親♀です。合掌・・・。

IMGP8409

 

本来ならば2ヶ月程度で割り出しても良いのですが、既に親♀の死亡を確認しており、その時のマットの状態も良かったため、卵での回収を避けたいのもあって、しばらくそのまま保管していました。

親♀が死亡しているのを確認してから2ヶ月は経過しているので、最後に産んだ卵も既に孵化していると考えられます。

 

ケース側面に幼虫の姿が見えます。

IMGP8410

 

衣装ケースに産卵セットをひっくり返しました。

IMGP8412

幼虫の姿がちらほら見えます。

 

IMGP8421

令数は2令ですね。

 

ミヤマ幼虫頭1

国産ミヤマクワガタのお顔!
いい面構えです。迫力満点です!!

 

IMGP8424

次々にマットより回収されました。

 

気になる結果ですが、今回このセットからは、

 

<産卵結果>

幼虫41頭

 

幼虫41頭を回収することが出来ました。
41頭の内、1令と2令の割合は2:1くらい。1令の方が多かったように思えます。

 

<全体の感想>

今回ミヤマクワガタの産卵セットを割り出し、41頭と沢山の幼虫を回収することが出来ました。幼虫はどれも元気いっぱいでさわっていると噛みつきに来るものもいました。

上記でも書きましたが、1令の方が2令よりも多かったことから、親♀は終盤にかけて産卵を頑張ってくれたようです。

本当にお疲れさまでした。感謝感謝です。(^^)

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