2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第29回目のご報告です。

今回の採集舞台は九州 宮崎県です。

 

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午前9:00 
気温:23℃ 
天気:晴れ

上記画像は、シロガネヨシ:別名パンパスグラスという植物。
最初はススキとばかり思っていましたが、元々は外来種で、ススキよりも白い穂の部分が分厚く、モコモコしています。

秋になりよく見かけるようになりました。この植物を見かけるようになると、クワカブシーズンの終了も近いなぁと寂しく思ってしまいます。

しかしここは南国宮崎県。
まだまだ暑い日が続いていますので、少ないながらも活動しているはずです。今回もどんな虫達に出逢えるでしょうか?楽しみです。

 

まずお目にかかったのは、

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コクワガタの♂個体です。
クヌギの木の隙間に隠れています。

木もまだ樹液が出ているようで、濡れています。

 

 

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こちらのクヌギの木の樹皮裏にもカナブンの姿が見られました。お食事中のようです。

 

ふと木の根元を見ると、

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ノコギリクワガタ♂の死骸がありました。

これは鳥に食べられたような跡ですね。
まだ新しい、最近のものです。

 

こちらのクヌギの木では、

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なんと、カブトムシ♂個体がいました。
複数の蝶も一緒に樹液を舐めています。

 

よーく見ると、

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カブトムシがいるすぐ下の樹皮裏にも何か隠れているのが分かります。

 

 

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おそらくですがコクワガタでしょう。

 

こちらのクヌギの木でも、

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樹皮裏にカブトムシ♀がいました。
グリーン色系のカナブンも元気いっぱいです。

しかし、この時期のカブトムシは珍しいですね。
特に♀は産卵の為に樹液からは既に離れて、産卵活動していること多いのですが・・・。

 

こちらのクヌギの木では、

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ノコギリクワガタ♂♀ペア個体です。

 

よーく見てみると、

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中歯型のノコギリクワガタ♂ですね。
♀をしっかりとメイトガードしています。

 

近くのクヌギの木でも、

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今度はヒラタクワガタ♂♀ペアの姿
小型の♂になかなかのサイズの♀ですね。

 

こちらのハルニレの木では、

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小型のコクワガタ♂がいました。

 

今回も2時間程採集を楽しみました。

 

今回出逢った虫達は、

コクワガタ
ヒラタクワガタ
ノコギリクワガタ
カブトムシ

4種

合計で15頭ほど見かけました。

 

今回のお持ち帰り個体はゼロ。
観察&スルーのみとさせて頂きました。

 

 

帰り途中、何気に横を見てみると、

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なんと、懐かしい。数珠玉の草木です。

数珠玉(ジュズダマ)って知っていますか?

その名の通り、数珠を作るのに使用されることもあります。他にも子供がよく遊んでいたおじゃみの中身にも利用されていました。

昔は家の近くでも、草むらさえあれば、どこでもよく見かけていましたが、よく考えれば最近では見かけなくなっていました。懐かしいですね~。

 

第29回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたでしょうか?。

9月も下旬になりますが、まだ虫達の姿を見かけることが出来ました。

特にカブトムシの♂♀をまだ見かけられるとは思いもしなかったです。

シーズンも残り少ないのは確かですが、その短い時間を一生懸命生きている姿に感動しました。

また次回、どんな虫達に出逢えるか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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