外国産のミヤマクワガタと言えば、まず思い浮かべるのがユーロミヤマ。

今回はそのユーロミヤマの中でもミ特に人気の高いユダイクスミヤマクワガタの産卵結果と割り出しの様子をご紹介したいと思います。

 

ユダイクス2
【参考画像:ユダイクスミヤマ♂】

 

【飼育種】
和名:ユダイクスミヤマクワガタ
学名:Luxanus cervus judaicus

 

 

<産卵セット時の方法>

 

 【親のサイズ】
♂85mm
♀48mm

 

【累代】
CB

 

【交尾方法】
ハンドペアリング

 

【使用したマット】
完熟マット

 

【お勧めの容器】
クリーンケースL

 

【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、かつ水が染み出ない程度

 

【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。

 

【設定温度】
18~20℃前後(※重要)

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

次に実際に割り出しの時の様子をご紹介したいと思います。

 

 

<割り出し時の産卵結果の様子>

 

ケース側面の様子。

IMGP8411

ちょっと画像が見えにくいですが、3頭の幼虫が確認出来ます。

 

 

産卵ケースをひっくり返しました。

IMGP8414

幼虫の姿が確認出来ます。

 

 

IMGP8427

幼虫は2令幼虫になっていました。

 

ルアーケースに入れていきます。

IMGP8432

 

 

今回このセットからは、

 

<産卵結果>

幼虫27頭

 

幼虫27頭を回収。
27頭の内、ほとんどが1令幼虫というような結果でした。

 

<全体の感想>

今回ユダイクスミヤマクワガタの産卵セットを割り出し、27頭の幼虫を回収することが出来ました。幼虫はまだほとんどが1令幼虫でした。

ユダイクスミヤマは国産のミヤマクワガタよりも飼育的には容易な方だと言われていますので、その割には27頭は少し少なかったように思えました。

とはいえ、頑張ってくれた♀には感謝感謝です。

 

今回の個体はワイルド個体では無かったため、交尾をさせる必要がありました。

過去の日記でも何度も紹介しておりますが、交尾方法には、

 

★★ハンドペアリング★★

♂と♀を人間の手で直接誘導し、その場で交尾をさせる方法

 

★★同居ペアリング★★

♂と♀を一定期間小型のケース等に一緒に入れて、自分達の意思によって自然に交尾を促す方法

 

 

の2種類があります。

今回のペアに関しては、まず最初にハンドペアリングを行ったところ、非常にスムーズにすぐに交尾を開始してくれたので、ハンドペアリングのみで交尾を完了することが出来ました。

大型のミヤマクワガタは結構気性が荒いです。(勿論個体差はあります)

過去にユーロミヤマ:ケルブス種、アクベシアヌス種のペアリングを試みた時は、♂が猛烈に攻撃を開始してしまい、♀を殺してしまった事がありました。

その経験も踏まえて、その後はハンドペアリングが可能な場合は、なるべくハンドペアリングで交尾を完了させるようにしております。

 

今後の幼虫飼育に関しては、産卵セットでも使用した完熟マットを中心にして、3令程度になったら少しずつきのこマットかくわマットをブレンドしつつ大型個体の羽化を目指してみたいと思っております。

ミヤマクワガタは低温で飼育する為、羽化までに少し時間がかかりますが、モチベーションを保ちながら頑張ってみたいと思います。

 

※今回ご紹介した飼育のやり方や、虫に対する考え方等はあくまで私Shihoの個人的なやり方や考え方であってそれを強要するものでは御座いません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです。ご理解&ご了承の程、よろしくお願い申し上げます※

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