ニジイロクワガタの飼育方法(産卵方法&幼虫飼育方法)

つい先日、お客様とお電話でお話ししている際に、「とってもキレイなニジイロクワガタに興味があります。ニジイロクワガタって飼育難しいのですか?」とご質問を受けました。

ニジイロクワガタ、七色に輝くそのキレイな風貌は外国産クワガタの中でも人気が高いようです。

過去にも何度もこの飼育日記上で取り上げているニジイロクワガタですが、ご質問があったので、今回の飼育日記では最も有名な種類の一つ、ニジイロクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。

※過去の日記記事と重複する内容がございます。大変恐縮ですが、予めご了承下さいませ※

 

ニジイロ61a
【個体参考画像:ニジイロクワガタ♂63mm】

 

ニジイロ61b
【個体参考画像:ニジイロクワガタ♀37mm】

 

【飼育種】
和名:ニジイロクワガタ

産地:オーストラリア 

 

いまや外国産クワガタ種の中でも有名な種のひとつと言えるでしょう。ニジイロクワガタです。その名の通り、ボディはニジイロに光り輝きまるで日本のヤマトタマムシのような色彩と輝きを放ちます。残念ながらもう野外品は輸入されることはないと思われますので、今市場に残った個体達でどこまで累代を伸ばしていけるのかが課題となりそうです。

飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。

 

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】
くわマット、きのこマット菌糸E-800
【飼育容器】
800~1100cc程度の容器など。
【えさ交換回数】
途中1回程度
【設定温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
2令投入して約5ヶ月(合計約7~8ヶ月)

まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。特に菌糸はよく合います。
マットを入れる容器も私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。ただ寒さにはかなり強い種だと認識しております。

 

<蛹化前の暴れ>

先日の日記のコメントに毎度おなじみのPuffinさんからもご質問がありましたが、ニジイロクワガタが蛹になる前、いわゆる蛹化前は幼虫の暴れがひどくなることが多いことで有名です。

IMGP8768

上記画像の菌糸ビンは幼虫の暴れによりオガ化してしまった菌糸ビンです。

このようにニジイロクワガタは蛹化前は暴れがひどくなることが多いのですが、これは成虫、蛹になる為には必要な行動です。

菌糸がなくなってしまったと判断し、菌糸ビンを新しいものに交換しても、おそらくはまた同じ行動を繰り返すと推測されます。

なので3令終期になり黄色味を帯びて来た幼虫がこのような行動を起こしたら、蛹化前の暴れかもしれないと推測し、そのまま見守ってあげるのが賢明だと考えます。

通常ならば遅くても10日位もすれば、蛹室を作り出すはずですが、どうしても暴れがひどくいくら待っても落ち着かない場合には、少し管理温度を低め(今の管理温度よりマイナス3~5℃)にすると落ち着くこともありますので、有効な手段の一つと言えると考えています。

 

<産卵方法>

★マットのみで産卵セット組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】
くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースSM
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
※マットを手で握って固まり、水が染み出ない程度
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

 

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-612
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T0504269533

 

マットを大きなケースに出します。
img_20100824T0504283593

 

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T0504297653

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T0504311403

 

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T0504325623

 

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T0504379533

 

 

★材を使用して産卵セット組んだ場合★

【産卵に使用したマット】
くわマット、完熟マット1~2本程度
※材はクヌギ材、コナラ材など
【産卵に使用するケース】
クリーンケースSM
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
※マットを手で握って固まり、水が染み出ない程度
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T1613068281

img_20080801T1613085311
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zu-sanran-ki-umekomi-200-61

産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?ニジイロクワガタ。見た目からも分かるように色虫的要素が非常に高いクワガタですね。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

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43 Comments »

  1. ニジイロクワガタの卵が6つ孵化しました。しばらくはマットで飼育しようと思っているのですが、途中から菌糸ビンで育ててみたいです。成虫になるまで1匹何本くらい菌糸ビンは必要になるのでしょうか?

    Comment by GUCCI — 2019年3月13日 @ 1:15 PM

  2. GUCCI さん

    レスありがとうございます。

    成虫になるまでの菌糸ビンの使用本数ですが、これは正確にはお答えするには難しいかと思います。

    ・菌糸ビンの種類
    ・どれくらいの容量の菌糸ビンを利用するのか?
    ・管理温度
    ・個体差
    ・♂か♀か
    ・飼育途中における菌糸ビンの変化(ダニ、アオカビ、線虫、コバエ等の劣化等)

    主に挙げれば、飼育過程においては上記のような要素が加わり、状況によって菌糸ビンを使用する回数も異なってくる場合があるからなのです。

    なので一概に何本でという明確な答えを出すのは難しいかと・・・。

    しかし、あえて私のやり方で参考までに申しますと、

    ・25℃位での管理(通年)
    ・1100㏄タイプの菌糸ビン使用(弊社Elementの場合)
    ・ダニ、アオカビ、線虫、コバエ等の劣化なし

    上記の場合ですと、大体ですが、最初の菌糸ビンも含めて合計2本を見て頂ければいけるのではないかと考えます。

    ただもちろん例外もございますし、個体差もありますので絶対とは言い切れません。
    あくまでご参考程度に聞いていただければ幸いです。

    よろしくお願い申し上げます。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2019年3月14日 @ 9:06 AM

  3. ニジイロクワガタの幼虫が合計で18匹になりました。大きいものでもう2令くらいになっています。メスはまだ生きていてもう一度産卵セットを組んでみましたが卵を一個も産んでくれませんでした。このメスはどうしたらまた卵を産んでくれるのでしょうか?

    Comment by GUCCI — 2019年4月10日 @ 11:16 AM

  4. GUCCIさん

    レスありがとうございます。

    うーん。
    なかなか難しい質問ですね。

    ブリードをしていると、♀の状態次第によって産卵数は様々です。
    沢山産む個体もあれば、数個しか産まない個体、時には全く産まない個体に当たることもあります。

    お持ちの♀の状態は外側からいる私たちには分からないのが正直な所です。

    こうしたら産んでくれるという確実な方法はないので、まだ産卵させたいならば諦めずに再セットを繰り返すしか他はないかと思います。

    その時に、今までと違った環境でセットを組んでやると、♀が再び産卵スイッチが入る場合があります。

    例えば、

    ・マットや材を替えてみる。
    ・管理温度を変えてみる。
    ・ケース内湿度を変えてみる。
    ・いったん取り出して休憩させてから再セットさせてみる。

    などなど・・・。

    確実な答えは難しいですが、ご参考にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2019年4月10日 @ 11:55 AM

  5. ニジイロクワガタを育てています。
    メスは2018.11に成虫になりました。
    オスは2019.04にホームセンターで購入し、別々に飼育しています。
    ハンドペアリングしようと同じケースに入れたら、オスがメスを挟み持ち上げたりします。
    メスが心配で同居させられません。
    ニジイロクワガタはメス殺しはないと聞きましたが心配です。
    どうにか交尾する方法はありますか?

    Comment by ハロくん — 2019年7月3日 @ 3:53 PM

  6. ハロくんさん

    レスありがとうございます。

    ペアリングの件ですが、なかなか交尾がうまくいかない理由は実は結構あるものです。

    ・♂、または♀がしっかりと熟成(交尾が出来る時期)していない。
    ・環境(特に管理温度)が合っていない。ニジイロの場合25℃前後が理想。
    ・♂♀の相性

    ♀の熟成は羽化日から考えて十分なようですが、♂はどうでしょうか?
    2019/4に購入とありますが、羽化時期はいつでしょう?

    あくまで私個人のやり方になりますが、ニジイロだと羽化して、後食開始して約3か月は十分に時間を置きます。となると、羽化してから約4~5か月近く経っている計算になります。

    逆算すると、♀は合格ですが、♂の方はもしかするとまだ熟成が足りていないのかもしれません。

    それゆえ、まだ交尾という対象としてはまだ見ていないのかもです。

    それか熟成はしっかりしているが、お互いの相性が合わないかもです。

    ニジイロはアゴの力も弱いので、絶対とは言い切れませんが、♀を挟み殺してしまうようなことは少ないと考えます。

    1ペアしかいなければ、その個体同士でペアリングするほかないので、ハンドペアリングを行うならば何回も仕切り直しをして再挑戦を繰り返すほかはないのかもです。

    あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。

    宜しくお願い申し上げます。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2019年7月3日 @ 5:51 PM

  7. 先日ニジイロクワガタの幼虫を購入してこれから育てていくところなのですが、保管場所の関係で温度が30度ぐらいになる所で飼育しているのですが、水分を含んでからか家にある土の温度を計る温度計で計るとマットをの温度が34度ぐらいになってました。
    今のところは元気に動いており、土の上にも上がってはきてないのですが、流石に何か対策をした方がいいのでしょうか?
    あともう少し水分が少なくなったらマットの温度も自然に下がってくるのでしょうか?
    ちなみに完熟マットを使用していて容器の上はほとんど開放している状態です。
    お手数ですが、よろしくお願い致します。

    Comment by マッキー — 2020年8月19日 @ 10:39 AM

  8. マッキーさん

    レスありがとうございます。

    今のこの暑さでの、マット内温度34℃は少し危険だと個人的にはそう思います。
    この温度ならばいつ再発酵してもおかしくはないと考えます。
    再発酵した場合、温度は急激に上昇し、軽く50℃を超える場合もあります。

    おっしゃる通り、水分量が少なくなれば再発酵の発生確率も下がって来るとは思いますが、可能ならば最高でもマット内温度は30℃までとし、極力マット内温度を下げるようにした方が無難だと思います。

    それでもどうしても温度が上がる場合は、空調設備や保冷剤など、何か工夫して少しでも温度を下げるように対策を練った方が良いかと思います。

    あくまでも個人的な考え方ですので、ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。

    宜しくお願い申し上げます。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2020年8月19日 @ 4:21 PM

  9. GUCCI さん

    レスありがとうございます。

    管理する環境(温度&湿度)や個体差にもよりますが、常時25℃程度の環境だと、大体羽化して2か月程もあれば後食開始すると考えています。

    あくまで私個人の考え方ですのでご参考までにして頂けると幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2020年9月22日 @ 6:57 PM

  10. ニジイロクワガタが後食して2ヶ月経ちました。昨日、ケース内のおがくずがすごく汚れていたのでケース内を綺麗にして新しいおがくずをいれました。オスはエサを食べているのですが、メスがエサを食べに来ないでおがくずに潜りっきりです。メスはそのうちエサを食べに来てくれるでしょうか?

    Comment by GUCCI — 2020年12月2日 @ 2:47 PM

  11. GUCCIさん

    レスありがとうございます。

    ケース内の環境清掃をしたのは昨日ということですので、まだ二日と経っていませんので、おそらく新しい環境に戸惑って潜っているんだろうと思います。

    元々後食をしていたのであれば、余程体調が悪くなったという事が無ければ、その内また食べ始めると思いますよ。

    ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2020年12月2日 @ 3:43 PM

  12. ニジイロクワガタは産卵するときには材とマットどちらの方が良いですか。

    Comment by 山崎青嶺小 5 — 2020年12月15日 @ 6:57 AM

  13. 山崎青嶺小 5さん

    レスありございます。

    やり方や感触はひとそれぞれですので、一概にどうとは言い切れません。
    マットや材も様々な種類や質感がありますからね。

    あくまで私のやり方ですとマットのみで産卵させております。
    ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2020年12月15日 @ 8:54 AM

  14. 貴社で売っているニジイロクワガタを2匹購入しようと思うのですが
    ベーシックシリーズでも十分飼育可能ですか。
    それともきのこマットで初めは飼育した方がいいですか?

    Comment by 山崎青嶺小5 — 2020年12月17日 @ 4:26 PM

  15. 山崎青嶺小5さん

    レスありがとうございます。

    あくまで私個人の見解ですが、ニジイロクワガタはベーシック菌糸、エレメント菌糸、きのこマットのどちらでも飼育可能です。

    最初からの投入も、どのパターンでもいけると思います。

    ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2020年12月18日 @ 9:21 AM

  16. ニジイロクワガタの産卵セットのマットはどれくらい固く詰めれば良いのでしょうか?昨日産卵セットを組んだ時ケースの底が割れてしまいました。加減がよくわかりません。

    Comment by GUCCI — 2021年2月3日 @ 7:47 AM

  17. GUCCI さん

    レスありがとうございます。

    固詰め・・・。人によって加減は様々でしょうから一概にどうとは言い切れませんが、私の場合はかなり固く詰めます。

    敢えて極端に言うならば、ケース底面を固く詰めた後、ケースを逆さまにしてもマットが落ちて来ない程です。

    あくまで私個人のやり方ですのでご参考までにして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2021年2月3日 @ 9:25 AM

  18. こんにちは!初めてコメントさせて頂きます。
    ニジイロクワガタの幼虫飼育について質問です。
    おすすめのマットに完熟マットが入っておりませんが、完熟マットでの飼育記録や結果などお持ちでしょうか。
    もしかするとニジイロクワガタの幼虫は完熟マットでの飼育に向いていませんか??
    アドバイスお願いします!

    Comment by sakmichi — 2021年2月6日 @ 10:02 AM

  19. sakmichi さん

    レスありがとうございます。

    あくまで私の経験&個人の考え方ですが、ニジイロクワガタは菌糸でより大きくなるため、熟度が浅く栄養価の高いマットの方がより大きくなると考えておりますので、その点を考慮した上で、特にお勧めとして、きのこマットを選択させて頂きました。

    大きさにこだわらず、ただ羽化させるだけでしたら、完熟マットや黒土マットでも幼虫飼育は可能です。

    あくまでも私個人の経験上の結果、考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2021年2月6日 @ 12:40 PM

  20. 追加です。
    産卵セットにnaturaを組んでみましたが、幼虫飼育もnaturaで問題ないですか?
    おすすめはelementやbasicのようなので確認させてください。

    Comment by sakimichi — 2021年2月6日 @ 12:50 PM

  21. sakimichi さん

    レスありがとうございます。

    カワラ系菌糸は温度の仕方によっては水分量、劣化スピード等の調整が他のオオヒラタケ系種の菌糸(ベーシックやエレメント)よりも少々扱いが難しい所がございます。

    ベーシックやエレメントでも十分に大きくなるので、ニジイロの幼虫飼育にはこちらばの菌糸ビンばかりでデータを取っておりました。

    それゆえ、大変申し訳ございませんが、ナチュラでのニジイロの幼虫飼育は私個人では試したことがございません。

    しかし、知り合いの方からは、ナチュラでも♂50後半~60㎜位のサイズで羽化したことがあるという話を数件聞いたことが御座いますので、飼育においては問題はないかと考えております。

    あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2021年2月6日 @ 1:33 PM

  22. 初めまして、この記事を読んで聞きたいことがあります。今自分が飼育してるニジイロクワガタが、交配して土に潜るようになったのに1日くらいしたら上にあがってくるようです。これって、交配に何か問題があったように感じてなりません。 心当たりとして、まだ成熟期間4ヶ月を経ていないのに交配させてしまったことが挙げられます。このような場合、これからどのようにすればいいですか。一度産卵マットから外して成熟するまで餌を食べさせてあげるべきですか。

    Comment by セキ — 2021年7月24日 @ 12:07 AM

  23. セキさん

    レスありがとうございます。

    交尾の成功、不成功に関わらず、その後産卵セットを組んだ♀がマットに潜ったり出てきたりを繰り返すことは特に悪い事とは思いません。

    産卵に集中を始めれば潜りっぱなりになることもありますが、産卵セット開始後にはよくある行動の一つだと私個人は思っています。

    とりあえず交尾が完了しているならば、そのまま産卵セット内で様子を見てみては如何でしょうか?

    確かにニジイロクワガタは私の場合は後食開始して、最低でも約3か月以上は熟成期間を設けますが、これが絶対だというわけではございません。。

    実際後食を開始したらすぐに産卵させるよ・・って方もいらっしゃいました。

    せっかく今産卵セットを組んでいるのであれば、とりあえずはそのまま一カ月程度は様子を見て、産卵の気配がなければ、その後解除し、改めて期間を設けて再交尾~産卵セットを組んでみては如何でしょうか?

    あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2021年7月27日 @ 9:23 AM

  24. 質問です。
    ニジイロクワガタ、2020年12月生、2021年3月に菌糸ビン投入。
    菌糸ビンは、こちらで購入したベーシックです。
    7月始めに菌糸ビン交換しようとした矢先に暴れが酷く、蛹化前暴れかと思い交換を見合わせましたが、未だに蛹化してません。
    全部で18体います。
    菌糸ビンはもう白い部分が無いのですが、交換するべきでしょうか?
    エサ足りてますかね?
    体重は20グラムです。
    今は、菌糸ビンを半分抜いて幼虫マットを入れました。
    初めての卵からの飼育で手探りばかりです。
    ご指導いただきたいです。 
    よろしくお願いいたします。

    Comment by イーサン — 2021年8月15日 @ 5:34 PM

  25. イーサン さん

    レスありがとうございます。

    ニジイロは特に蛹化前には暴れがひどい傾向が強いことで知られています。

    菌糸の白い部分が無くなったとしても、それは食したわけではないと思いますので、新しい菌糸ビンに交換したとしてもまた同じことを繰り返す可能性があります。

    なので、しばらくは様子を見てみた方が無難だと考えます。

    少し工夫をするならば、少し管理温度を下げてみるのも手段の一つだと思います。

    あくまで私個の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2021年8月17日 @ 5:30 AM

  26. 初めてニジイロクワガタを買い始めました。
    なんとか卵は確認できたのですが、いろはが分からず困っています。
    割り出し後は卵ひとつに対し1カップ必要なのか?
    幼虫になれば菌糸ビン?ひとつに対し1匹なのか?
    何卒ご教授下さい。

    Comment by ささ — 2022年2月11日 @ 10:09 AM

  27. ささ様

    レスありがとうございます。

    ささ様がどのようにして育てたいのか?それにより飼育のやり方は様々だと考えます。

    エサコストを度外視しても幼虫一頭一頭をより大きく、より大きな成虫に羽化させたい場合は単独飼育をお勧めしますが、羽化サイズなどにはこだわらず、まずは羽化だけを目指すようならば多頭飼育(一つのエサ:菌糸ビンや菌糸ブロック等にある程度の数をまとめて数頭入れて飼育すること)でも構わないと思います。

    卵の内は菌糸で管理するのは私はお勧め致しません。
    理由は菌糸は菌が生きていますので、孵化したばかりのまだ力の弱い幼虫は、菌に巻かれて死亡してしまう可能性があります。
    それゆえに、水分調整したマットや湿らせたティッシュペーパー、湿らせた水苔等で管理することをお勧め致します。

    卵を管理する時は、ただ孵化させるだけを目的とするならば、まとめて管理しておいても構わないと思います。勿論個別管理もOKです。

    孵化した後~個別飼育する場合は、個別の容器を用意して、マット飼育するなり、菌糸ビン飼育するなりの選択をすれば良いのではないかと思います。

    菌糸は生き物です。管理環境にもよりますが、長く管理していると菌が劣化しドロドロになっていきます。そうなると中に入れている幼虫には良くありません。

    なので幼虫のエサの食い具合、菌の劣化具合によっては、次の菌糸ビンへの交換が必要になって来るとおもいますので、その時は交換してあげることも必要かと思います。

    この考え方は弊社:月夜野きのこ園の菌糸やマットを使用した場合の方法ですので、他の用品をご使用の場合はこの考え方は当てはまらない場合がありますのでご注意くださいませ。
    あくまでも飼育の例としてご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2022年2月12日 @ 10:40 AM

  28. 質問です。
    2020年12月頃にニジイロクワガタの幼虫を二匹菌糸ビンで譲り受けて、2021年夏に羽化せず幼虫のまままた年をこえ、2022年4月にのぞいたら土の中で羽化しているような姿が見えたので慌てて今日出してみたら弱々しいですが動いていました。
    こんなことはあり得るのですか?一部が虹色ですが、茶色い部分が多いです。

    Comment by 初心者 — 2022年4月16日 @ 2:43 PM

  29. 初心者様

    レスありがとうございます。

    大変恐縮ですが、菌糸ビンの種類(メーカー、菌種、ボトルサイズ)、管理環境(管理温度、管理湿度、冬場&夏場の温度管理の有無とその温度帯等)の詳細が分からないので明確な回答は正直難しいです。

    冬場に温度管理(常時20~25℃前後管理)をしていなければ、寒い期間の幼虫の活動は止まると思いますので、この期間での羽化もありえないくはないと思います。

    最初のスタート(2020年12月)~だと今の段階(2022年4月)で丸1年4か月程かかっていますが、実質は暖かくなった(2021年4月頃~2021年10月頃)間の6ヶ月程度の幼虫活動だと推測されますので・・・。

    ただその間一度も菌糸ビンを交換していなければ、おそらく菌糸は劣化し土化している状況にあるかもしれませんので、羽化が完了し、身体が固まっているのであれば、別の容器で成虫管理をしてあげたほうが良いかもしれません。

    あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2022年4月16日 @ 8:29 PM

  30. 今,卵を取り出しプリンカップに産卵セットの土と共に入れています。孵化したのもいるようだなのですが、小さな幼虫を菌糸瓶にもう移しても大丈夫ですか?

    Comment by ここママ — 2022年8月27日 @ 9:54 PM

  31. ここママ様

    レスありがとうございます。

    ニジイロクワガタは菌糸にも比較的強い種ですが、孵化したばかりの個体はまだ身体が柔らかく菌糸を食するにはまだ時期尚早の場合もあります。(孵化直後は柔らかい自分の卵の殻等を食しています)

    合わせて孵化直後の一令初期の内は菌に巻かれる可能性もあるからです。

    頭の色がハッキリとしたオレンジ色に変わり、幼虫のお腹の中に糞が透けて見えて来るようになれば菌糸に移行しても良いのかなと考えます。

    あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2022年8月28日 @ 9:02 AM

  32. 質問です。
    現在ニジイロを菌糸ビンにて育てているのですが、この数日間ずっと同じ場所に留まっているように見えます。(外から見える限りで)
    ただ時折モゾモゾと動いている姿も確認できています。
    孵化日も9月の上旬でまだ蛹になるとも考えられません。これは何かしらの処理を施すべきなのでしょうか…?

    Comment by 瀬戸内 — 2022年11月22日 @ 6:06 PM

  33. 瀬戸内様

    レスありがとうございます。

    飼育されているお部屋は温度管理されていますでしょうか?

    常温で飼育されている場合は、日本の冬で管理温度が低すぎた場合、活動が鈍くなる可能性があります。

    冬場も活動させて成長させたいのであれば20℃以上は欲しいところだと考えます。

    あくまで私個人のやり方&考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2022年11月23日 @ 11:26 AM

  34. Shihoさん
    お返事ありがとうございます。20〜23度位がいいと耳にしたので、今は20度前後になるくらいで温度をキープしています。

    Comment by 瀬戸内 — 2022年11月26日 @ 12:46 AM

  35. 瀬戸内様

    ご返答ありがとうございます。

    その温度帯でしたら十分に活動できるはずなので、じっとしているのは温度帯のせいではなさそうですね。

    他の原因として考えられるのは、

    ・幼虫自体が何かしらの原因で弱ってしまい動きが鈍くなっている。
    ・加齢直前の動きの鈍り。
    ・居食い「活発に動かずに、じっくりと食をしている」。

    上記のこと位でしょうか。。

    どれが当てはまるにせよ、急激な温度変化やビン交換などはせずに、しばらくはじっと見守ってあげた方が無難だと考えます。

    あくまでも私個人の考え方ですのでご参考までにして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2022年11月26日 @ 7:25 AM

  36. 虹色クワガタの幼虫を個体事に、菌糸瓶で飼育しています。徐々に成長が見られ、そろそろ次の段階になりそうです。
    個体は、いつまで個体事が、良いのでしょうか?
    又、羽化や成虫になり複数を同じケースで飼育は、駄目なのでしょうか?
    教えてください。

    Comment by 難波 — 2023年4月8日 @ 6:05 PM

  37. 難波様

    レスありがとうございます。

    成虫飼育でも、幼虫飼育でも、同居飼いされる方も多くいらっしゃいます。

    成虫飼育については、同居飼育させる場合は性別別にした方が無難だと考えます。
    一緒に入れておくと、成熟しきっていない個体に対しても交尾活動を行ってしまう可能性があるからです。そうなると無精卵の可能性も高まってしまい産卵数の減少の原因にもなってしまうと思われます。

    また同じ性別同士でも、多数を狭いケースに入れてしまうのは避けた方が無難でしょう。
    ニジイロの場合は♂でも気性が穏やかなので、挟み合いなどの喧嘩などは少ないでしょうが、それでも接触が多いと、どこかしらの箇所の欠損などの原因にもなりかねません。

    そういった場合もある可能性も考えて私の場合は単独飼育をお勧めしております。

    幼虫の場合は、複数頭を同時に同じ容器で飼育すると、あまり幼虫が大きくならない、とか、羽化時期のズレが少なくなり(これは良い点なのですが)ますが、逆に♂が比較的小型に羽化してしまう傾向があると言われています。

    またスペースが少ないと、蛹室を作る空間が重なってしまったりして、相手の蛹室を壊したり、もしくは蛹室が作れずにマット上や菌糸上に上がってきてしまい、仕方なく上でそのまま蛹化することもあったりする場合もあります。

    同居飼育をする場合は、スペースに余裕を持って少ない頭数で飼育することをお勧め致します。

    これはあくまで私個人の考え方ややり方です。
    ご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2023年4月9日 @ 8:17 AM

  38. ニジイロの産卵セットを組みました…
    でも産んでくれませんでした
    未成熟でしょうか?マットが問題でしょうか?
    羽化、何ヶ月後に組ませるといいでしょうか?
    おすすめのマットとかありますか?

    Comment by I love beetle — 2023年12月4日 @ 9:52 PM

  39. I love beetle様

    レスありがとうございます。

    弊社のマットではニジイロの場合、産卵では完熟マットがお勧めです。

    マットだけで産み渋る個体もいますので、その時は柔らかめの材(コナラやクヌギ)を入れてあげると良いと思います。

    羽化してどれくらいが繁殖可能かというのは、管理温度や湿度などの方法がひとそれぞれ違うので、エサ食い始めの時期も変わるので、具体的に表現するのは難しいです。

    なので後食開始からカウントしてみると良いと思います。

    あくまで私のやり方ですが、私はニジイロクワガタの場合は、成熟期間をじっくりと置きます。

    私の場合ですと、エサを食べ始めてから約3~4か月は成熟期間を置きます。
    エサ食いが活発になる、頻繁にケース内を動き回るようになる、などの兆候が見え始めたら繁殖OKのサインと受け取っています。

    人によっては後食開始したらすぐに繁殖に入る方もいらっしゃいますが、私はこの方法が一番上手くいっているので、いつもこのやり方にしております。

    あくまで私個人のやり方や考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2023年12月5日 @ 7:56 AM

  40. 2度目の質問させて頂きます。
    以前ペアリング時期について質問させて頂き、12/3頃が成熟時期では無いかとご回答頂き早速12/3にハンドペアリングしそのまま産卵セットへ投入。心配になり12/5に確認したところ3個卵がありましたが全部無精卵!気を取り直し再度ハンドペアリングし、2度目の産卵セットまたしても待ちきれず12/9に確認したところ卵が3個まだ孵化していません!懲りずに再ペアリング12/10から12/23に投入、マットは産卵一番、廃菌糸を使用した植菌材も投入!25個の卵を確認しました!
    卵も楕円形でクリーム色ですが、無精卵って事もありますか。
    ご回答宜しくお願い致します。

    Comment by まるきち — 2023年12月27日 @ 8:35 AM

  41. まるきち様

    レスありがとうございます。

    はい、結論から申し上げますと、無精卵の可能性はゼロではないと思います。

    たとえ♂♀が成熟期に達しているとしても、生殖器不全、無精子症、または卵に異常などがあったりなどと、直接目に見えない身体的な部分が影響を及ぼして産卵しない、孵化しないことは私も結構経験があります。

    また卵の形や色合いが悪くても孵化したケースはありますので、一概にこうとは言い切れないとあくまで私は思います。

    ご使用されたマット、植菌材に関しては私は試したことがないので、感触的には何ともアドバイスのしようがありません。その辺りの見解についてはご購入されたショップさんでお聞きなる方が早いかとは思います。

    お役にならない回答で申し訳ございません。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2023年12月28日 @ 5:44 AM

  42. ニジイロクワガタの幼虫を飼育して半年経ちました。最近、土を被せても何度も飼育土の上に出てきていまします。新しい飼育マットに変えても繰り返します。何か思い当たることがありましたら、アドバイス頂きたいです。よろしくお願い申し上げます。

    Comment by きよぞう — 2024年2月6日 @ 4:19 AM

  43. きよぞう様

    レスありがとうございます。

    マットに潜らない理由としましては、

    https://www.tsukiyono.co.jp/stag2/2021/10/22/%e3%82%af%e3%83%af%e3%82%ac%e3%82%bf%e3%80%81%e3%82%ab%e3%83%96%e3%83%88%e3%83%a0%e3%82%b7%e5%b9%bc%e8%99%ab%e3%81%8c%e5%b9%bc%e8%99%ab%e9%a3%bc%e8%82%b2%e3%81%a7%e4%b8%8a%e9%83%a8%e3%81%ab%e4%b8%8a/?preview_id=304074&preview_nonce=44e9d9747f&_thumbnail_id=304075&preview=true

    こちらの記事でもご紹介しておりますので、ご覧頂ければ幸いです。

    なお、マットの特性については、弊社商品以外のものですと、お答えするのは難しいです。
    購入されたところで聞かれた方が良いかと思います。

    それではよろしくお願い申し上げます。

    飼育日記担当:Shiho

    Comment by tsukiyono — 2024年2月6日 @ 8:00 AM

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