2017年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第13回目のご報告です。

今回の採集舞台は九州 宮崎県です。

今回の記事は6/28~7/3の採集場面をまとめたものをご紹介したいと思います。

 

宮崎は相変わらずの雨模様。

いつものようにその合間狙いで行っています。

 

6/28の採集。

天気が良くありませんが、まずは現場に到着。

 

薄暗い林の中にあるハルニレの木。

この木の上方に樹液が出ている場所があります。

 

その箇所をチェックしてみると、

 

やはりいました。

ノコギリクワガタ♂がお食事をしています。

 

樹液周りを見てもこの一匹だけのようだったので、軽く叩いてみると、

 

途中で羽ばたきながら落ちて来ました。

かなり元気な個体なので持ったまま撮影。

ノコギリクワガタ♂66mmの大歯型。

なかなかのサイズでした。

 

次に行こうすると、何やらバサッと音が。

 

何気にチェックしてみると、

何とミヤマクワガタ♂が落ちていました。

ミヤマクワガタ♂65mm

体毛も生えた綺麗な個体です。

 

しかし危ない、見落とす所でした。

たまにですが、クワガタって叩いたり蹴ったりした後に時間差で落ちてくることがあります。

今回もまさにそのパターンでした。
でも今回のはかなり時間差がありました。

ノコギリを拾い上げて、カメラで撮影した後でしたので、1分位は経っていたような気がします。

最後まで気を抜かないということですね、改めて大変教訓になりました。

 

6/30の採集。

ハルニレのウロでヒラタクワガタを発見!

とりあえずウロの後部を木の枝で遮断し、ヒラタの逃げ道を遮断。

 

改めてアップで撮影。

大アゴが立派で迫力があります。
樹液まみれです。

 

あとはゆっくりと時間をかけて取り出しました。

ヒラタクワガタ♂65mm

超大型とまではいきませんが、立派!

型も良いし、大満足しました。

 

この日の結果。

ミヤマもノコもヒラタも沢山採れました。

そろそろ数も出て来たような感じがします。

 

ふと綺麗な苔が目に入り、その上を見ると、

 

とても綺麗で可愛いきのこを発見。

数mmほどの超小型きのこ。
ヒナノヒガサという種でオレンジ色で大変綺麗。

こういう出逢い発見もまた野外採集ならではの醍醐味の一つですね。

 

7/1の採集。

この日出逢った美麗ノコ達を紹介します。

ノコギリクワガタ♂67mm

 

ノコギリクワガタ♂64mm

どちらの個体も赤みが強いボディ。
大アゴも程よく湾曲して迫力があります。

 

そして、7/3の採集。

この日一番の大物、

ノコギリクワガタ♂70.2mm

今シーズン初の70mmUPノコギリです。

やはりこの位のサイズになると、体の幅も出て来て迫力が増します!

 

本来私は一人で採集から飼育、撮影まで行っている為、ノギスを持ったままでの撮影が困難ですが、この日は友人のN氏に手伝ってもらいキレイに撮影。

なかなか暴れていてこのショット一枚を撮るのに結構な時間がかかってしまいました。

N氏、ご協力ありがとうございました。
またお願いしますね~。^^

 

今回はこのような感じで採集して来ました。

やはり7月に入ってから個体数がかなり増えて来たような気がします。

また次回、どんな虫達に出逢えるのか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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