2017年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第14回目のご報告です。

今回の採集舞台は九州 宮崎県です。

今回の記事は7/6~7/8の採集場面をまとめたものをご紹介したいと思います。

 

宮崎はもう嫌になる程の雨の毎日。

いつものようにその合間狙いで行っています。

 

7/6の採集。

現地に到着しましたが、この空模様。

雨雲の合間から時折晴れ間も見えますが、全体的にすっきりとはしない天候です。

 

早速周りの木をチェックすると、

上の方にカナブンらしき姿を発見。

 

採ってみると、アオカナブン。

今シーズン初のアオカナブンです。

過去の日記でもご紹介していますが、アオカナブンは通常のカナブンとは別種。

比較的標高の高い場所で多く見られ、数的にも通常のカナブンほど多くはみかけません。

素晴らしい光沢のある鮮やかなグリーン色をしています。とても美しいですね。

 

ここはミヤマとノコギリが多数採れるタコ採れポイントの一つ。

少し晴れ間も差してきたので、ここぞとばかりに木を片っ端から叩いていきます。

ちなみに木はほとんどハルニレの木です。

 

ここ周辺で採れた個体達(一部になります)をハイライトでご紹介します。

ノコギリクワガタ♂60mm前半位

 

ノコギリクワガタ♂40mm半ば位

 

ミヤマクワガタ♂66mm

 

ミヤマクワガタ♂63mm

 

ノコギリクワガタ♂67mm

 

この様な感じで木を叩き続けて、

 

約2時間程で結構な数を採集出来ました。

さすがタコ採れポイント。
期待を裏切りません!^^

この日は大型個体には出逢わなかったものの、それなりの数に出逢う事が出来ました。

7月に入りそろそろクワガタ発生のピークも近づいて来たような感じを受けました。

 

7/8の採集。

実はこの日、朝からずっと気になっていた木が何本かありました。

その木の一本がこのハルニレの木。

早速蹴ってみると、

バサッと大きな音が、

 

慌てて探し取り上げてみると、

大型のミヤマクワガタ♂が落ちて来ました。

多少擦れ等があるものの、極太肉厚個体。

迫力満点のミヤマクワガタです。

 

 

この画像は帰宅後撮影時の様子ですが、

サイズは今シーズン最大の

ミヤマクワガタ♂74.2mm

でした。

 

この大型ミヤマが採れた木。本当に朝から気になっていた木だったんです。この木で大きいのが採れるという予感・・・。

採集を長年続けてますと、まれにですが時折こういった感覚に陥ることがあります。本当に不思議な感覚ですが、まさに虫の予感というものが存在するかのような体験の一つでした。

 

そしてその予感には更に続きが・・。

 

この大型ミヤマが採れた隣の木にも「何か大きいのが付いてそうだな・・」と、今度は少し軽い感覚に駆られて蹴ってみると、

 

落ちて来ました!
ノコギリクワガタ♂の大型個体!

 

 

帰宅後計測すると、

ノコギリクワガタ♂72.3mm

前回採れた♂70.2mmを超える個体をゲット!

 

本土ノコギリでは♂72mmはなかなかの大型!
素晴らしい個体です。

 

そしてこの日もう一頭の珍品

ノコギリ♂のスーパーブラック個体!

サイズ的には♂61mmと大きくはありません。

しかい注目するべくはこの体色。

国産のノコギリで黒色タイプと言えば有名なのはアマミノコギリ。

本土ノコギリの体色はどちらかというと赤~黒褐色タイプ。凄い珍品というわけではありませんが、なかなかここまで真っ黒な個体はなかなかお目にかかれないのも事実です。

良い個体と出逢えました。^^

 

今回はこのような感じで採集して来ました。

来週よりイベント参加の為、いよいよ群馬入り。
宮崎で採集出来るのはあと1週間もありません。
どうか天気が少しでも回復してくれることを切に願います。

 

また次回、どんな虫達に出逢えるのか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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