オウゴンオニクワガタ(ローゼンベルグ)の飼育【産卵方法&産卵結果】
今年の8/22の日記の中で少しご紹介させて頂いた熊本県在住の女性ブリーダーYさん。
先日弊社のカワラ菌糸ビン「ナチュラ」でローゼンベルグオウゴンオニが産卵したとの報告を受けました。
今回の日記ではその件についてご紹介してみたいと思います。
まずはYさんのご紹介。
名前:Yさん(女性)
所在:九州 熊本県在住
飼育種:H・ヘラ等亜種多数、グラントシロカブト、ケンタウルス、サタン、国産カブトムシ、タランドゥスオオツヤクワガタ、ローゼンベルグオウゴンオニ、ミヤマクワガタ等、他多数。
カブトムシの♀が特に大好きで、飼育も大好きだが、野外採集も大好き、女性ながら夜間の樹液採集に一人で出かけるという猛者。
ブリードされている種も多彩&多数で、今まではカブト種をメインにしていましたが、今年よりクワガタ飼育も種類を増やして挑戦。
オウゴンオニクワガタ(ローゼンベルグ)は初挑戦!
<産卵セット方法>
【使用した産卵床】
ナチュラ
【設定温度】
25~27℃前後
【セット方法】
ケース底面を深さ2割程度マットを敷き、そこに菌糸ボトルのフタを外した状態で横倒しにする。
産卵セット、イメージ的には
※実際のセット画像ではありませんが、イメージ的にはこのような感じでセットします。
このような感じです。
ナチュラに入ろうとするローゼン♀(実際画像)
このような感じでセットする事約1ヶ月。
そして、
ナチュラに産み付けられた卵
既に孵化している幼虫
孵化したての幼虫
沢山の幼虫&卵をGET!
<産卵結果>
卵&幼虫含め:14個(頭)
産卵期間:9/23~10/18
1ヶ月も経過しない内にこのように沢山の幼虫&卵を得る事が出来ました。
卵もまん丸と膨らんでいてバリバリの有精卵だと見受けられます。
そしてYさんはこんな画像も、
卵~孵化の連続撮影画像!
こうして見ると、孵化の瞬間の様子がよく分かります。
素晴らしい画像ですね!
如何でしたでしょうか?
友人Yさんのローゼン産卵結果。
ナチュラ1本で開始よりわずか1ヶ月程度で14頭(個)も産んでくれました。
素晴らしい結果だと思います。
この♀まだまだ元気で、その後は他のカワラ菌糸ビンで更に14頭(個)を追加。
Yさんはこれが初めてのオウゴンオニ(ローゼンベルグ)産卵挑戦だということ。
少し癖のあるローゼンベルグの産卵を見事攻略されました。素晴らしいっ!
Yさんの持論で、最後まで産ませずにある程度産んでくれたら、その後はゆっくりと余生を見送ってあげる方針だということで、今ではこの♀も産卵役目を終え、元気にしているそうです。
とても生き物を大事にされる方で、このような方に飼育された虫達は幸せですね。
その姿勢深く見習いたいと思います。
Yさん、素晴らしい飼育報告ありがとうございました!
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまでYさんや私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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