冬場の温度管理:飼育部屋の紹介【小松氏宅のクワガタ部屋】
過去に何度か野外採集の記事内でも登場して下さった私の昔からの友人でもある小松氏。
今回はご自宅にあるクワガタ部屋を見せてくれるという事で、早速レポートさせて頂きました。
まずは小松氏の自己紹介。
【夏の樹液採集で木を蹴る小松氏】
名前:小松氏(男性)
所在:九州 宮崎県在住
飼育歴:約20年程
現在飼育数:約20頭程。
現在飼育種:ダイオウヒラタ、ギラファノコギリ、国産オオクワガタ等。
過去飼育種:ヘラクレス、アンタエウスオオクワガタ、パラワンオオヒラタ、ラコダールツヤクワガタ、ニジイロクワガタ、等他多数
私:Shihoの友人でもあり、また一緒にクワガタ飼育を楽しんできたクワ友でもある小松氏。
20年以上前より交流があり、それ以来、クワガタ採集やクワガタ飼育は勿論、一緒にキャンプやアウトドア等をする大切なお仲間です。
昔はヘラクレスやアンタエウスオオクワガタ等、かなりの種や数を飼育していましたが、現在は数を減らして少数精鋭で特に好きな種に絞って飼育を楽しまれています。
今回はその小松氏のご協力の元、小松氏の飼育部屋をご紹介してみたいと思います。
<材料>
・ガラス温室(ピカ製)
1個 ¥10.000(当時価格)
・プレートヒーター(ピカ製)
1個 ¥10.000(当時価格)
・サーモスタット(ピカ製)
1個 ¥6000(当時価格)
・室内外用温度計
1個 ¥2.000(当時価格)
・遮断用黒フィルム
2個 ¥2.000(当時価格)
総合計金額 約¥30.000(当時価格)
※金額は小松氏が当時(約20年程前)購入した際の価格です※
小松氏が使用しているのは「ピカ製」ガラス温室
高さは150cm、幅は90cm程。
本来ガラスは透明ですが、黒いフィルムを貼って、中のクワカブに刺激を与えないようにしています。
クリーンケースやプリンカップで管理している成虫や、奥には菌糸ビンが見えます。
下段の方にも成虫を管理。
飼育しているギラファノコギリ♂個体
飼育している国産オオクワガタ♂個体
温室の一番下の方には、
温源となる「ピカ製」プレートヒーター。
ワット数は200W。
プレートヒーターを温度調整する「ピカ製」サーモスタット
プレートヒーターとサーモスタットを連結させて自動的に一定の管理温度になるように調整しています。
温室内に水を張り、乾燥を防ぐように工夫しています。
室内外を測定できる温度計にてきちんと温度管理。
現在は幼虫飼育と成虫管理の為、少し低めの20℃前後で管理しているそうです。
元々寒蘭等を育てる用に作られた、「ガラス温室」を使用してるため、昨年ご紹介した「メタルラックで作る簡易温室」程様々な材料は必要ありませんが、完成度が高い為、お値段もお高くなっていおります。
また意外ですが、当時はガラス温室が安かったんです。
今回ご紹介したガラス温室と同等なものがセールでは¥10.000前後で販売されていました。
今現在では高くなっており、そのような価格帯では見かけないようです。残念ですね。
小松氏がこの温室を購入、作成したのは実は20年程前の事。
当時は国産オオクワガタは大変貴重で、地元のショップでは地元産のオオクワガタが1ペア10万円以上で販売されていました。
また外国産クワカブも輸入が解禁され始めたばかりでとても珍しく、その後少し経ってアンタエウスブームが巻き起った時代です。
思い返すととても懐かしいですね~。
如何でしたでしょうか?
今回小松氏のご協力のもとご紹介させて頂きました。。
小松氏は宮崎県在住という事もありまして、宮崎県の冬の気温に適した温室作成をしております。
温室も使う場所(地域)によって様々に状況(温度)が変わってきますので、その様子を見ながらご自分なりのオリジナル温室を作成すると良いでしょう。
道具を駆使して、お安く、丈夫でかつ便利な温室を作り、冬の寒さを乗り越えましょう!
※この温室作成方法はあくまで私や小松氏の作成方法の一例です。 人それぞれによって考え方や方法等は異なると思います。あくまで参考例として見ていただければ幸いです。
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2017年11月28日
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), 飼育ケース
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