今回の飼育日記では、私のクワ友である中村氏の飼育部屋をレポートさせて頂きました。

その時の様子をご紹介してみたいと思います。

 

まずは中村氏のご紹介。

 

名前中村氏(男性)
所在:九州 宮崎県在住
飼育歴:約2年程
現在飼育数:約200頭程。
現在飼育種:ヘラクレスオオカブト、アンタエウスオオクワガタ、ニジイロクワガタ、レギウスオオツヤクワガタ、グランディスオオクワガタ、ローゼンベルグオウゴンオニ、ギラファノコギリ、ダイオウヒラタ、国産オオクワガタ等、他多数。

【中村氏の飼育種グランディスオオクワガタ】

 

 

【中村氏の飼育種ローゼンベルグオウゴンオニ】

 

約1年半前、私Shihoが夏に宮崎のフィールドで採集をしている時に出逢い、そこから意気投合!

クワカブ採集は勿論、一緒に海や川に行ったり、クワガタ飼育を一緒に楽しむ仲間になりました。

野外採集は達人級!
上画像のようなジャングル的道なき道でも容赦なくガンガン攻めます!
今年は地元宮崎でノコギリやミヤマの70mmUPを多数採集の実績あり!

また今年の夏には、私が群馬に長期出張の際に我が家のブリードルームのお世話を代行して下さった、とっても優しく頼もしい友人です。

今回はそんな中村氏のご協力の元、中村氏の飼育部屋を紹介してみたいと思います。

 

<材料>

 

・メタルラック
1個:¥5,000
・こたつ温源ユニット
1個:¥0(中古利用のため)
・サーモスタット
1個:¥2,000
・室内外用温度計
大:1個 ¥2,000
小:3個 ¥3,000
・スタイロフォーム
1個:¥800
・アルミシート
1個:¥500
・ファン
1個:¥0
(中古利用のため)

総合計金額 ¥13,300

※金額は中村氏が購入した際の価格です※

 

温室の全体像:銀のアルミシートでカバーされています。

 

 

アルミシートを開けた時の内部の様子。

左側にも小さな温室がありますが、今回は右側の大きな温室をご紹介。

メタルラックを基本棚に使用。
大きさは高さ150cm×横幅90cm位。

メタルラックの側面、上面、底面には住宅用のスタイロフォームを使用し、熱を逃がさないようにしています。

 

 

熱の発生源となる温源はこたつのユニット(熱が出る部分)のみを使用。

側にあるファン(小型扇風機)を回し、熱を循環させます。

 

 

こたつユニットはサーモスタットに接続し温度調整。

こうすることにより、スイッチの入切が自動的に行われ、希望する温度帯をキープすることが出来ます。

 

 

下段。
菌糸ビン飼育やマット飼育のビン容器が並んでいます。
この辺りの温度は24℃位

 

 

中段の様子。
菌糸ビンや産卵セットを組んでいるようです。

産卵セットがあるせいか、温度は高めの27℃

 

同じ温室内と言えど、場所によってはこのように温度が違う場合があります。

本来は悩むところではあるのですが、逆にそれを利用する手もあります。

温度が高い場所に産卵セットを置いたり、低い場所にはじっくり育てたい菌糸ビン等を置いたりなどと、調整してみるのも良いと思います。

 

 

上段。

マット飼育と菌糸飼育の容器が見られます。

 

こちらは左側にある小さな温室の下段においてある温度計。
気温は21℃

左側の小さな温室は温度管理はしていないようなので、これがほぼ室温という事ですね。

21℃ならば、低温飼育をするのであれば、温室はいらない位の温度ですね。

 

温室外ではありますが、右側には常温管理することが菌糸ビンの姿も見えます。

聞くところによると国産オオクワガタがメインだそうです。

なるほど、国産オオクワガタならば常温飼育も可能ですからね~。

 

如何でしたでしょうか?

以上が友人中村氏の飼育部屋でした。
南国宮崎と言えど、冬場はやはり冷えますので、しっかりと温度対策をしているようですね。

温室も使う場所(地域)によって様々に状況(温度)が変わってきますので、その様子を見ながらご自分なりのオリジナル温室を作成すると良いでしょう。

道具を駆使して、お安く、丈夫でかつ便利な温室を作り、冬の寒さを乗り越えましょう!

中村氏、ご協力ありがとうございました!

 

※この温室作成方法はあくまで私や中村氏の作成方法の一例です。 人それぞれによって考え方や方法等は異なると思います。あくまで参考例として見ていただければ幸いです。

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