クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.2】2月時期のフィールド!【九州:宮崎編】
クワガタ野外採集記(昆虫採集記)、2018年度2回目のフィールド下見に行ってきました。
この日は宮崎は春の陽気に包まれて日中15℃を越えて来ました。
とはいっても採集フィールドは山間部なので、やはり気温は下がりますが、空気も澄んでいてとても気持ちが良いです。
採集地に到着。
ここはクヌギの群生がある場所。
予想通りまだ木の葉は枯れています。
落ち葉を拾い上げてみて、
枯れたクヌギの葉の表側
枯れたクヌギの葉の裏側
少し奥に移動。
ここは渓流地。
この周りにハルニレの木が自生しており、シーズン中にはミヤマクワガタを中心に、ノコギリ、コクワ、ヒラタ、スジクワ、カブトなどが集まります。
この時期は雨も少なく、渓流川は枯渇状態。
周りの景色も夏の緑色一色と違い茶色く見えます。
この地の一角に昨年スジクワガタがタコ採れした木があるので行ってみる事にしました。
ありました。
このハルニレの木です。
中を覗いてみますが、当然のごとく何も居ず。。。
直径は20cm位と細い木ですが、昨年(2017年)シーズン中にはたっぷりの樹液も出していて、ウロにはスジクワガタが沢山集まっていました。
(2017年7月14日飼育日記掲載のスジクワガタ)
この木はまさにスジクワガタの宝木でした。
近くの倒木に、
サルノコシカケと言われる霊芝が生えていました。
近くの植物の葉上では、
アシナガバチの姿が見られました。
気温が少し暖かくなったので、活動を開始したのでしょうか?
このような感じで、今年2回目の野外採集地下見を楽しみました。
この時期は当然のことですが、虫の気配はほとんどありませんし、山も静かでまさに春~夏に向けて休息しているかのように静かです。
採集活動としては何も収穫がないように思える冬の採集ですが、意外に冬だからわかる事もあります。
例えば冬はほとんどの草木が枯れる為、山間での視界が開け、遠くまでその様子が分かるようになります。
そして、夏には草などで隠されていた、新しい採集木等を発見出来るのも冬場の醍醐味でもあります。
実際、この日も新たに数本、夏にクワガタが集まりそうな木を見つける事が出来ました。
今年はこれらの木もチェックする木のリストに加えたいと思っております。^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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