国産オオクワガタの飼育【羽化報告】
少し前の羽化になりますが今回は国産オオクワガタの羽化報告をしたいと思います。
【国産オオクワガタ♂78.6mm】
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binoduosus
産地:日本国産地不明
累代:CB
【親情報】
♂71mm
♀41mm
【羽化体長】
♂78.6mm
【使用したエサ】
Element1100~Element1400の2本
【設定管理温度】
初令~2令時:25~27℃前後
3令時:23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約11ヶ月(合計12ヶ月程度)
<羽化までの手順>
幼虫状態で回収(1令)
↓
使用したエサは1本目はElement1100
↓
途中1回の交換(Element1400)
↓
羽化 ♂78.6mm
上記、この流れで育てました。
実はこの個体、昨年11月にご紹介した♂83.8mmと同じ兄弟なんです。
こちらの方が2ヶ月遅く羽化してきたので、先に羽化した♂83.8mmより大型を期待していたのですが、結果は大幅なダウン。
それでも親個体よりは大幅に大きく育ってくれましたので満足ですが、幼虫期間が長ければ長いほど良いというわけではありませんね。
また勉強になりました。
更に精進していきたいと思います。^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
3 Comments »
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こんにちは。
昨春、ふ化した国産オオクワガタの幼虫たちが続々羽化。
といってもメス2。オス1。
メスはマット飼育で標準的な大きさ。
オスは材飼育で自力ハッチしてるのを発見。計測して31mm。
ムシモンかと思いました。
体が伸びる前のしわしわの幼虫が材の表面で発見。人工蛹室へ移って貰いました。無事、サナギなるか心配です。
残る1頭は安否不明。材の奥なのか表面を割っても出てこず。
長くなりましたが、来春、31mmオスと同じくらい、あるいはそれより大きい40mmのメスたちと掛け合わせ出きるでしょうか?
体格が同じなら問題ないと思ってますが、大きなメス相手だと気になりました。
最後に親種にした川西オオクワガタも40mmない30少し越える程度でした。
遺伝でしょうか?それとも材飼育で菌糸みたいに栄養ないから小さいのでしょうか?
来年の繁殖が楽しみです!
よろしくお願いします。
Comment by やまたか — 2023年7月21日 @ 3:14 PM
やまたか様
レスありがとうございます。
♀より小さい♂でも基本的には交尾は可能です。
ただ体長の比率から言って、交尾しにくいということはあるかもしれません。
でも経験上、野外でも小さいカブト♂が大きい♀と交尾していたり、ノコギリでもそういう光景を見て来たので、交尾上手な♂ならばうまくやってくれるのではないかと思います。
小さい♂を使用しても、ある程度のサイズまでは(オオクワなら75㎜程度)エサの種類や飼育環境でも育つことが出来ると思いますが、大型サイズとなると遺伝的な要因も必要になってくるのではないかと考えます。
直親が小さいからといって、その前の世代の親が小さいとは限りませんからね(隔世遺伝)。
でも大きいことに越したことはないと思いますので、大型を目指すのであればより大きい♂を使用した方が無難だと考えます。
あくまで私個人の考え方ですのでご参考程度にして頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年7月22日 @ 8:24 AM
ご意見ありがとうございます。
参考にいたします。
Comment by やまたか — 2023年7月22日 @ 5:00 PM