エレガントゥルスコクワガタの飼育【幼虫飼育&産卵方法】
今回は外国産の小型コクワガタ、「エレガントゥルスコクワガタ」の飼育方法についてご紹介してみたいと思います。
【エレガントゥルスコクワ♂参考画像】
【エレガントゥルスコクワ♀参考画像】
【種類】
エレガントゥルスコクワガタ
産地:スマトラ島
小型ドルクス、エレガントゥルスコクワガタです。
赤褐色のボディがとても魅力的で、私も大好きなクワガタの一つです。
<幼虫飼育>
【設定管理温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間】
<菌糸の場合>
♂6~8ヶ月程度
♀6~8ヶ月程度
<マットの場合>
♂8~10ヶ月程度
♀8~10ヶ月程度
※ただし、個体差、管理温度の差などにより幼虫期間は変わります。
あくまで私が飼育した際の参考期間ですので、御了承下さいませ。
飼育はとても容易で、菌糸、マットどちらでも育ってくれます。
私のお勧めは菌糸ですね。
こちらの方がより大型になり良い結果が出ております。
マットは菌糸系でもあるきのこマットがお勧めです。
菌糸飼育より時間はかかります。
メリットは菌糸飼育個体よりも腹部の肥大が少ないスマートな個体で羽化することが多いです。
このことは材飼育でも言えると思います。
<産卵方法>
産卵方法はオオクワガタで多様する材転がしの産卵とは違い、材埋め込みタイプの方が過去の成績では良かったのでこちらを紹介したいと思います。
※基本材産みの種ですが、幼虫が材よりこぼれ落ちた時の事を考えて発酵マットにしておくのが無難かと思います。
【産卵にお勧めの材】
クヌギ材
コナラ材
レイシ材
カワラ材
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。
<手順>
まずは使用する材を用意。
下の画像はクヌギ材ですが、コナラ材でも構いません。
私的には少し柔らかい材が適していると感じますので、比較的柔らかめの材を用意すると良いと思います。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれます。
しかし過去の経験から考慮すると幼虫はほとんどが材中より得られているので、材産み中心と考えてよいと思います。。材の周りのマットは固めても良いですが、あえて固く詰めなくてもOKです。
完成です。
産卵セッティングに関しては上記のやり方でセットを組めば良いと思います。
如何でしたでしょうか?
エレガントゥルスコクワガタ、小型種ではありますが、本当に格好よく美しいクワガタです。
皆様も機会がありましたら、是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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2018年4月10日
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
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