5月に入り、とはいっても5月も既に後半ですが、気温もグッと上がって来ました。

私の採集フィールドである宮崎県はここ最近は真夏日の日も多く、完全に夏を思わせます。

 

梅雨を感じさせる紫陽花も綺麗に咲き誇るようになりました。

 

というわけで採集に行ってみました。

今回はその時の様子をご紹介してみたいと思います。

 

この日は昼間の気温31℃

メチャクチャ暑い日でした。

 

ポイントに着き、木々をチェックして回っていると、どこからともなくプーンと甘酸っぱい臭いが・・・。

その臭いを辿っていくと、

ありました。

甘酸っぱく発酵した樹液が出ているハルニレの木です。

 

ボクトウガやコウモリガの幼虫が穿孔した箇所から樹液が出て、それが暑い気温で発酵し、辺りいっぱいに甘酸っぱいまるでお酒の様な臭いを漂わせています。

この臭いに誘われて、様々な昆虫達がやって来ます。

 

ここにはクワガタの姿はなかったものの、ヨツボシケシキスイがいました。

沢山のアリ達も集まっていました。

樹液も沢山出ているしこれは期待が持てそうです。

 

 

ふと近くのハルニレを見てみると、

樹液だらけの小さな裂け目にクワガタの姿が!

 

ゆっくりと丁寧に取り出して見ると、

 

樹液まみれのネブトクワガタ♂でした。

今シーズン、ネブトクワガタ初採集です。

とても小さく、計測していませんが、体長はおそらく15mm程かと。

 

 

こちらの隙間にもネブトクワガタの姿が見えました。

 

同じく丁寧に取り出して見ると、

 

おお!なかなか立派なネブトクワガタ♂です。

体長は26mm(後程計測)でした。

大歯もしっかりと出ており、とても格好良い個体です。

 

それからしばらく周りの木を探しましたが、見つからず、何気に蹴ってみクヌギの木で、

 

上からコクワガタ♂が落ちて来ました。

 

 

小さいですが立派なコクワガタ♂です。

体長は約20mm前半位でしょうか。

 

 

さらに、近くのハルニレのウロから、

 

樹液まみれのヒラタクワガタ♂55mmをGET!

ヒラタクワガタも今シーズン初採集です。

 

 

順番が逆になりましたが、このウロに入っていました。

見付けた瞬間、気付かれて奥に入り込もうとしたので、撮影よりも先に抑えました。

 

このような感じで、2時間程採集を楽しみました。

 

今回は、

ヒラタクワガタ
ネブトクワガタ
コクワガタ

を見つけることが出来ました。

 

 

また何かが飛んでいたので、何気に振った網に、

 

クマバチの♂が入りました。

 

ハチの♂は針を持っていないそうなので、安心して撮影させて頂きました。

真ん丸のお目目がとても愛嬌があり可愛かったです。

 

 

このような感じで今季6回目の採集を終了。

今回は、コクワ、ヒラタ、ネブト3種類に逢うことが出来ました。

出逢う種類も次第に増えてきました。
次あたりにミヤマやノコギリにも出逢えれば嬉しいですね。

また次回が楽しみになりました。^^

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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